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日本財閥失墜<本澤二郎の「日本の風景」(1961) <アンベイ操縦に失敗・国際孤立>
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/373.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 4 月 17 日 12:31:17: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52101558.html
2015年04月17日 「ジャーナリスト同盟」通信

<アンベイ操縦に失敗・国際孤立>

 三井住友や三菱などの日本財閥は、極右内閣の操縦に失敗して、目下苦悩している、と筆者の目に映る。彼らはアンベイを自民党のトップに担ぎ上げると、真っ先に原発のセールスを押し付けた。嘘で固めた3・11東電福島原発大惨事演説で2020年五輪を獲得した。円札を刷りまくる急激な円安政策で、暴利を手にした。他方で、信濃町を押さえ込んでアンベイ支援の先兵にさせて、2度の国政選挙で3分の2を確保することにも成功した。武器弾薬の輸出も思いのままである。だが、肝心の足元・アジア戦略で失墜してしまった。気付いてみると、アジアのみならず世界から孤立してしまっていた。

<アジアインフラ投資銀行に乗り遅れ>

 アメリカに代わる中国経済の台頭に対しての、しっかりとした分析がなかったといえる。いずれ失墜する中国という誤った認識をしてしまっていた。
 アンベイ内閣が発足すると、直ちに中国封じ込め外交を展開させた。中国敵視政策を、それまでより強力に推進させたが、極右・国粋主義の歴史認識について、財閥認識は甘かった。
 なんと、日本が欧米を含めて国際社会から封じ込められてしまった。財閥司令塔の誤算だった。神社本庁・日本会議という神がかりの極右に手こずってしまった、と読める。
 70年談話について、アンベイは学者らにボールを投げて検討させているが、この学者メンバーは日本会議の息のかかった輩ばかりである。村山・河野談話が踏襲される見込みは薄い、との観測が強い。
 こうした場面で、北京から打ち上げられたアジアインフラ投資銀行創設構想である。中国の失墜を想定していた日本財閥である。ワシントン財閥と連携して、これのボイコットを決めてしまった。

<股裂き状態>

 だが、予想と目論みは見事にはずれてしまった。中国と領土問題でこじれているベトナムやフィリピン、それどころか真っ先にロンドンが手を上げたことに仰天したであろう。
 バスに乗り遅れたどころの話ではない。大失態である。インドも加わった。もう57カ国が参加する、文字通りアジア開銀に相当する規模である。
 アジアのインフラ事業から排除されかねない日本である。ワシントンでも政府の対応に批判や反発が噴出している。むろん、日本国内も同様である。

 地球は動いている。その勢いはアジアである。21世紀はアジアの世紀といえるだろう。このアジア経済のダイナミズムに波長を合わせる、アジアインフラ投資銀行の設立である。
 この恩恵から日本と米国がはじきだされる?
 軍事面(自衛隊提供)でワシントンの戦争屋、経済面(TPP)でホワイトハウスと提携を推進させてきた三井住友と三菱は、足元のアジアから浮き草のように浮いた状態に追い込まれてしまった。
 言い換えると、ワシントンと北京との股裂きにされてしまったのである。双方の力の入れ具合では、日本財閥の死を意味する。

<武器弾薬では生きられない>

 日本財閥はアンベイ内閣を誕生させると、彼ら極右の悲願である平和憲法の解体に、公明党を巻き込んで突進させた。そうすることで、戦後70年にわたる「戦争放棄」の日本から、戦争する日本、すなわち軍国主義の日本にさせる。
 軍事国家として21世紀を生き延びようと考えたのだ。その先に核武装の日本の誕生である。3・11にもかかわらず、原発ゼロをアンベイにさせない理由である。小泉純一郎や細川護熙らの叫びさえも無視するアンベイには、財閥の指令が優先する。

 考えてもみるがいい。武器弾薬で国民を食べさせることは出来ない。もはや国際条理からも認知されない。たとえ創価学会を活用して選挙で3分の2を確保、戦争する日本にしたとしても、それは無理である。
 ソ連をみるがいい。ワシントンとの核競争で敗北して崩壊した。勝利したアメリカも、それゆえに現在、沈没している。戦前の日本は、財閥と軍閥による軍国・侵略主義で滅亡した。

 その過程で731部隊の生体解剖、南京大虐殺、従軍慰安婦事件が起きて、それをいまだ引きずっている日本である。それらをないがしろにした再軍備・軍国主義化の先がどうなるかは、歴史の教訓から見える。

<9条ノーベル平和賞で財閥・極右の野望阻止>

 「日本人の平和主義はいい加減なものではない」とは平和・軍縮派の宇都宮徳馬の至言である。既に、ノーベル委員会も9条に注目している。アジアに開花した毒花に世界も警戒している。
 過去を反省しない財閥と極右の野望を成功させてはならない、との思いは世界共通だ。9条ノーベル賞推薦運動に人類は、貢献すべきだ。利己主義・自己主義に徹する人間には、その被害が自身に跳ね返ってくるだろう。

2015年5月17日記(武漢大学客員教授・日本記者クラブ会員)


 

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コメント
 
01. 2015年4月17日 12:56:13 : KzvqvqZdMU
中国派の本澤二郎は、日本の失墜を喜ぶ。
独裁好き


[32削除理由]:削除人:アラシ
02. 2015年4月17日 15:30:07 : 0243WixwEa
独裁政権は政治がまず国際的に孤立を深め経済で財閥が沈没する。

03. 2015年4月17日 16:04:24 : vjAsmoXaW2
01>おまえは、火薬でも食ってろ!売国奴が。北朝鮮へ帰れ!能なし蛆虫!!

[32削除理由]:削除人:アラシ
04. 2015年4月18日 01:08:49 : owbUwoCCUM
本澤さんの記事に本澤さんの記事を貼る


http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/150.html
国を誤らせる大罪人<本澤二郎の「日本の風景」

 「小泉内閣で大平派の後継者・加藤紘一がつぶされてしまってみると、党内からリベラル勢力は消えてしまった。小選挙区制がこれを決定付けてしまった。自民党は、岸・中曽根の後裔ばかりの右翼政党に変身、そこへと創価学会の公明党が乗り移ってしまった。…略

 岸・中曽根と現在の大きな違いは、票集めを職業とする狂信的宗教団体が、小僧の強い味方となっている点である。メンバーは思考停止の会員がすべてといっていい。」


05. 2015年4月18日 09:52:20 : Fx0MAc3H3s
経済連に安倍を引きずり下ろす事を進言します!
早くしないと経済連の首を絞める
いや?もうしめてるか

06. 唐行きさん 2015年4月18日 15:08:23 : qhq/4d/3jpsEA : HHzifh7XKM

「この国」の、今の「疲弊」と「混迷」と「退潮」・・、その「原因」は「非財閥系」の「日本一」の「UFJ銀行」の「解体」から始まっている・・。

何と、その「解体理由」は・・、「この国」の「役所のオハコ」でもある「検査忌避」とかいう「悪い冗談」・・?

いつまで経っても、「ウダツ」の上がらない「財閥系」の「ソーカ」の「メインバンク」である「三菱」が・・、「UFJ」を欲しがったら・・?

「ソーカ」にも頼んだら・・?

「あいつ」の「鶴の一声」で!


(以下、植草氏の一文より引用)

2002年9月30日の内閣改造で、竹中平蔵経財相は金融相を兼務した。すべての疑惑はこの内閣改造からスタートしている。


2002年10月から2004年3月にかけて、日本政府は47兆円ものドル買い介入を行った。米国国債保有者に47兆円の資金が提供された。本来、下落するドルを進んで買う者など存在しない。日本政府が進んで47兆円もの資金を提供しなかったら、米国経済では何が生じただろうか。


米国は海外から経常収支赤字に見合う資金を調達しなければならないから、日本が資本を供給しなければ、金利を引き上げざるを得なかった。2002年から2004年にかけて、米国は史上空前の金融緩和を実行した。2003年から2004年にかけて、FRBの政策金利FFレートは1.0%の史上最低水準で推移した。この低金利持続を可能にしたのは、日本政府の無尽蔵とも言える巨大資金提供だった。


2002年から2004年にかけての超金融緩和政策が米国における不動産バブル発生の原動力になったと考えられる。2002年から2004年にかけて、FRBが早期に金融引締め政策を採用していれば、米国の不動産バブルを小規模にとどめることができたはずだ。


この意味で、2002年から2004年にかけての、日本政府による不自然極まる巨大なドル買い介入が、現在の世界金融危機、サブプライム金融危機の根源的な原因を作り出したとも言えるのだ。

(引用終わり)


07. 2015年4月18日 17:30:31 : FJCiHoPipY

>>05
経済連で正しいのか、経団連の間違いなのか?

08. 2015年4月18日 21:49:23 : 0Qqy7Pi8UM
おごりと差別意識が原因かもしれない、それは国だけではなく大企業と中小零細の間にもそれはある、欧州の企業は企業の規模に関係無く紳士的対応をするそうだお金の面でも、本来日本は素晴らしい国なのに一部の政治経済支配層により魂が汚れたままになってしまった。

09. おじゃま一郎 2015年4月19日 08:46:23 : Oo1MUxFRAsqXk : FASLGACbTU
>06

植草の考えは間違いで、FRBが低金利を続けたのは、米国以上に
日本が低金利で、資金は金利の低いほうから高いほうに
流れるからである。米国の不動産バブルは、FRBの金融政策による
もので、日本の金融政策によるものではない。


10. 2015年4月19日 10:36:51 : E0c6lCCASI
09. おじゃま一郎さんへ
「資金は金利の低いほうから高いほうに流れる。」とする固定相場制時代の教科書のような考えはいかがであろうかと思うのであります。
変動相場制の時代にあっては金利もさることながら為替相場も考量しなくてはと思いますが。


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