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国民生活は逼迫しているのに(C)日刊ゲンダイ
景気回復? 不都合な事実から目をそむけ思考停止に陥る日本
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/159528/1
2015年5月5日 日刊ゲンダイ
今年のゴールデンウイークの国内旅行者数は前年比3%増の2380万人(JTB調べ)で過去最高だという。
大マスコミはこれを「アベノミクスで景気回復の兆し」と解説する。テレビをつければ、行楽地ではしゃぐ人々の姿が映し出される。やけっぱちというのでもないが、どこか奇妙な高揚感である。
足元を見れば、サラリーマンの賃金は23カ月連続でマイナス。消費税率アップに加え、円安によるコスト高で乳製品や食用油、コーヒーなどの値上げが続き、国民生活は逼迫している。一方で国の借金は1000兆円を突破し、日本国債はまた格下げされた。とても浮かれていられるような状況ではないはずだ。
「世界」5月号で評論家の寺島実郎氏が〈日本人が経済的にも精神的にも貧困化し、アジアのダイナミズムに突き上げられながら物事を深く広く考察する余裕を急速に失いつつある〉と書いていた。
金融緩和は国民を豊かにすることなく、家計の可処分所得は大きく目減りした。貧富の格差は広がり、生活保護世帯は過去最悪を更新。空前の利益を上げた大企業が巨額の内部留保を積み上げているのも、経営者が為替の変動リスクに怯えているからである。もはや日本はアジアで最も豊かな国ではないという心理的圧力が日本人の心に高まっている。その結果、見たくない現実から目をそむけようとするムードが蔓延していると寺島氏はこう分析する。
〈経済的優位性に支えられた心の余裕は、経済的劣勢によってあえなく憔悴する。自分の価値を探究するよりも、「せめて近隣の国にはなめられたくない」というプチ・ナショナリズム的心理が頭をもたげてくる〉
〈「ここがすごいぞ日本人」といったTV番組が目につくが、自らを冷静に評価する眼差しを持たねば独りよがりになる〉
国中が不都合な事実から目をそむけ、自己肯定に逃げ込んで思考停止に陥っているのではないか。閉塞感の中で、この国は静かに沈みつつある。
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