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各政党の憲法記念日の談話〜改憲前のめりの自民、一線画す民主や維新&他党(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/390.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 5 月 05 日 11:53:09: EaaOcpw/cGfrA
 

http://mewrun7.exblog.jp/23058169/
2015年 05月 05日

 安倍首相と仲間たちや自民党の改憲派の最大の目標は、憲法改正を自分たちの手で実現させることにほかならない。(>_<)

 特に安倍陣営は、何とか安倍政権のうちに改憲の実現、つまりは改憲の国会発議、国民投票までこぎつけたいと考えており、2年後の2017年にこれらを実行に移すことを計画。
 GW明けの5月7日から、衆議院の憲法審査会が本格的な議論をスタートさせて、改憲案作成の準備にとりかかる予定になっている。_(。。)_

ところで、毎年、5月3日の憲法記念日に合わせて、各政党が公に談話を発表しているのだが。この記事では、今後の参考資料としてキープしておくためにも、それらを取り上げておきたい。

 まずは、各党の談話の要旨を・・・。

『3日の憲法記念日に合わせて、各党は談話を発表した。

 自民党は現憲法について「解釈では乗り越えられない限界点や矛盾が多く出てきている」とし、「憲法改正を推進するため、全力で取り組む」と訴えた。「わが党の(改正)草案をベースとしつつ、具体的には衆参の憲法審査会の場で幅広い合意を得るための努力を続けていく」とした。

 公明党は「新たな理念を加えて補強する『加憲』が国民の理解を得られる最も現実的で妥当なものだ」とした上で「『改正ありき』や『改正の期限ありき』ではない」と主張した。

 民主党の岡田克也代表は、安倍政権が憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使を認めたことについて「立憲主義の本質を全く理解していない者にしかできない」と批判。「憲法はGHQ(連合国軍総司令部)の素人が8日間で作り上げた代物」とする首相の発言に対しても「戦後日本が憲法とともに歩んできた道を否定するものだ」とした。

 維新の党の江田憲司代表は「『未来志向』の憲法を構想し、実現に向け果敢に取り組む」と表明。具体的には「道州制の導入」「首相公選制の導入」「一院制国会の実現」といった統治機構規定の改正を挙げた。

 共産党の山下芳生書記局長は、政権の安全保障関連法案を「憲法9条を踏み破り、日本を『海外で戦争する国』に作りかえるための『戦争立法』」とし、対決姿勢を示した。

 次世代の党の平沼赳夫党首は「日本固有の歴史や思想、文化を踏まえ、日本国民自身の主体的な発意により、自主的に制定されるべきだ」と主張した。

 社民党は、安保関連法案について「米軍とともに世界規模で戦争に加担できるようにする『戦争法案』を許すわけにいかない」と批判した。生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表は、集団的自衛権の行使容認の閣議決定を「なし崩し的に実質的な憲法改正を行っている」とした。

 日本を元気にする会の松田公太代表は「守るべき部分は守り、見直す部分は見直す。国全体でしっかりと議論していくことが重要」と主張した。新党改革は「平和主義を守りつつ、憲法のあり方を幅広く議論していく」とした。(朝日新聞15年5月3日)』

* * * * *

 自民党(特に安倍自民党)や次世代は、何とかして憲法改正を早く実現したいという立場。維新の超保守派も改憲への思いが強い。
 これと相対しているのが、絶対護憲を強く主張している共産党、社民党だ。(・・)

 公明党は、加憲の立場だと言っているけど。加憲とは、今の憲法は維持しつつ、必要なものを新たに加えるという意味で。現憲法の条項に着目すれば、大部分の議員や支持者は、(特に9条や人権規定は)かなり強い護憲の立場だと言っていい。

 維新の江田陣営やハト派は、改憲自体には反対ではないものの、安倍自民党が進める憲法改正、とりわけ戦前志向の超保守的な自民党の改憲草案には賛同できないという考えの人が多いし。みんなの党から派生した日本を元気にする会も、同じような感じだ。

 また、ここには談話が記されていないのだが、生活の党の小沢代表は、基本的には改憲派であるものの、やはり安倍自民党の進める改憲の手法や内容には疑問や批判を呈している。<尚、共同代表の山本太郎氏は、改憲には反対の立場で、GWには護憲派の集会に参加していたです。>

 民主党の場合は、改憲にかなり積極的な人がいる一方で、慎重派や護憲派など実に様々な議員がいるのだけど。改憲には賛成(or反対ではない)という立場の議員でも、やはり安倍自民党が進める憲法改正の手法や改正案には賛同できないという人が多いのが実情で。(保守タカ派は結構いるけど、安倍氏らのような戦前志向の超保守派は少ないので。)
 それゆえ、ここから安倍自民党が強行しようとしている改憲の準備には協力をしない方針をとることに決めている。(++)

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 さて、いくつかの政党が発表した談話を見てみよう。

 自民党の声明は、ひたすら改正のことを訴えている感じで。いかに憲法改正を早く実現したいと思っているかが、よ〜く伝わって来る。(@@)
<現憲法や三大原則を評価する言葉は一つもなくて。定着しちゃったけど、ともかく憲法は変えようという感じだもんね。^^;>

『憲法記念日にあたって(党声明)2015年05月03日 自由民主党

本日、憲法記念日を迎えました。

現行憲法の下で、国民主権、平和主義、基本的人権が普遍的価値として定着する一方、その成立の経緯やその後の時代の変遷とともに生じた現実との乖離から、現行憲法では解釈では乗り越えられない限界点や矛盾が多く出てきています。

このような観点より、自由民主党は現行憲法の国民主権、平和主義、基本的人権の3つの基本原理を継承した「日本国憲法改正草案」を取りまとめ公表致しました。

昨年、憲法改正国民投票法改正案が成立し、憲法改正のための手続きが整ったことを受け、今後は早期に憲法改正案について政党間協議の手続きに入るべきであると考えます。自由民主党としてはわが党の草案をベースとしつつ、具体的には衆参の憲法審査会の場で幅広い合意を得るための努力を続けて参ります。

いずれにしても、緊急に改正すべき課題もあることに加え、憲法改正は国民の意思で出来ることを、国民に実感していただくためにも、各党で憲法改正の一致点を見いだす努力を行っていくことが重要です。

憲法は、国民の手で今の日本にふさわしい内容としなければなりません。多くの国民の皆様に、わが党の「日本国憲法改正草案」について理解を深めていただきながら、憲法改正を推進するため、自由民主党は全力で取り組む所存です。引き続き国民の皆様のご理解をお願い申し上げます。』

* * * * *

 維新の党は、基本的には保守政党なのだけど。昨年、中道に近い穏健な保守派の江田憲治氏が率いる結いの党と合併。今は維新の党の代表を江田氏が務めている。
 で、今回の談話も江田氏名義で出しているため、維新の改憲論をアピールしながらも、安倍自民党とは一線を画すような内容の談話になった。(・・)

『平成27年憲法記念日にあたっての代表談話 5.3

 本日、68回目の憲法記念日を迎えました。

 維新の党は、「国民主権」、「基本的人権の尊重」、「平和主義」といった日本国憲法の基本原理が人々に受け入れられ、戦後、わが国に自由と民主主義が定着したことを高く評価しております。他方、憲法は不磨の大典ではなく、時代の要請に応じて、不断の見直しを行っていくべきと考えています。

 日本国憲法の平和主義は、今日の日本の国際的地位に相応しい貢献を国際社会全体の平和に対して積極的に行うことも含意していると考えます。そのために、国際的な視野を持って対外的な脅威に対処する体制づくりが求められておりますが、他方で、わが国自らが国際的な脅威とならないよう、これまでの専守防衛の考え方や、必要最小限度の実力としての自衛隊といった基本理念も維持する必要があります。維新の党は、この両者のバランスを取るため、結党時に「自衛権」を再定義し、その行使にあたっては、厳格な歯止めが必要であることを明確にしました。

 また、経済のグローバル化と大競争時代の荒波の中で、新陳代謝が遅れ、国力が停滞しています。この閉塞感から脱却するためには、「官治・集権」から「自治・分権」、「官権」から「民権」へと国家運営を転換する必要があります。そのために、維新の党は、広域地方政府として道州制の導入、首相公選制の導入、一院制国会の実現といった、「効率的で自律分散型の統治機構」を確立するための憲法改正を提案しています。

 このように、わが党は、日本国憲法の基本原理は堅持しながら、さらなる「未来志向」の憲法を構想し、実現に向け果敢に取り組みます。また、これからの憲法のあり方について、国民的議論が活発に行われるよう牽引役を果たして参ります。 維新の党代表 江田憲治』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 民主党も、岡田克也氏の名で「代表談話」を発表。岡田氏はふつーの保守(やや穏健?)で、基本的には改憲派なのであるが。
 岡田氏はきちんと現憲法や三大原理を尊重、評価して、記念日(お誕生日)を祝していた上で、安倍首相&超保守仲間が主導する改憲案や思想を批判。安倍自民党の今の改憲案や手法などには協力できないと会見でも明言している。(・・)

『【談話】憲法記念日にあたって 民主党代表 岡田克也

 本日、日本国憲法は施行から68年を迎えました。わが国は先の戦争に敗れ、その大きな反省に立って終戦2年後に施行された現行憲法を手にし、その定める「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」という三つの基本原理に基づき、かつこれを実践することで、現在では想像も出来ないほどの困難を乗り越え、平和と繁栄を築き上げて国民がみなその恩恵に浴し、国際社会の高い評価を得てきました。憲法と共に歩んだ戦後の歴史の重みをかみしめ、本日の憲法記念日を祝します。

 今、日本国憲法は、制定以来最大の岐路にあります。
 第二次安倍内閣発足後に進めてきた特定秘密保護法の制定、閣議決定による集団的自衛権の行使容認などは、立憲政治と民主主義に対する挑戦と言わざるをえません。自らのキ合に合わせて憲法解釈を変えるという行為は、立憲主義の本質をまったく理解していないものにしかできないことです。また安倍首相が現行憲法を、GHQの素人がたった8日間で作り上げた代物と発言するに至っては、戦後日本が憲法とともに歩んできた道を否定するものです。

 国民投票の実施をにらみ、安倍首相と自民党は一刻も早く改憲の実績をあげようと、国防軍創設や人権に対する過度な制約に見られる自分たちの憲法観を隠し、各党が賛同しやすい項目の絞り込みを進めようとしています。このお試し改憲と揶揄される不公正で無責任な政治手法を認めることは出来ません。

 民主党は結党以来、戦後に憲法が果たしてきた役割を高く評価した上で、今から10年前の2005年に「憲法提言」をとりまとめました。その中で、現行憲法を「不磨の大典」と捉えるのではなく、社会の変化に応じて見直していくこと、現行憲法で補えない点は憲法をより良く磨き上げて対応すべきであることを記しています。私たちが国民投票法の制定に主導的な役割を果たしたのも、そうした観点からでした。

 今後の憲法議論にあたっては(1)安倍首相が現行憲法と戦後の歩みを高く評価するとの認識に立つことを前提に(2)憲法が国民の自由や権利を保障するために国家権力を制限するルールであるという立憲主義の原理を踏まえ(3)良いものをさらに良くするとの共通認識に国会や政党が立脚した上で、丁寧な議論を進めて行くことを望みます。』

<公明党や生活などの談話も、近いうちにアップする予定。>

〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜

 さて、7日から衆院の憲法審査会が再開するのであるが・・・。

 自民党は、ふだんの国会は、野党の意見には耳も貸さず。勝手に法案の内容を決めて、強引に決議を行なって法律を作ってしまうのだけど。さすがに憲法改正では、そこまで強引なことはできないとわかっているし。多くの政党や議員の理解や協力を得たいと考えているようなのだ。^^;

 というのも、まず憲法改正の国会発議を行なうには、衆参各2/3の議席の賛成が必要なわけで。自民党以外に、何十人もの議員が賛成してくれるような改憲案を作らなければならないし。
 またその後の国民投票のことを考えた場合、できるだけ様々な政党や議員が(やや中道、ハト派っぽい政党や議員も)賛成してくれた方が、国民も安心して賛成しやすいという思惑も有しているからだ。(~_~;)

 それで安倍陣営は、橋下維新との間で、大阪都構想への協力と引き換えに改憲に協力してもらえないかという取引を行なったりもしているし。公明党とパイプのある自民党議員が、かつて公明党は加憲の候補の具体例として挙げていた環境権の必要性をアピールしたりしているのだけど。
<公明党は、環境権は加憲の候補から外すことを検討しているんだけどね。(・・)>

 おそらく、ここから自民党は、様々な手を使って、江田維新や民主党保守派の議員を自分たちの方に引っ張り込もうとするのではないかと察する。(-"-)

* * * * *

 ということは、逆に言えば、民主党や江田維新、生活山本などが、いかに協力して<改憲に関しては公明党も巻き込んで、ここぞという時はいざという時は共産党や社民党とも手を組んで>、安倍自民党と対峙して行けるかということが、大きな鍵になるわけで・・・。

 まあ、もしかしたら国民の多くは、民主党をはじめ野党各党にほとんど期待する気がなくなっているかも知れないのだけど。<勢いが増している感じの共産党は除く?>
 どうかアンチ安倍政権、アンチ安倍自民党という枠組み、グループとしてとらえ、後押しをして欲しいと願っているmewなのだった。(@@)

                       THANKS

 

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コメント
 
01. 2015年5月05日 12:25:26 : wlAH7gGmnE
 
 
東京都連の保守系民主党議員の主張は?
 

■ 中曽根元首相「長い間改憲できず申し訳ない」 新憲法制定議員同盟 民主・松原氏も改憲訴え
 
超党派の国会議員らでつくる「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)は1日、東京・永田町の憲政記念館で「新しい憲法を制定する推進大会」を開催した。
 
大会に招かれた民主党の松原仁元拉致問題担当相は「米国によって短期間につくられた憲法にはドラマがない。日本人を奮い立たせる背景はない。憲法を変えることによって初めて日本人は大きなエネルギーと活力を持つようになる」と強調した。

(産経ニュースhttp://www.sankei.com/politics/news/150501/plt1505010030-n1.html
 
 


02. 2015年5月05日 12:33:34 : 8iC1yVK51o
 
元・民主党議員(現・次世代の党議員)の主張です。
 
 
■ 松沢しげふみ
  
私たちは、「国民の手による新しい憲法の制定」を
基本政策の第一に掲げています。

憲法は不磨の大典ではありません。
時代の要請に合わせて常に見直していく必要があります。

ましてや日本国憲法は、終戦直後にGHQが
大急ぎで作り上げ、我が国に押しつけたものです。

 


03. 2015年5月05日 12:47:04 : 8iC1yVK51o
 
民主・前原氏ら“離党予備軍”参加 憲法改正議連設立
 
 
■ 政界再編の布石か 民主・前原氏ら“離党予備軍”参加 憲法改正議連設立 (ZAKZAK)
  
民主党、日本維新の会、みんなの党の野党3党の有志が、憲法改正について規定した96条の改正を目指す議員連盟を設立することが明らかになった。
 
特に、支持率が低迷して分裂含みとされる民主党からは、前原誠司元代表ら“離党予備軍”が参加予定という。
 
永田町では「政界再編の布石ではないか」と見る向きも多い。
  
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/592.html
 



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