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同じ穴のムジナ(C)日刊ゲンダイ
やらせ疑惑でも“昇格人事” NHK籾井会長「居座り」画策か
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159061
2015年4月17日 日刊ゲンダイ
NHKの籾井勝人会長の「人事」に、またぞろ批判の声が上がっている。例の「クローズアップ現代」のやらせ疑惑で責任を問われるべき幹部が昇格。その一方で、任期途中の専務理事2人に退任を迫るなど、散々バッシングされても開き直ってやりたい放題だ。
やらせ疑惑のクロ現を取材したのは、大阪放送局の記者だ。ところが、NHK経営委が14日に同意した“籾井人事”では、坂本忠宣大阪放送局長が理事に昇格する。任期満了の理事4人のうち3人が交代するが、ただ1人再任された森永公紀理事も、報道担当としてクロ現問題に関わってきた。
その一方で、籾井会長は塚田祐之と吉国浩二の2人の専務理事に辞任を迫ったと報じられた。この2人は昨年4月にも辞任を迫られ、拒否。今回も突っぱねたという。
「塚田氏は局内でも『公正な人』として知られた人物。籾井会長にすれば扱いにくい幹部でしょう。吉国氏は先月、国会で視聴者から籾井会長への苦言が殺到していることを明かしました」(NHK関係者)
元NHK職員でジャーナリストの立花孝志氏がこう言う。
「民間の企業なら、監督責任を問われてしかるべき人物が昇格する。籾井会長は『人事のことだから』などと説明しようとしませんが、それではイエスマンだけを登用し、自分に従わない人間を粛清しようとしていると勘繰られても仕方がない。仮に、任期途中で辞任を迫った2人に相応の理由があるとしたら、籾井会長は事実を隠蔽していることになる。いずれにせよ、公共放送のトップの資質に欠けています」
■「ハイヤー」も「カラオケ」もカエルの面に水
それでなくても籾井会長は「私的なゴルフのハイヤー代」問題を国会で追及され、新たに「受信料でカラオケ」疑惑まで浮上。ところがカエルの面に水らしい。
「17年1月の任期まで居座るつもりでしょう。NHK会長の任免権は経営委にある。その経営委員は内閣総理大臣、つまり安倍首相が任命する。その安倍首相は、籾井会長が世間に叩かれれば叩かれるほど、意固地になって籾井会長をかばっています。籾井会長が強気に開き直るわけです」(官邸事情通)
100万人単位の視聴者が受信料不払いとか、NHKの全職員がストを打つぐらいの大きな動きがなければ、モミジョンイルの独裁体制は続きそうなのだが、そんな開き直った者勝ちの世の中でいいのか。政治評論家の森田実氏が言う。
「さしずめ籾井会長は、独裁者に祭り上げられた安倍首相の威を借り、権力者ぶっているキツネといったところでしょう。これだけシッポを出せば恥ずかしくて辞めるものですが、辞めない。責任を取ろうとしない。結局は安倍首相も籾井会長も同じ穴のムジナで、それは『粛々と』という言葉に表れています。『粛々と』というのは『あなたが何を言っても聞く耳は持たない』『ごり押しする』という意味です。国の指導層がこれでは、自分さえよければいいという風潮が、ますます国民に広がってしまう。ひとたびモラルが崩壊した国は、10年、20年では立ち直れませんよ」
世の中は、ますます乱れていくばかりだ。
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