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安倍首相、翁長沖縄県知事との会談
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52690544.html
2015年04月17日 在野のアナリスト
米国のアンケートで、日本の首相の名前を言えるか訊ねたところ、7割以上が「知らない」と応じました。これは安倍首相の知名度がない、ということでもなく、例えば日本で中国の首相の名前を訊ねても、恐らく習近平国家主席の名前をあげる人が多く、李克強首相と答えられる人がいないのと同じです。米国でカストロ議長の知名度が高いように、日本でも悪い意味で目立つ、韓国の朴大統領の知名度は高い。つまり格下で、米国にとって毒でも有益でもない安倍氏のことは、米国人にとってどうでもいい、ということです。日米は蜜月、などという人もいますが、少なくともオバマ政権にとってもどうでもいいから、言及が少ない点も留意が必要です。
安倍氏と翁長沖縄県知事の会談が行われました。冒頭のカメラ撮影を、予定の5分から3分程度で打ち切ったのも、政府としては予定通りの行動でしょう。沖縄側の語ることを、黙って聞いている時間をなるべく減らし、安倍氏の心的負担を減らそう、との意図です。またいくら訪米前、ポーズとしても一度会談しておく予定だったとしても、「唯一の道」と述べた時点で、政府には代替案がないのですから、沖縄が強く反発するのは当然で、むしろ関係悪化を強く印象づけます。これまでの自民党政権なら、訪米直前に会談し、その後は訪米のニュースで一色にし、翁長氏の行動を抑止するような戦略をとったことでしょう。むしろ今日この、訪米まで時間のあるタイミングで会談を打った、その理由が別の形で判明することになりました。
一部週刊誌、及び某安倍シンパの新聞で、時を合わせるよう翁長氏と中国との関係をうかがわせる記事が並んだ。要するに、翁長氏にスポットが当たり、ネガティブな記事に注目が集まるよう、あえてこの日にしたのです。しかしすぐに別の週刊誌が反論の記事をあげるなど、どう考えてもこのネガティブ記事の信憑性は低く、論拠の浅さも見え隠れするものとなっています。しかし偶然としては、出来すぎたタイミング。公安なども翁長氏の醜聞集めに動いていた、とする指摘があることからも、この会談と醜聞記事の掲載日との、奇妙な符合は見逃せません。
自民がクロ現のやらせ問題でNHKを、報道ステの古賀氏の問題でテレ朝を、それぞれ情報通信戦略調査会によんでいます。また外国人特派員協会に呼ばれ、会見した古賀氏に、会見が終わった後で、日テレ、フジの記者が政府側にたった質問を浴びせ、話題になっています。これほどメディアと政治の癒着がすすむ中で、いくらネガティブ記事を上げようと、その裏が透けている以上、大した効果もありません。今回の会談も、安倍シンパのメディアが都合よく報じてくれるのでしょうが、いくらなんでも政府がやっていることに国民の多くも気づくでしょう。
安保法制の話もでてきていますが、最近では『文民統制』という言葉は、『文(新聞、週刊誌などのメディア)を民(自民)が統制すること』という意味でもつかわれるようです。最後に、米著述家の言葉を記しておきます。「欲するものがすべて手に入りつつあるときは警戒せよ。肥えていく豚は幸福なのではない」 今、安倍政権はメディアまで手に入れて、有頂天になっているところでしょう。しかし米国では名前すら憶えられていない、日本の首相にできることは、国内で空威張りするぐらいです。「肥えていく豚」にならないためにも、謙虚にならないと、それこそ醜聞でつぶされるのは安倍政権、ということにもなりかねないのでしょうね。
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