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http://mewrun7.exblog.jp/23040846/
2015年 05月 01日
http://mewrun7.exblog.jp/23036396/
つい昨日『金権体質の安倍政権〜メディアも機能せず、ダーティーな中央支配に逆戻りか?』って記事を書いたばかりだったのだけど・・・。
何と自民党の議員&支持団体の間で、またまた「政治とカネ」の問題が浮上。東京地検特捜部が強制捜査に乗り出した。(**)
しかも、東京地検が30日に政治資金規正法違反の疑いで強制捜査(家宅捜索)を行なったのは、あの日本歯科医師連盟本部の事務所であるとのこと。
そう、約10年前にも選挙買収や闇献金が発覚して事件になった、あの日歯連だ。(・o・)
<日歯連事件 wikipedia
2004年春に日本歯科医師連盟による診療報酬を巡る汚職事件や日歯会長選に絡む横領と政界に絡む選挙買収や闇献金が発覚。日歯連幹部6人、中医協委員2人、自民党国会議員2人、自民党派閥会計責任者、地方議員5人ら計16人が起訴され、全員の有罪が確定した。(詳しくは*1に。mew注・この事件は、都合よくストーリーに書き換えて、無実の人を罪に陥れたおそれがあるかもと見る人もいる。)>
その日歯連が、今度は迂回献金の疑いで、強制捜査を受けたというのだ。(~_~;)
* * * * *
『日歯連=日本歯科医師連盟が参院議員を支援する政治団体への寄付について、収支報告書に嘘の記載をしたとして、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いで強制捜査に乗り出しました。
収支報告書によりますと、日歯連はおととし、民主党の西村まさみ参院議員を支援する政治団体に5000万円を寄付。同じ日、この団体からは自民党の石井みどり参院議員を支援する政治団体に、同じ5000万円が寄付されていました。
その2か月後には、日歯連から直接、石井氏を支援する団体に4500万円が寄付されていました。
日歯連の内部文書では、「活動に必要な予算は9500万円」、「寄付は法律で5000万円が限度となっているため、別の団体に寄付し、改めて寄付をした」などと記されていて、特捜部は、日歯連が2つの団体への寄付だったように収支報告書に嘘の記載をしたとみて、押収した資料の分析などを進めるものとみられます。(TBS15年5月1日)』
* * * * *
『日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)を巡る政治資金規正法違反事件で、石井みどり参院議員(自民)を支援し、2013年に「迂回(うかい)献金」を受領したとされる関連政治団体が、12年にも日歯連から13年と同額の4500万円の寄付を受けていたことが分かった。ほぼ全額が翌年に繰り越され、大半が石井氏が参院選に出馬した13年に使われた。選挙に向けて日歯連が独自の活動費を関連団体にためていた可能性がある。【近松仁太郎、石山絵歩】
東京地検特捜部は30日、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で日歯連事務所などを家宅捜索。関係者からも任意で事情を聴いているとみられ、関連団体の活動実態や献金の経緯を解明する。
政治資金収支報告書によると、「石井みどり中央後援会」は11年は収入がほぼゼロ、支出も前年からの繰越金約4000万円を日歯連に寄付しただけだったが12年は日歯連から4500万円の寄付を受けた。さらに13年に日歯連から4500万円を受け、西村正美参院議員(民主)を支援する「西村まさみ中央後援会」からも迂回献金と指摘される5000万円を受領した。
12年からの繰越金と合わせた13年の収入は約1億3600万円で、このうち約1億円が同年に「支援者名簿データ化」や「印刷代」などに支出され、石井氏は13年7月の参院選で当選した。
一方、西村まさみ中央後援会は11、12年の資金移動はほとんどなく、13年も日歯連から石井氏後援会への5000万円の「迂回献金」以外の支出入は実質的になかった。
両議員はいずれも日歯連が組織内候補として擁立。二つの後援会の代表はいずれも日歯連会長が務め、事務担当者や電話番号も同一だった。「日歯連独自の選挙資金の受け皿として利用された可能性がある」と指摘する関係者もいる。
石井氏の事務所は「後援会は日歯連の政治団体で、議員の政治団体ではない。資金の流れなどは関知及び把握していない」、西村氏の事務所は「議員の政治団体ではなく、寄付について一切存じ上げない」としている。(朝日新聞15年5月1日)』
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どうやら、日歯連内部でも、この資金移動は迂回献金に当たるのではないかという疑念が出ていたようで。会長名で、寄付の上限が5000万円であるとの釈明がなされていたとのこと。(~_~;)
<自分で政治資金規正法の上限を逸脱するためって、暴露しているようなものじゃんね〜。(>_<)>
『政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が石井みどり参院議員(自民)の後援会に「迂回(うかい)寄付」をした疑いがある問題で、日歯連は今年1月、「迂回」と指摘される資金移動をした理由について、「政治資金規正法が寄付の上限を5千万円と定めているため」という趣旨を記した文書を幹部会員に配布していたことが分かった。朝日新聞がこの内部文書を入手した。
東京地検特捜部は30日、政治資金規正法違反の疑いで、東京都内の日歯連本部事務所を家宅捜索した。
日歯連をめぐっては、2013年参院選で当選した石井氏の後援会に対して同年、同法の年間上限5千万円を超える計9500万円の寄付をした疑いが持たれている。
政治資金収支報告書によると、日歯連は13年1月23日、西村正美・参院議員(民主)を支援する「西村まさみ中央後援会」に5千万円を寄付。西村後援会は同日、石井氏を支援する「石井みどり中央後援会」に同額の5千万円を寄付した。その後、日歯連は同年3月15日、石井後援会にも4500万円を直接寄付し、結果的に、計9500万円が日歯連から石井後援会に渡った形だ。
入手した内部文書は、今年1月27日付で高木幹正・日歯連会長名で出されたもの。この4日前の日歯連の臨時評議員会で「迂回寄付」の疑いが指摘されたため、全国の評議員らに向けて釈明をしたものだ。(朝日新聞15年5月1日)』
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『東京地検特捜部が強制捜査に着手した政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)の政治資金規正法違反事件をめぐり、今年1月に開催された日歯連の臨時評議員会で、一部の評議員から「迂回(うかい)献金ではないか」と指摘されていたことが30日、日歯連の内部文書から分かった。日歯連会長は「迂回献金ではなく、違法性はない」と説明。識者は「日歯連会長の説明は詭弁(きべん)だ」と指摘している。
文書からは、組織内でも違法性を疑う声が上がっていたことや、寄付が一部の役員によって決定されていた実態がうかがえる。
産経新聞が入手したのは「第123回臨時評議員会の質問について」と題された今年1月27日付の文書。日歯連の高木幹正会長から、各都道府県の歯科医師連盟会長と日歯連評議員に宛てられていた。
文書で高木会長は「石井みどり中央後援会と西村まさみ中央後援会は、議員個人や政党とは全く関係ない独立した組織」と説明。「1月23日の臨時評議員会で、日歯連から石井みどり中央後援会への迂回献金を疑う質問があったが、迂回献金とは時事用語で『法で禁止された政治家個人に対する資金供与を、政党など第三者を迂回させて行う献金方法』とされ、議員や政党に全く関係ない石井みどり中央後援会への資金移動にこの言葉を用いるのは妥当ではない」とした。
また「平成25年の石井みどり中央後援会の活動予算額は9500万円だったが、政治資金規正法上、政治団体間の寄付は5千万円が上限となっているため、4500万円を石井みどり中央後援会に寄付し、残り5千万円を西村まさみ中央後援会に寄付した後に、改めて石井みどり中央後援会に寄付する形で資金移動した。政治家個人への資金供与ではなく迂回献金には当たらない」「弁護士からも違法ではないとの回答を得ている」と説明した。
政治資金規正法に詳しい神戸学院大法科大学院教授の上脇博之教授(憲法学)は「日歯連は迂回献金の定義を狭めて違法性はないとしており、詭弁だ。文書は『5千万円の上限をかいくぐるため別の政治団体を迂回させた』と自白しているに等しく、違法性認識の証明といえる」と指摘。
その上で「各後援会が実質的に日歯連と一体だったのか、誰のどのような意思決定の下で寄付がなされたのかの解明が捜査のポイントになるだろう」と語った。(産経新聞15年5月1日)』
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しかも、日歯連は、このような迂回献金を10年にも行なっていた可能性があるという。(-_-)
『政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が石井みどり参院議員(自民)の後援会に事実上、法定上限を超す寄付をした問題に絡み、2010年にも日歯連から西村正美参院議員(民主)の後援会に対し、別団体を経由させる方法で、上限を超える計1億円が寄付されていたことが30日、分かった。
政治資金規正法は、政治団体間の寄付を年間5000万円に制限している。東京地検特捜部は30日、石井氏の後援会への寄付をめぐり、政治資金規正法違反容疑で、東京都千代田区の日歯連事務所などを家宅捜索した。
政治資金収支報告書によると、日歯連は10年3月30日、西村氏を支援する政治団体「西村まさみ中央後援会」と西村氏が代表を務める「民主党参議院比例区第80総支部」にそれぞれ5000万円を寄付した。総支部の10年の収入はこの5000万円がほとんどで、同年5月13日に同額を同後援会に寄付しており、日歯連は後援会に対し、実質的に年間計1億円を寄付した格好となった。
西村氏は10年7月、日歯連の推薦を受け参院選で初当選している。(時事通信15年5月1日)』
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この東京地検の捜査を受けて、西村正美氏の所属する民主党の枝野幹事長は、議員本人に説明させるようにしたいと発言。自民党幹部も説明責任の必要性は感じているようだ。(・・)
政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)が政治資金規正法違反の疑いで東京地検特捜部の強制捜査を受けた。後援会が関係したとされる自民党の石井みどり参院議員側は関与を否定するが、石井氏が所属する額賀派幹部は「政治家個人として説明責任は果たさなければいけない」と語った。
民主党の西村正美参院議員の後援会も関与が指摘されており、同党の枝野幸男幹事長は30日、国会内で記者団に「わが党の議員の名前が出ていることは大変遺憾だ」と述べた。その上で「事実関係をしっかりと調べ、本人にもきちんと説明させるようにしたい」と語り、捜査の行方をみながら対応を検討する考えを示した。
ともに歯科医の石井、西村両氏は、日歯連の推薦で参院選比例代表に立候補した。日歯連は自民党の有力な支持団体で、平成19年の参院選は石井氏が当選したが、民主党政権の22年参院選では同党の西村氏を擁立し、当選させた。自民党が政権に戻った後の25年参院選は石井氏を支援。来年夏の参院選は改選を迎える西村氏ではなく、自民党からの出馬を前提に、1月の臨時評議員会で新人の砂川稔氏の推薦を決定した。(産経新聞15年5月1日)』
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何か民主党の議員から自民党の議員のところに、迂回献金をするというのは妙に思うかも知れないのだけど。西村氏も石井氏も、日歯連から「政権与党」に送り込まれたコマに過ぎず。政治思想などは関係ないのである。(~_~;)
日歯連は、基本的には自民党の有力な支持団体で。通常は、自分たちが選んだ候補を自民党から比例選で立候補させて、全国の組織の票を集めて当選させると共に、選挙や政治活動のための費用を献金している。
このような団体は、ともかく政権与党に議員を出しておかないと(&自分たちの要求を通せないと)意味がないという考えを持っているわけで。これまでなら、ずっと自民党が政権与党だったからよかったのだけど。2009年から民主党が政権をとってしまったので、予定が狂うことに。^^;
で、2010年の参院選は、民主党から西村氏を擁立し、当選させることに成功したのだけど。2013年には、もう自民党政権に戻ったので、今度は石井氏を自民党から擁立することにしたのだけど。
上の記事にもあったように、9500万円ほど活動資金が必要なのに、献金の上限は5000万円と決められているので、とりあえず西村氏に5000万円献金して、西村氏の事務所から石井氏
のところに寄付をするという方法をとったと見られている。(・・)
<民主党にいる西村氏は、もう「お役ごめんのお払い箱」で。上の記事にもあるように、次の参院選では、日歯連は別の候補を自民党から擁立するんだよね。^^;>
前回の日歯連事件の時には、途中から話がおかしくなって、「あれあれ〜?」という感じになってしまったのだけど。東京地検特捜部は、今度こそしっかりと真相解明して欲しいと思うし。
そろそろいい加減、メディアも国民も、安倍自民党の政治とカネの問題を突っ込んでもいいのではないかと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
日歯連闇献金事件
日歯連闇献金事件(にっしれんやみけんきんじけん)とは日本歯科医師連盟が自由民主党所属の国会議員に闇献金した事件。
平成研属す中原爽が再選目指す第19回参議院議員通常選挙を直前に控えた2001年7月2日、東京都内の料亭で平成研(橋本派)会長の自民党総裁及び総理大臣経験者橋本龍太郎、野中広務元自民党幹事長、青木幹雄自民党参院幹事長の3人が日本歯科医師会の臼田貞夫会長から1億円の小切手を受け取る。この1億円の政治献金に対して、臼田は領収書の発行を要求したが、橋本派側は2002年3月13日の橋本派幹部会で、領収書を出さず収支報告書に記載しないことを決めた(政治資金規正法違反)。
2004年7月、日歯連事件に絡んで発覚した。橋本派は政治収支報告書を訂正し、橋本は橋本派会長を辞任した。
捜査
橋本派の会計責任者の証言では当時入院していた橋本龍太郎会長を除いた2002年3月13日の橋本派幹部会で、村岡兼造橋本派会長代理、野中広務事務総長、青木幹雄、上杉光弘元自治相の4人が出席、その席上で選挙の年なので多額の献金が目立つので領収書を不発行とすることを村岡が主導で決定したとした。
橋本派幹部からは村岡が在宅起訴されたが、橋本、青木は証拠不十分で不起訴となり、野中は関与しているが積極的でないとして起訴猶予となった。これについて検察審査会で「起訴猶予は不当である」とする議決を行った(検察審査会から議決されただけなので再度起訴されることは無いとされる)。
裁判
その後、臼田貞夫と橋本派の会計責任者が逮捕され、起訴。臼田は懲役3年、執行猶予5年の有罪判決となった。橋本派の会計責任者については禁固10月、執行猶予4年の有罪判決となった。
村岡の第一審の東京地方裁判所一審では青木、野中、橋本が証人として出廷し、村岡と対峙した。3人とも、小切手授受の現場に居合わせた記憶はないと主張した。特に橋本が出廷した時にはかつて橋本が首相時代に村岡が首相の女房役である官房長官であったことから、首相と官房長官という関係だった2人がこの事件で法廷で対立している様子が取り上げられた。村岡は「幹部会でヤミ献金の話が出たことはなく、1億円については報道で初めて知った」と全面無罪を主張。また弁護側は、村岡は当時派閥の会長代理の職にあったものの、同職は常設のポストではなく、村岡が同事件を主導したとする検察の主張には疑問が残ると主張。
2006年3月30日、東京地方裁判所(川口政明裁判長)は村岡に無罪判決を言い渡した。判決では、「橋本龍太郎元首相や幹部、自民党全体に累が及ばないように虚偽の証言をした可能性がある」「元会計責任者の供述内容も一貫性がなかったり矛盾点があるとして、とうてい信用することはできない」と断じた。検察は控訴。
2007年5月10日、東京高等裁判所(須田賢裁判長)では禁固10ヶ月、執行猶予3年の逆転有罪判決を下した。元会計責任者の供述内容の評価は第一審とは正反対に「自然で合理的」、「根幹部分で逮捕直後から一貫している」と、証言の信用性を認めた。なお、この判決で野中のアリバイが偽証であると認定された。
2008年7月14日、最高裁は上告を棄却し、村岡の有罪判決が確定した。
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