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浜田教授も黒田総裁も 「異次元緩和」提唱者が始めた責任逃れ(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/703.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 24 日 07:43:05: igsppGRN/E9PQ
 

       浜田宏一・エール大名誉教授(C)日刊ゲンダイ


浜田教授も黒田総裁も 「異次元緩和」提唱者が始めた責任逃れ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159291
2015年4月24日 日刊ゲンダイ


 日銀は30日に開く金融政策決定会合で、今年度の物価上昇率見通しを従来の1%からゼロ%台後半に早くも下方修正する見通しだ。「2年程度で2%の物価上昇」という公約はすっかり空証文と化したが、2%目標について「こだわる必要はない。無理に2%に持っていく必要はない」と言ってのけたのは、内閣官房参与の浜田宏一・米エール大名誉教授(79)である。

 先週のBSフジの報道番組での発言で、日銀の再追加緩和についても「さらなる国債買い入れなど技術的に難しくなる可能性もある」と、しれっと答えていた。

 ご存じの通り、浜田氏こそ、異次元緩和の提唱者だ。安倍政権発足直前に「目指す物価上昇率は諸外国並みの2〜3%が適切」「日銀は国債を大規模に買い入れればよい」などと首相に進言した張本人である。

 異次元緩和の開始から2年。成果がちっとも上がらないことへの焦りなのか、自ら大失敗を認めたのか。いずれにしろ、言い出しっぺの“ちゃぶ台返し”発言は、異次元緩和失敗の逃げ口上にしか聞こえない。

 日銀の黒田東彦総裁(70)は浜田氏にハシゴを外された格好だが、この男の無責任ぶりも負けていない。G20参加のため訪米していた19日、ミネソタ州の「エコノミック・クラブ」で講演。英語でこうスピーチした。

「向こう数年における(日本国債の)金利の市場見通しは非常に低い。我々は2%の物価目標を15年度、もしくは16年度序盤に達成できると見込んでいる。これは金利が徐々に上昇することを意味し、そうなれば日本の市場は驚くだろう」

 とまあ、2%達成に自信満々だったが、日銀がHPに公開した講演の邦訳全文にはこの内容が一切、出てこない。恐らく黒田氏は用意した原稿以外にアドリブで話したのだろう。実はこの発言の意味するところは恐ろしい。

「聞く人が聞けば、異次元緩和が出口に向かうと、“国債の大量買い上げで抑え込んでいた長期金利は急騰するぞ”と受け止めます。そうなると、利払い負担の上昇で日本財政はパンクしかねないから、“今から織り込んでおけ”というメッセージです。この事実を米国の金融マンにだけ打ち明けるなんて、日本国民を愚弄しています」(経済評論家・斎藤満氏)

 2人とも異次元緩和の失敗に気付きながら、責任逃れに汲々としているようにしか見えない。


 

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コメント
 
01. 2015年4月24日 12:15:07 : PE3bCxKS46
インタビュー:リフレ派理論実現せず、日銀の自縄自縛に=池尾教授
2015年 04月 24日 11:54 JST
http://jp.reuters.com/news/pictures/articleslideshow?articleId=JPKBN0NF04H20150424&channelName=topNews#a=1
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[東京 24日 ロイター] - 池尾和人・慶応大学教授はロイターのインタビューで、日銀の量的・質的金融緩和(QQE)の理論では、一般物価は貨幣量で決まるため原油安には左右されないはずと指摘。足元で物価上昇率が鈍化しているのは理論が当てはまっていないためであり、日銀はロジックを総括すべきだと語った。

追加緩和をしてもその限界的効果は薄れており、インフレ期待に働きかけるコミュニケーション戦略も、市場に過度な期待を持たせることで自縄自縛になりかねないとみている。

インタビューは23日に行った。

<リフレ派理論は実現せず、日銀は総括必要>

QQE導入から2年が経過、現状をみると、消費税率引き上げの影響を除いた物価上昇率は再びゼロ%程度で低迷している。池尾氏は「QQEの理論が現実には当てはまっていないことが明らかだ」と指摘。実現していない理論が2つあるとみている。

まず、「岩田規久男副総裁が提唱していたロジックでは、原油安というのはあくまで相対価格であり、一般物価水準は貨幣数量で決まるという主張だったはず。現在、物価上昇が鈍化している背景について原油安を言い出すのであれば、総括が必要だ」と指摘する。

いわゆるリフレ派の理論は、原油価格が下落すればその分余裕のできた支出を他のモノやサービスに回すことで、全体の物価水準は下がらないとされる。この物価水準を規定するのはあくまでマネーの量だとする。岩田副総裁が就任前に主張していたのは、ベースマネーの供給量を80兆円程度に増やすことで、物価上昇が可能になるというものだった。

もうひとつは、「消費税率引き上げによる景気低迷も、追加緩和によりキャンセルできると言っていたはずだが、これも打ち消せたとは言えない」という点。「論理を一貫させるのであれば、緩和が足りないということになる」と指摘する。

池尾氏は以前から「ゼロ金利制約のもとでは、量的緩和の追加的な効果は乏しい」と主張してきた。「日銀は、QQEは有効だと主張してきたが、実際には反証されたということ。貨幣供給量を増やせば物価を動かすことは容易だという理論が誤っていたのなら、変更するべき。株価が上がったからそれでいいという話も理解できなくはないが、それで済まされないのではないか。そこは論理を再点検してほしい」と語る。

<期待インフレ率への働きかけに危うさ>

黒田東彦総裁は期待インフレ率に働きかけることで2%の物価目標を達成しようとしているが、池尾氏はその手法にも疑問を呈する。

「(物価目標達成への)強いコミットメントと、それを裏付けるためのベースマネーの大量供給の2つにより期待インフレ率を引き上げ、実質金利を低下させるというのが、日銀の理論だ。しかしゼロ金利で貨幣乗数メカニズムが働かない状況下で、ベースマネーを増やすとなぜ期待インフレ率が上がるのか、コミットさえすれば期待インフレ率が上がるのか、その論理は私には理解できない」という。

その期待インフレ率自体についても「19日のミネソタでの講演で黒田総裁はインフレ予想自体、その測定や形成について明確な知見がないと認めている。にもかかわらず、中央銀行が物価目標に強いコミットをすれば、人々の期待はそれに沿って形成されていくというような、とても断定的な言い方をしている」と指摘。

ただ、期待インフレ率自体のロジックが崩れると、QQE全体が成り立たなくなってしまうため、池尾氏は黒田総裁が2%の物価目標に自信たっぷりに振る舞うことには理解を示す。しかし「それが中央銀行に対する過度な期待を持たせることになるなら、このコミュニケーション戦略はかえって日銀を自縄自縛に陥らせることになりかねず、ジレンマがある」とみている。

さらにQQE継続の副作用として「市場機能の劣化がはっきりと出てきている」とし、財政政策への影響も大きいと指摘。黒田総裁自らが「デフレを脱却した際には金利も上がる」と警告しているように、「公的債務が余りに巨額なために、わずかな金利上昇でも債務残高GDP比率に与える影響は非常に大きくなる」という。

「長期金利が上昇した際に、抑制ないし安定させることができるのかどうか。出口戦略は重要になるのだが、そこは曖昧なままになっている」と懸念している。

*見出しを修正しました。


(中川泉 編集:石田仁志)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NF04H20150424?feedType=RSS&feedName=topNews&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+reuters%2FJPTopNews+%28News+%2F+JP+%2F+Top+News%29&sp=true


02. 2015年4月24日 14:05:41 : 5aI56T6iSI
インフレや円安は国民財産を減らすことになり、他に利益を還元しないでやってはならないことですよ
日本の対外純資産は世界ダントツに膨れ上がっている、これが問題なのに話題にすらしない、何ででしょうか

特に日本の物価は海外に比べて高いので海外物価に近づいているだけでデフレではない、
電力や食料や住居費などは米国の2倍も高い、自動車だって日本国民には高く売って輸出は安くしている

それをデフレだと国民を騙している、日本国民は不幸ですね


03. 2015年4月24日 22:10:02 : P9bWXFKhCE
エール大不名誉教授浜田様御席・・・ちゃぶ台がひっくり返ってますが。あなたさまですか、お行儀よくないですわよ。

04. 戦争とはこういう物 2015年4月24日 23:14:55 : N0qgFY7SzZrIQ : WJiCmAappI
「異次元XX」というSFまがいの大袈裟安倍ちゃま語。
だれも「何が異次元だよ!」と突っ込めなかった末路が見えてきた。
結局は株価と外貨操作止まりの「ア●ノミックス」は時間稼ぎの一時策。
爺じが戦犯にされて作られた「平和憲法」を骨抜きにできれば成功。

05. おじゃま一郎 2015年4月25日 07:14:41 : Oo1MUxFRAsqXk : S5wWtTqBZM
>浜田教授も黒田総裁も 「異次元緩和」提唱者が始めた責任逃れ

二年間の物価目標が達成できなかったのは、金融政策が間違っていた
のではなく、消費税を増税したからである。金融緩和で市中のマネーを
増やし、その効果がでないうちに、増税でマネーを吸い取る、
金融政策は遅効性をもって経済に影響するのに対し、
増税は即効性で金融引き締め効果がある。当たり前のことである。

浜田教授は内閣参与の立場であり、黒田日銀総裁は
財務省出身であるため、財務省の増税が間違っていたとは言えない。



06. 2015年4月25日 16:57:00 : Fx0MAc3H3s
05さん
で?
誰が増税決めたんだい?
国民かい?
誰に責任をおしつけてんだい?

責任は安倍と安倍が選んだお友達仲間が全て負うべきだろ


07. 2015年4月26日 20:36:28 : 1Dam1TjWqw
原因は、消費税だとはっきりしている。
BEIをみれば、一目瞭然だ。
マイナスからの出発だから消費税前までに3%は上がったことになる。
それから徐々に下げ始め現在は1.6%くらいだろう。

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