http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/627.html
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これからの数ヶ月、米国連邦議会上下合同会議での演説、敗戦70年談話と続く戦後70年関連発言の最初である今日の演説は、内外・支持派反対派に気を遣った腐心のあとが感じられるものだと思う。
というのは、「戦争まだまだ反省派」も「戦争もう謝罪不要派」も、自分の価値観に引きつけて評価できるような内容だったからである。メディアの見出しを見比べるとそれがわかる。
先の戦争に関する部分は、「侵略または侵略の脅威、武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない。国際紛争は平和的な手段によって解決する。バンドンで確認されたこの原則を、日本は先の大戦の深い反省と共に、いかなる時でも守り抜く国であろうと誓いました」という箇所だが、巧妙とも卑怯とも評価できるものである。
「侵略または侵略の脅威、武力行使によって」の主体が、かつての大日本帝国であるようにも解釈できる一方、55年のバンドン会議で確認された内容を援用しただけとも解釈できるからである。(英文でどうなっているかがポイント)
それはともかく、「侵略」だけではなく、「侵略の脅威」をも取り上げたのは評価できる。
また、アジア・アフリカ会議という場については、10年前に当時の総理大臣小泉氏が日本の植民地支配と侵略について痛切な反省とおわびの気持ちを表明したという経緯があるから、それを繰り返す必要はないとは言える。
アジア・アフリカ会議の参加国すべてが、日本に対し、繰り返しの強い反省とお詫びを求めているわけでもない。
先の戦争に関する安倍首相の考えの表明は、クライマックスを敗戦記念70年の談話においているのだろうからそれに期待したい。
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安倍首相が「大戦の反省」に言及、バンドン会議で演説
2015年 04月 22日 14:05 JST
[ジャカルタ/東京 22日 ロイター] - 安倍晋三首相は22日、インドネシアの首都・ジャカルタで開かれているアジア・アフリカ会議(バンドン会議)の60周年記念首脳会議で演説し、60年前に同国のバンドンで採択された「平和10原則」について「日本は、先の大戦の深い反省とともに、いかなる時でも守り抜く国であろうと誓った」と述べ、「大戦の反省」に言及した。
首相は、平和10原則のうち「侵略または侵略の脅威、武力行使によって、他国の領土保全や政治的独立を侵さない」「国際紛争は平和的手段によって解決する」とした2つを挙げた上で、当時の日本の「誓い」という形で「大戦の反省」に触れた。
また、「私たちは60年前より、はるかに多くのリスクを共有している」との見解を表明。「強い者が弱い者を力で振り回すことは、断じてあってはならない」と強調し、「法の支配が、大小に関係なく、国家の尊厳を守る」と語った。テロリズムの脅威や感染症、気候変動などは「一国だけでは解決できない課題」とし、「強い結束」を訴えた。
さらに首相は、アジア・アフリカには「無限のフロンティアが広がっている」と述べ、環太平洋連携協定(TPP)、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)、アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)という経済連携の動きは「さらにアフリカに向かって進んでいく」と主張。アジア・アフリカの成長に向けた人材育成策として「今後5年で35万人を対象に、技能の向上、知識習得のお手伝いをする考えだ」と語った。
(伊藤純夫 編集:田巻一彦)
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0ND0AO20150422
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安倍首相演説 歴史認識に多くの時間割かず
< 2015年4月22日 15:19 >
安倍首相は22日、インドネシアで開かれているアジア・アフリカ首脳会議で、戦後70年の節目を意識した演説を行った。演説で安倍首相は、先の大戦への反省など歴史認識についても触れたが、多くの時間は割かず、日本が地域の平和と発展のために一層貢献していく考えを強調した。
安倍首相「“侵略または侵略の脅威、武力行使によって他国の領土保全や政治的独立を侵さない”。この原則を、日本は先の大戦の深い反省と共に、いかなる時でも守り抜く国であろうと誓いました。直面する様々な課題を解決するために、私たちアジア人、アフリカ人は結束しなければなりません。私たちの子や孫のために、共に平和と繁栄を築きあげようではありませんか」
安倍首相は演説の中で、先の大戦が「侵略」だったと明言はしないものの、侵略はしないという姿勢と反省に言及したことでアジア諸国の理解を得たい考え。
22日の演説は5分余りと短いものだったが、安倍首相が今年夏に発表する「戦後70年談話」の内容を方向付けるとみられていて、この演説を中国などがどのように受け止めたかも焦点となる。
http://www.news24.jp/articles/2015/04/22/04273521.html
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