http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/236.html
Tweet |
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150501/plt1505010830001-n1.htm
2015.05.01
★(1)
「朝5時過ぎには起きて、すべての朝刊に目を通す。7時ごろの朝食は仕事の打ち合わせを兼ねたものになる。夜は、議員や官僚などと4、5件の会合はザラ。この2年以上、プライベートはゼロでしょう」
菅義偉官房長官の24時間をよく知る、自民党中堅議員はこう明かす。
安倍晋三首相がやりたい課題だけではない。菅氏は法案や有事、閣僚スキャンダルなど「人事や根回し、ときにはこわもてなど、あらゆる手を使う」(前出議員)ことで、政権のガバナンスを一手に引き受けてきた。
一方で、安倍首相が靖国神社に参拝しようとしたときは、「いまは止めた方がいい」と諫言する。それでも首相の意志が固ければ、大きな傷を負わないように次の手を打つ。「そうした距離感が側近として最高」(官邸スタッフ)なのだ。
菅氏の役割も奏功し、内閣支持率は安定しているが心配事もある。
過去の政権を見ると、安定は逆に内部に緩みや余裕をもたらし、「いがみ合い」が始まる。自民党ベテラン議員は「その兆しが、菅氏をめぐって聞こえてくるようになった」と話す。
安倍首相を長く支えてきた、いわゆる「お友だち」の中には、第1次政権の時から接近してきた菅氏を新参者扱いする者も多い。
「彼らは、菅氏が主導して敗れた佐賀県知事選の後や、昨年末の衆院選の後などに『勝つと言ったじゃないか』『300議席は行くと言ったじゃないか』と、陰で批判していた」(前出中堅)
最近では沖縄問題だ。
菅氏は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、沖縄に対して、目に見える負担軽減やオスプレイ訓練の本土分担などで配慮してきた。そこへ、翁長雄志知事が沖縄防衛局に作業停止指示を出したことから、正面衝突となった。
前出のベテラン議員が指摘するのは、安倍首相周辺が、菅氏をフォローしないことだ。
「お友だちの1人が『沖縄は菅氏に任せる』と言っていたが、それは、『失敗すれば菅氏の責任』という意味だ。沖縄問題はこれまで、政府以外も、みんなが沖縄に入って『オール政府・オール自民党』で対応してきたが、今はそれがない」
そうした不協和音が耳に入っても、菅氏は「ブレずに徹底してやる」(前出中堅)と意に介していないという。
ゴールデンウイーク明けの国会は、安全保障法制の整備だけでなく、雇用や農協改革、原発再稼働など、支持率に直結する政策課題がめじろ押しとなる。菅氏の手腕と、政権与党全体の後押しが一層必要になる。 (政治ジャーナリスト・鈴木哲夫)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK184掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。