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「「子供では魚が釣れず、軍人では外交はできない」しかるに現在の与党は、すべてが軍人になっている」
http://sun.ap.teacup.com/souun/17136.html
2015/4/17 晴耕雨読
兵頭正俊氏のツイートより。https://twitter.com/hyodo_masatoshi
「子供では魚が釣れず、軍人では外交はできない」(桐生悠々)。
しかるに現在の与党は、すべてが軍人になっている。
外務省もまたそうだ。
今に本物の軍人が外交に嘴を挟み、取り仕切るようになるだろう。
政治と国民の劣化はお互いに絡み合い、壮大な無責任の遺伝子が起動し始めた。
「昭和」が偽看板をかかげて戦争に突っ込んでいったのだから、「平成」はなおさらそうする。
戦中派のもっとも良質な部分は、この国に深く絶望していたのである。
だから「平成」とつけた。
しかし、この「平成」ほど裏切りの名辞はない。
次の元号は、「修羅」「永劫回帰」「無明」とつけたらよい。
桐生悠々は、「言いたいこと」ではなく、「言わねばならぬこと」を新聞人の使命としていた。
「言わねばならぬこと」を古賀茂明は言って、報道ステーションを降ろされた。
古舘伊知郎に「言わねばならぬこと」はないのだと思う。
「言ってはならぬこと」の方が多すぎて、そこで古賀を捨てた。
昭和15(1940)年、桐生悠々は、「敵を倒さなければやめないと言ったような戦争を戦っているほど、悲惨なものはない」と書いた。
日本は負け方、引き方を知らないのである。
これは現在も続いている。
中国に負けて、なお覇権を争おうとしている。
戦争になっても、太平洋戦争同様に戦うに違いない。
昭和15年、「最近ここ数年間は議会はあれども、なきが如き形である」と桐生悠々は書いた。
日本の真珠湾攻撃(昭和16年(1941))の、数年間前から議会は形骸化していた。
現在の日本がすでにそうなっている。
これから国会と東京の大手メディアの存在は、ますます形骸化するだろう。
「社会科学の発達しないところでは、人は動もすれば、野心的、独裁的なる政治家の奴隷とならざるを得ない」(桐生悠々)。
安倍晋三による、大学の幼稚な文系軽視は、独裁の完成に繋がる。
文系の衰亡は、国の衰亡を招く。
優れた文系の外国政治家と、渡り合えなくなるからだ。
(桐生悠々)「「反ファシスト日本人は我が友であり、我が目的に何の衝突もない」(毛沢東)。私たち日本人は、今戦争第三の春を迎えて、毛沢東のこの言を想定して、深く顧みるところがなくてはならない」。
歴史は繰り返す。
今や、桐生悠々が書いた時点と状況は酷似してきた。
(桐生悠々)「独裁主義、これは無論その名の通り独善主義だ。少数野心家の独善主義だ。大衆の生活を無視して国家又は民族の名の下に、彼等の野心を満足し得れば、それで以てよいとしている主義だ」。
これは昭和15年の表現。
そのまま現在の安倍晋三に当てはまる。
戦争は独裁・独善で始まる。
日本人への批判が世界中で高まっている。
しかし、東京の大手メディアが伝えないので、国民はそれを知らない。
そればかりか、立派な国、立派な民族と思っている。
一部の国民以外は家畜である。
それを敗戦時に正木ひろしは書いていた。
「天皇に所有されたる生物、牛や馬と同じ家畜」だと。
太平洋戦争では、「英米は自由主義で、個人主義で起てないはずだった」それが開戦で1年も経つと、「いま、我指導者達は英米の決意を語っている」(清沢洌)。
日本の外交力とはこの程度のものだ。
ご都合主義で、無責任である。
この現実は今も何も変わっていない。
政治も官僚もメディアも国民も。
太平洋戦争中、清沢洌はこう書いた。
「インテリに対する反感は、また学問を排する立場である。知らぬ者が、知っているものを排撃するのだ」。
これも今と同じだ。
大学改革での文系の軽視。
大学の専門学校化。
脱原発学者・評論家の排撃。
政権批判の禁止。
知らぬ者が、知っているものを排撃するのだ。
昭和15年(太平洋戦争の前年)、桐生悠々は書いた。
「外国が特に敵国が知り抜いていることをまで知らしめない、民を愚にする政治の運命は、もうきまっている」。
今はまさにその時だ。
外国は日本のひどさを知り抜いている。
しかし、東京の大手メディアが隠し、その愚民の上に政治が延命している。
桐生悠々は書いた。
「如何に戦時であるとはいえ、戦争と政治とは、従って軍人と政治家とは、その性質を異にし、従ってその奉仕に大なる相違あることを知らねばならない」。
今はすでに与党政治家が無責任な将軍として振る舞っている。
これから本物の政治家が消えていくことになろう。
太平洋戦争の大失敗は、わが国に先見能力のある政治家がいなかったことである。
政治家が、只今の、直近のことだけしか見ていなかった。
しかも多くの政治家が、軍人まがいになっていた。
今の与党と同じである。
若者をいかに戦場に送らないか、ではなく、いかに米国と自分を守るかに腐心している。
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