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「こんな最終報告書でお茶を濁すとしたら、NHKには自浄能力がないと言われてもやむを得ない」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17248.html
2015/4/30 晴耕雨読
toriiyoshiki氏のツイートより。https://twitter.com/toriiyoshiki
ぼくはママサンさんのように報告書の全文を読んだわけではない。
あくまで今夜の「クローズアップ現代」を見た限りで感じた違和感なのだが、それにしても(ママサン氏やぼくなど)報道現場を肌で知る人間にとってはあまりにも奇妙な事実認識であり、論理である。
喉に刺さった小骨のように気に障るのだ。
明らかにされた事実だけで論じるが、撮影場所となったビルの一室には撮影クルーが先に着いていて、そこに問題の記者が「ブローカー」とされたA氏、多重債務者のB氏と一緒にタクシーで現れた。
で、「15分か20分くらい話をしてください」というような意味のことを言って撮影が始まったという。
つまり、「多重債務者」と「ブローカー」の相談の場をNHK側でセッティングしたことは間違いない。
もし記者が本当にA氏をブローカーだと信じていたのだとしても、これでは(最大限好意的に見て)「再現映像」、リアルに評価するなら「現場の捏造」というしかない。
そのうえで、「相談」の撮影が終わった後、記者はA氏にインタビュー。
その間はB氏を待たせておいて、今度はわざわざ後を追う形をとってB氏に「突撃インタビュー」を行なっている。
すべて記者が仕組んだのでない限り、現実の取材でこんなことは起こりえない。
つまり、例えA氏がブローカーだと信じるに足る状況があったとしても、現場はすべて記者によって「作られた」ものだというしかない。
ここまでやった記者が、撮影に使われた部屋がB氏の知人の部屋だったことを知らず、「ブローカーのアジト」だと表現したことを単なる「取材不足」だと言っていいのか?
それじゃぁ世間様は通りませんよ、と言いたくなるほど不自然な判断ではないだろうか。
こんな最終報告書でお茶を濁すとしたら、NHKには自浄能力がないと言われてもやむを得ない。
繰り返すが、最大の問題は、この記者の異常な「取材」ぶりを目の当たりにしながら結果として加担した(=共犯関係である)ディレクターや撮影クルー、編集マンの職業倫理の低さである。
記者は38歳というから現場ではキャップ・クラスの「実力者」だったのだろうと推測する。
ディレクターはたぶん記者より後輩であまり強いことも言えず、カメラ・クルーや編集は外部スタッフで立場が弱かった可能性もある。
とはいえ、記者の暴走に加担した責任は「やはり重い」と言わざるを得ない。
ぼくはたぶん一面識もないはずのこの記者を絶対に許しはしないが、それ以上に、こうした功に走っての暴走に誰もブレーキをかけることができなかったNHKの報道現場の頽廃こそが深刻な問題だと思う。
それを「いわゆるヤラセとは言えない」などと強弁する組織風土にも危機感を拭えない。
「視聴者の信頼の回復」をいうのであれば、この際、担当者をかばい立てをするのではなく、きちんと膿を出し切ることが大切だと思う。
部外者のぼくには断言はできないが、どうも報道現場の組織風土の問題があるように思えてならない。
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