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脱原発を諦めてはいけない(C)日刊ゲンダイ
川内原発「再稼働差し止め」抗告審 原告弁護団が突く次の争点
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159361
2015年4月26日 日刊ゲンダイ
九州電力川内原発の再稼働差し止めを求めた仮処分申請は22日、鹿児島地裁(前田郁勝裁判長)で却下されたが、高裁に抗告する方針の住民側は「次は勝てる」(原告弁護団の内山成樹氏)と自信マンマンだ。地裁決定が判断を避けた「争点」を抗告審で突き詰めていけば、必ず再稼働は止められるというのだ。
地裁が逃げた争点とは、川内原発の耐震設計の目安となる「基準地震動」(想定される最大の揺れの強さ)の妥当性である。九電は昨年、耐震評価に反映させるべき「新たな知見」が1件あったと原子力規制委員会に報告。基準地震動を再評価し、当初の540ガルから620ガルに引き上げた。地裁は九電の想定の合理性を認め、再稼働にゴーサインを出したのだが、この判断は穴だらけ。九電の想定は「新たな知見」を全く生かしていないのだ。
■九州電力のズサンに耐震想定
問題の新たな知見とは、13年12月に電力中央研究所がまとめた04年の北海道留萌支庁南部の直下型地震に関する報告を指す。M5・7と比較的小さな地震でありながら、620ガルという強い揺れを観測。この数値をもとに、九電は基準地震動を引き上げたが、この想定は甘すぎる。
前出の内山成樹氏はこう言う。
「私たちが訴えたいのは、留萌地震の最大の揺れが『620ガル』だったとは言い切れないことです。実際、財団法人『地域地盤環境研究所』によるシミュレーションだと、最大の揺れは観測データの1・5倍。別のシミュレーションだと、2倍になるものもあります。つまり、最大の揺れがあった地点に観測所がなかった可能性が高い。シミュレーションで推定される最大地震動を採用すれば、基準地震動も1・5倍から2倍に跳ね上がります。基準地震動は小さいかもしれない、それを超えた時は皆さんに諦めてもらうという発想がはたして許されるのか。そこを争点にすれば『次は勝てる』と思います」
国民は「脱原発」を諦めてはいけない。
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