報ステの編成方針が明らかに変質したことを予感させるものです。

アメリカ中心主義で中国脅威論は2020年から「ルール遵守」と「多極化の時代」になりドル覇権の時代は終わります。基本的にはドル一極からユーロ・円(又は元)の三極・四極化になります。日本は米国の顔色何時迄もみていると基軸通貨の仲間に入れません。

まもなく日本、中国、ロシア、インド、ブラジル、豪州、南アフリカの通貨が、第三の世界の基軸通貨をめざします。でも、どの国も25％の金を市場から購入することができません。そして、バルブで支えている景気が作裂し、外国投資が引上げられるので金買いどころではなくなります。

戦後70年間は，ドルを溜めた国は，自国通貨の信用を膨張させた。その国が，所得がインフレを越えている場合は，国家も社会も個人も借金が減り，所得が上昇し，国内市場が拡大しました。スペインや中国やインドが二桁成長できたのはそのためだ。しかし80年ごとに政治・経済は大革新しないと経済不振のジレンマから世界大戦もありうる。

自由貿易市場の拡大は，アダムスミスの推奨する国際分業を加速させた。そのために日本の企業は，国内市場が縮小しても，輸出で業績を伸ばすことが可能になった。日本の不思議な10年と実感のない景気は，こうして発生した。

人間集団の歴史は，20年ごとに，社会的ルールの破壊が多数派になる時代と，ルールの厳守が多数派に時代が交代する，イミングによって，多くの運命は左右される。2000年〜2020年までの20年間は，ルールを破壊する時代である。この時代は信用・流通の垣根が破壊される。そしてルーズベルトとは全く正反対の，弱者に耐乏を押し付け，格差を助長させる。国民はマスコミに洗脳され，こんな破壊者に熱狂し期待してしまう。

ルールが破壊される時代には，愛国的軍国主義や対米従属主義が幅を利かす。安倍氏や岡本氏らは復古的軍国主義者で戦争待望論者で建前は対米従属で，国民に耐乏を押し付け，格差は当たり前だと弱肉強食の社会を妄想する。ところが彼らは1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因。 2007〜10年にスタートした第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因を認識出来ないし理解できないのです。いつまでもドルが基軸通貨で世の中はドル覇権を信じる，そしてまさかが起きます。米国は彼らによってドル覇権から滑り落ちるといっても言い過ぎではないだろう。

米国は前回の世界恐慌で「世界製品の優位性を失った」ように，日本も彼らの二番煎じ従属主義により「日本の世界的優位性を失う」ことになります。戦後40年まではこの対米従属主義は有効であったのは確かである，しかし戦後８０年にもなると時代が変わります、戦争を知らない三代目の世代が，社会主義国家や自由貿易システムや石油輸出国を自壊させます。時代はこうして多極化と産業革命ですっかり変貌します。これを認識し加速させると前回以上の繁栄した世の中を満喫できます。

　つまりテレ朝から安部政権への手早いメッセージでしょう。

　この化石男の鎮座で、昨日の報ステはすべてパス。