http://www.asyura2.com/15/senkyo184/msg/210.html
Tweet |
カネは何に使ったのか(C)日刊ゲンダイ
小渕優子氏「不起訴」の大甘処分…検察の怠慢と消えた1億円
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159473
2015年5月1日 日刊ゲンダイ
「検察官の付けているバッジには、どんな意味があるのでしょうか?」「厳正な検事の職務とその理想像とが相まって『秋霜烈日のバッジ』と呼ばれているようです」――。
検察庁のホームページには、こんなくだりがあるが、大ウソだということがハッキリした。小渕優子前経産相(41)のデタラメ政治資金問題をめぐる東京地検特捜部の捜査を見ると誰もがそう思ったに違いない。
「不明朗な会計処理」「資金操作」「帳簿外で支出」――。新聞・テレビは淡々と報じたが、要するに小渕事務所では長年、「裏金づくり」が常態化し、判明しただけでも金額は3億円以上あったということ。簿外処理された使途不明金も1億円に上るという。
悪質極まりない重大犯罪だが、特捜部は小渕氏の元秘書で群馬・中之条町の折田謙一郎前町長(66)と資金管理団体「未来産業研究会」の加辺守喜元会計責任者(62)の2人を政治資金規正法違反罪で在宅起訴しただけ。肝心の小渕氏は「不起訴処分」というからビックリ仰天だ。
「略式起訴、罰金で済ませなかっただけマシ」なんて声もあるが、冗談じゃない。折田前町長らはパソコンのハードディスクをドリルで破壊して「証拠隠滅」を図った連中だ。身柄を勾留して起訴するのが当然だろう。なぜ在宅起訴にするのか。サッパリ分からない。
一部報道では、違法に捻出した億単位のカネは、派閥議員の「陣中見舞い」や、秘書らが地元有力者と飲食する際の費用に使われたという。事実なら、どう見ても「買収」や「賄賂」だ。公選法違反や贈収賄事件の可能性もある。規正法違反罪で済む話じゃないのだ。
小渕氏も小渕氏で「政治的、道義的責任を痛感しています」なんて短いコメントを出しただけ。まるで他人ヅラだが、昨年10月の会見で公言した「第三者委員会による調査、公表」は一体、どうなったのか。国民をバカにするにも程がある。神戸学院大大学院教授の上脇博之氏はこう言う。
「果たして収支報告書に記載できない『やむを得ない支出』という説明は本当なのでしょうか。飲食代などと言っているようですが、それなら収支報告書にきちんと書けばいい話です。つまり、領収書のもらえないカネというのは『どうしても表に出せないカネ』だったのではないかと疑われても仕方ありません。仮に小渕氏の選挙で使われたとすれば、議席の正当性が問われる重大な問題です。実際は何に使われていたのかが明らかにならない限り、真相解明は程遠いでしょう」
その通りだ。それなのに特捜部は早々と捜査を打ち切り、「(小渕氏は)刑事責任に問える証拠がない」なんてアッサリ白旗を揚げている。会計責任者や秘書をいきなり逮捕し、全国から検察官を集めてネチネチと捜査を続けた09年の「小沢事件」と大違いだ。カネは何に使われたのか、1億円はどこに消えたのか。検察の怠慢捜査で、小渕氏の逃げ切りを許したらダメだ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK184掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。