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安倍首相の思惑どおりに進むかは…
「大阪都構想」住民投票の結果が政界勢力変える〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150417-00000004-sasahi-pol
週刊朝日 2015年4月17日号より抜粋
「大阪都構想」の住民投票(5月17日)に臨む橋下徹大阪市長が今、永田町で注目されている。安倍官邸は、統一地方選で大阪維新と激突した自民党府連の反対も意に介さず、都構想を支援。その裏には、自民、公明、維新の新勢力で改憲をやり遂げるか、という安倍官邸の皮算用があった。
仮に住民投票で都構想が賛成を勝ち取っても、すべてが安倍首相の思惑どおり進むかは未知数だ。
まず、維新内部にも路線対立があるようだ。
「橋下、松井(一郎・大阪府知事)両氏と近い国会議員団幹部らが『自民党とは是々非々で』『橋下さんが総務相で入閣の可能性も』と与党入りをにおわすようなことを言い、松野頼久・維新の党幹事長が『連立しても吸収されるだけ』とたしなめていた。そんな簡単じゃないでしょう」(維新の党幹部)
一方の公明党も、安倍首相の右傾化路線を警戒し、憲法改正に慎重な姿勢を強め始めた。重点政策集で「加憲」の対象に挙げていた「環境権」を、対象から除外する検討に入ったのだ。「環境権」をてこに憲法改正で一致できるともくろんでいた自民党は、あてが外れたかたちとなった。自民党国会議員がこう語る。
「選挙を考えたら自民党は公明党なしにはやっていけませんが、そもそも安倍首相は昔から公明党と合わない。ものの見方も違うし、山口那津男代表と話しても裏で創価学会とも交渉しなければ結論が出ない二重構造で、面倒くさい。トップダウンで決断できて気心も合う橋下氏、松井氏を憲法改正のカードにし、絶えず、牽制したいのです」
憲法改正に向け、政界の勢力図が大幅に変わる日がくるのか──。
「すべては5月の住民投票の結果次第。維新が勝つか、負けるかで、風景がまったく異なるだろう」(関西の創価学会幹部)
大阪在住のジャーナリスト・吉富有治氏はこう予想する。
「橋下さんにとって不安材料は、投票に行く傾向のある高齢者に厳しい改革をしてきたこと。70歳以上は無料だった市バス・市営地下鉄の敬老パスを一部有料にしたり、文楽協会への助成金を削減したり。住み慣れた区の名前が変わることに、抵抗がある人も多い。これがどう影響するか。一方で、改革に積極的な20代、30代が数多く投票に行けば、橋下さんにも勝機はあります。いずれにせよ激戦になると思います」
大阪の民意は、日本にどんな未来をもたらすのか。
(本誌取材班)
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