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2015年04月18日 「ジャーナリスト同盟」通信
<日本政治の無能無責任の被害者>
戦後の保守政治の過ちは、外国の軍事基地を受け入れてきたことである。4月17日、首相官邸で沖縄県の翁長雄志知事が安倍首相に対して、辺野古の新基地化に大反対の意思表示したことは、当たり前すぎることである。安倍・自公政権の重罪を内外に訴えて、沖縄を平和の島にする責任が、主権者である日本人にある。世界的に見てもも、外国の軍事基地を受け入れている国などないに等しい。既に敗戦から70年も経っている。これでは日本に誇りを持てる若者など生まれない。米軍の基地撤去に総力を挙げる戦後70年でありたい。
<今時、外国の軍事基地容認は重罪>
日本の誇りは戦争放棄の憲法第9条にある。これが世界に波及することが、殺し合いのない人類の未来でなければならない。国家の壁をなくす平和の原理である。第二次世界大戦時の人類の知恵だった。そのためにも、真っ先に沖縄を平和の島にする責任を、日本国憲法が命じていると認識すべきだろう。
そもそもは、米ソ冷戦時を口実にワシントンの戦争屋が、日本独立を容認する代わりに、沖縄の基地化を押し付けたものである。ここにアメリカの大義はない。国際的不条理である。日本自立を力でねじ伏せてきたものだ。強引な沖縄の基地化を、戦後政府が容認してきたことにも重い責任がある。
ワシントンと東京の不条理に対して、有権者がNOを突きつけなかった点で、国民もまた、その責めを負わねばならない。日本人とは何か?ここが問われてもいる。まともな識者のいない日本ということになる。
<自公の狂いとワシントンの不条理を許すな>
今回、安倍・自公政権は日米同盟の強化を確認、その上で安倍がワシントンへとたくさんの手土産持参で訪問、その見返りに議会で演説をさせてもらうというのである。
手土産は軍事面で自衛隊を米軍に提供する、経済福祉部門をTPPに提供する、すなわち日本を丸ごとワシントンに提供するというものである。その中に沖縄の基地強化も含まれる。
自公政権の狂気に愕然とするばかりである。核兵器が世界に散らばっている現在、第三次世界大戦は起きない。仮に起きれば人類も地球も破滅する。したがって、大戦は絶対に起きない。米中も米露戦争も起きない。
そうしてみると、自公政府の対応が狂気の沙汰であることがわかるだろう。ワシントンは腹を抱えて大笑いしている。「日本人くらい物分りのいい民族は、この地球に存在しない」「議会演説に小躍りする自公政府は一体、何を考えているのだろうか」と。
<大義は沖縄にあり>
「日本人は不思議な民族」「あの神がかりの国家神道が、今も生きているのだろうか。彼らの精神は狂っているとしかいいようがない」とは、ホワイトハウスのリベラル派の思いであろう。
そうした背景の下での、沖縄の決起である。日本人であれば、心から声援を送るべきだろう。沖縄の非暴力抵抗運動に、支援を惜しんではならない。それぞれが出来ることをしなければならない。
大義は沖縄にあり。沖縄を平和の島にするまで日本人は闘う義務がある。この限りで、日本の戦後は終わっていない。アメリカの暴政と対決する責務を負っている。
沖縄県知事はそのことを日本人全てに知らしめている。
<徹底抗戦を国際世論に訴えろ>
知事にアドバイスしたい。アメリカの不条理を強く、強く国際社会に知らしめる必要がある。
まずはケネディ大使に対して、さまざまなルートで沖縄の現状と県民の反基地の思いを、執拗に訴えてゆく。この作業を徹底するとよい。彼女の心には、人々の思いを受け入れる余地があるだろう。
彼女の父親は「沖縄の米軍基地の存在に疑問を抱いていた」とは、宇都宮徳馬の遺言である。直接、本人に確かめたことを、筆者に語ってくれたものである。
<アジアの平和と安定に不可欠>
ワシントンにも平和を愛する市民団体が存在する。彼らとの連携は十分といえるだろうか。
ニューヨークに対して、どれほどの働きかけをしてきたのであろうか。国際世論を動かすのである。新知事のやることはたくさんある。そのための頭脳集団を構築して、次々と実行してゆく。
インドのガンジー研究はどうだろうか。国内の反原発・反改憲団体との連携は十分であろうか。これらの闘いの経費に国からの資金の全てを投入してもおかしくないだろう。
戦後70年である。国際社会は大きく変化した。しかし、変わらないのは沖縄だけ、という不条理は、原因はどこにあるのか。知恵はいくらでもあろう。それの実行である。闘いは始まったばかりだ。
国粋主義の自公体制の暴走を許してはならない。大義は沖縄にある。アジアの平和と安定にも、それは不可欠なのだ。
2015年4月18日記(武漢大学客員教授・日本記者クラブ会員)
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