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高級モデルは自動飛行も可能(C)AP
官邸屋上に軽々落下 現実味帯びてきた「ドローン」テロの恐怖
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159289
2015年4月24日 日刊ゲンダイ
警備担当者は赤っ恥だ。首相官邸の屋上に小型無人機「ドローン」が落下した事件。機体には、小型カメラやプラスチック容器が取り付けられ、“放射能マーク”が貼ってあったうえに、原子炉で生成される放射性物質セシウムが検出されたというから、シャレにならない。「ドローン・テロ」の恐怖が現実味を帯びてきた。
「イスラム国による“テロ予告”もあって、官邸も警察も警戒を強めていたのですが、官邸の屋上には1カ月以上、見回りに行っていなかったそうです」(捜査事情通)
官邸事務所は「警備については何も答えられない」とにべもないが、いずれにせよ軽々とスルーされたわけだ。ドローンは飛行音が小さいとはいえ、落下したのは直径約50センチのもの。「うっかり見逃した」では済まされない。
「米ホワイトハウスでも今年1月にドローンが落下する騒動が起きていますが、これはオバマ大統領の外遊中に、酔っぱらったシークレットサービスのエージェントが飛ばしていたそうです」(在米ジャーナリスト)
ちょうど安倍首相も外遊中。まさか「官邸職員が」なんてことはないだろうが、落下させたのが本物のテロリストだったら、大惨事になっていた恐れがある。
「ドローンは、昨年のソチ五輪の空撮が話題になり、日本でも1万円以下の廉価版が出回るようになって一気にブレークしました。が、もともと軍用で開発された無人機なので、テロに悪用されたとしても不思議ではありません。航空法上は航空機と定義されず、免許も要らないし、250メートル未満の低空なら飛行制限もない。つまり誰でも簡単に買えるし、飛ばせるわけです」(経済ジャーナリスト・岩波拓哉氏)
10万円以上する上級モデルになると、GPSを使って目的地まで自動飛行させることも可能だという。官邸に落下したドローンも「1機十数万円で市販されているもの」(前出の捜査事情通)だった。
■公安当局は単独テロに対応できるのか
“爆弾ドローン”が官邸目がけて……そうなったら、まさに大惨事だ。テロにも詳しい犯罪ジャーナリストの田代篤氏がこう言う。
「ドローン・テロが怖いのは、トチ狂った素人でも単独で実行できることです。日本の公安当局は過激派組織の情報収集には長けていますが、ローンウルフと呼ばれる単独のテロリスト、それも小規模なテロに対応できるかといえば、疑問符が付く。例えば今回の事件でも、プラ容器の中に生物兵器や化学兵器が入っていたら、どうするつもりだったのか。ライフルで市街地に撃ち落としたら、被害が拡大する危険があります。国交省は、ドローンのルール作りを検討しているといいますが、はっきり言って対応は後手後手です」
もちろんドローンは、空撮以外にも農業や防災、警備などで有効活用されている。一方で、今年に入ってネット上に〈皇居上空をドローンで横断する〉と書き込まれていたという情報もある。捜査当局は関連を調べているというが、今後、模倣犯が増える可能性は高い。今回の一件で、国家の中枢がいかに脆弱かを露呈してしまった。いつ世界のテロリストのターゲットになってもおかしくない。
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