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2015年05月05日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆超党派の日中友好議員連盟(会長・高村正彦自民党副総裁)メンバーは4日午後、北京に到着した。訪中団は、高村正彦副総裁のほか、公明党の北側一雄副代表、民主党の高木義明国対委員長ら7党11人で構成。同日夜に中日友好協会会長の唐家璇元国務委員と会談。2014年5月の同議連の訪中では、中国共産党序列3位の張徳江・全国人民代表大会常務委員長らと面会した。この後、議会交流が再開している。今回も習近平政権指導部の要人との会談を要請している。
◆高村高村正彦副総裁は「政府同士が外交をしやすいよう国民感情の改善を図ることが第1の目的」と説明している。だが、自民党側から「集団的自衛権行使容認・憲法解釈変更・閣議決定(2014年7月1日)」から「新しい日米防衛協力ガイドライン」「安保法制関連法改正案」の作成まで主導してきた事実上の最高責任者として、中国側には「あくまで憲法に基づく、専守防衛の範囲内で抑止力を強め、戦争を未然に防ぐ目的であることを説明し、理解を求める」と話しているという。
だが、中国側は、安倍晋三首相が4月29日午前(日本時間30日未明)、米議会上下両院合同会議で演説し、「日本はいま、安保法制の充実に取り組んでいます。実現のあかつき、日本は、危機の程度に応じ、切れ目のない対応が、はるかによくできるようになります。この法整備によって、自衛隊と米軍の協力関係は強化され、日米同盟は、より一層堅固になります。それは地域の平和のため、確かな抑止力をもたらすでしょう。戦後、初めての大改革です。この夏までに、成就させます」と大見得を切ってきたことを重視している。
つまり、「憲法に基づく、専守防衛の範囲内で抑止力を強め、戦争を未然に防ぐ目的」と説明しても、中国側が、すんなりと信用するはずはない。「新しい日米防衛協力ガイドライン」「安保法制関連法改正案」が、「仮想敵国=中国」を大前提としていることが、だれの目にも明らかであるからだ。
◆それどころか、中国側は、安倍晋三首相が、「国防軍創設」を重要な柱とする日本国憲法改正を政治日程に乗せていることを知っている。すなわち、2016年7月の参院議員選挙後、第1段階目の憲法改正を目的に「衆参両院で憲法改正発議」をして、国民投票を実施し、賛否を問う。次いで、第2段階目の憲法改正(国防軍創設を含む)を行うというスケジュールである。
中国側は、安倍晋三首相が、日米同盟強化を目的に陸海空3自衛隊と米軍の緊密な連携協力体制を隠れ蓑にして「戦後レジームからの解放」「日本を、取り戻す。」という大目標の核心部分である「大日本帝国復興と大日本帝国陸海軍再建」を図ろうとしていると見抜いている。
また、米国の「軍産協同体制」が、生き残りをかけて、戦争経済を活性化させるために、
何としても「第3次世界大戦」を勃発させようと策動していることや、安倍晋三首相が、「米国偏重の外交政策」を推進するなかで、「第3次世界大戦」に引きずり込まれていこうとしていることを先刻承知している。
唐家璇元国務委員は、安倍晋三首相を支えている自民党、公明党の連立政権が、日本を再び、危険な破滅の道に誘導していることに強い懸念と警戒心を抱いていると見られる。 このため高村正彦副総裁のほか、公明党の北側一雄副代表、民主党の高木義明国対委員長ら7党11人が、「安倍晋三首相と習近平国家主席が、2度の日中首脳会談を実現し、日中雪解けムードに変わってきている」と即断しているとしたら、大きな錯覚である。
【参考引用】 どうしん ウェブは5月4日午後2時16分、「超党派・日中議連が北京到着、関係改善の流れ後押し」という見出しをつけて、以下のように配信した。
【北京共同】超党派の日中友好議員連盟(会長・高村正彦自民党副総裁)メンバーは4日午後、北京に到着した。同日夜に中日友好協会会長の唐家璇元国務委員と会談する。習近平政権指導部の要人との会談も要請しており、安倍晋三首相と習国家主席が4月にインドネシアで約5カ月ぶりに会談したことを踏まえ、両国関係改善の流れを後押ししたい考えだ。要人との会談が実現すれば、中国が主導し設立するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に関し意見を交わすとみられる。首相が今夏発表する戦後70年談話も取り上げられる可能性がある。
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