http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/863.html
Tweet |
「よく逮捕状が出たな。→東京新聞:13日間放置 官邸、空の警備「穴」:落合洋司氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17222.html
2015/4/27 晴耕雨読
よく逮捕状が出たな。
→東京新聞:13日間放置 官邸、空の警備「穴」:社会(TOKYO Web) http://t.co/KBXT74vT1e
ドローンの業務妨害?事件は、とても起訴できそうな感じじゃないな。
勾留つくのか。
例えば、何かをアピールするためにアドバルーンを上げても、それが業務妨害罪になるとは考えにくいだろう。
アドバルーンが風で流されてどこかの家の屋根に引っかかって、気づくのに数日かかって取るのに手間暇かかって迷惑だった、となっても業務妨害罪にならないのではないか。
ドローンが、それとどこで異なって業務妨害罪になるのか、素朴に疑問を感じる。
けしからん、ということこと、犯罪の成否は分けて考える必要がある。
和凧に、安倍政権粉砕と垂れ幕つけて首相官邸の上で上げたら業務妨害罪になるのか、とか、考え始めるとますます分からなくなる。
業務妨害罪は危険犯なので、業務妨害の危険が生じれば犯罪は成立し、実際に業務妨害の結果が生じる必要はない。
ただ、ドローン事件で、その危険をどうとらえるかだろう。
抽象的危険犯ととらえる考え方もあるが、ある程度の具体性を帯びないと、身柄とか起訴は難しいというのが健全な実務感覚だと思う。
ドローン事件での、業務妨害の危険の捉え方は、この事件の核心なので、警察当局は、被疑事実書くにあたり、相当練って構成していると思う。
被疑事実で、被疑者が飛ばしたドローンは誰にも気付かれず首相官邸で放置されていたものであるが、と前振りがあると笑えるが、そういうことは一切入っていないだろう。笑
首相官邸と同じドローンが、うちの事務所のベランダに落ちていても、警察は絶対に立件しないと思う。
これは断言できる。笑
官邸ドローン事件で、警察が特に気にしているには背後関係、共犯関係だろう。
事件化には無理があっても、身柄にして、そこをみっちり調べて、事件自体は不起訴で終わり。
あとは、こういうことすると捕まるという威嚇、見せしめ効果かな。
うちの事務所と首相官邸では保護法益としてのスケールが全然違うが、保護されるべき業務という点では本質的に変わらないだろう。
1億円盗んでも1円盗んでも窃盗は窃盗、と同じ。
首相官邸の屋上にドローンが落ちたら業務妨害で、うちの事務所のベランダに落ちたら何にもならないというのはおかしい。笑
うちの事務所のベランダにドローンが落ちても、それに、家でラジウム温泉気分が味わえる放射性物質がくっついてても、警察は、被害そのものがないから、と、被害届すら受けんと思うな。笑
官邸ドローン事件を、公安事件としてやらざるを得ないのは、それなりにわかるが、罪名に無理があるな、という健全な感覚は必要だと思うし、そう思えない人ばかりだと公安事件はいくらでも暴走しかねない。
中野正剛事件を想起すべき。
安倍首相、じゃなくて、東條首相は、政敵の中野正剛の帝国議会出席を阻止するため、治安維持法で逮捕させたが、東京地裁は、会期中の不逮捕特権から勾留せず釈放したものの、中野は釈放直後に自決して果てた。
担当検事は懲罰招集され、一兵卒として戦地に送られた。
公安事件にはそういう怖さがある。
しがない弁護士の事務所ベランダにドローンが落ちても警察が笑い飛ばして終わるものが、首相官邸の屋上なら、何日も誰も気づかなくても、気づくや大騒ぎになり業務妨害事件として大々的に立件される。
官邸ドローン事件の意義は、幸いにして実害が生じない形で大きく注目され、この種の手軽で小型な飛行物体の危険性や規制の必要性が広く認識されたことだろう。
業務妨害になるか、という、小さな論点に皆が集中して騒いで祭って終わりではなく、過剰に走らない、合理的な規制の在り方を冷静に考えたい。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK183掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。