http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/157.html
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http://31634308.at.webry.info/201504/article_12.html
2015/04/12 22:41
翁長知事と菅官房長官が沖縄で初めて会談したとき、翁長氏が菅氏(政府)の態度を米軍統治下のキャラウエイ高等弁務官と重なると言ったことは有名な話となった。キャラウエイ氏が何を言って、何をしたかはわからなかったが、東京新聞が良い記事を書いてくれた。
住民の権利拡大を認めない姿勢を鮮明にし、沖縄の自治について口を出し、人権、言論も押さえつけたと書かれている。翁長氏は、大学は本土で学んだが、丁度多感な時期にキャラウエイ氏のやっていることを見ていた人である。
争点が辺野古基地移転反対で当選した翁長氏が知事になったが、彼がいくら上京しても政府は会おうともしない。また基地工事も知事を無視して、ひたすら強行する姿を見て、キャラウエイ氏の居た時代と少しも変わらないと感じたのであろう。
記事には、このキャラウエイ高等弁務官の統治により、沖縄の主権回復の運動が高まり、急速にその運動が広まったとある。
今の沖縄は、翁長氏が言うように、米軍統治下の状況と変わりないと見える。どんな意見を挙げようが、「粛々」と意見は聞かず、問答無用に工事を進める方針は変えていない。ここまでくれば、大変不幸なことだが、裁判に訴えるしかないだろう。少なくとも、その工事の是非の結果が出るまでは工事はストップすべきだ。
3権分立と言いながら、今の司法は行政の顔色を窺っていて、行政に対して独立しているとは思えないが、しかしその良識ある判断に期待するしかない。
「菅氏と重なる」キャラウェイ氏とは 強権統治 沖縄反発招く
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015041202000118.html
翁長雄志(おながたけし)沖縄県知事は菅義偉(すがよしひで)官房長官との初会談で、米軍政下の沖縄で最高責任者として強権的に振る舞ったと言われるキャラウェイ高等弁務官を引き合いに、菅氏の姿勢を批判した。キャラウェイ氏とはどんな人物だったのか。当時を知る沖縄の識者らに聞いた。(後藤孝好)
「キャラウェイ氏は本土ではほとんど知られていないでしょ。菅氏もピンと来なかったんじゃないかな」と言うのは、政治思想史に詳しい琉球大の比屋根照夫名誉教授(75)だ。
キャラウェイ氏は米陸軍出身。一九六一年二月から六四年七月までの間、陸軍中将として司法、立法、行政の全権を掌握する高等弁務官を務めた。比屋根氏は「立法院の審議や企業の人事、教職員会の活動などに次々と介入した。人権や言論の自由も軽視され、植民地支配と同じだった」と指摘する。
キャラウェイ氏の強圧的な統治姿勢については、池田勇人首相(当時)がライシャワー駐日米大使(同)との会談で批判していたことが、公開された外交文書で明らかになっている。
キャラウェイ氏が強権的な統治を明確に打ち出したのは、六三年三月の米軍将校クラブでの「自治神話論」演説だ。「琉球における自治は神話である」と断言して、住民の権利拡大を認めない姿勢を鮮明にした。
地元紙の琉球新報は翌日、発言を一面に掲載して追及した。強権発動できるため帝王とされた高等弁務官への批判は、それまで抑えられており、異例の記事だったといえる。当時、琉球新報記者だった比屋根氏は「高等弁務官は銀行融資を止めるなどして、新聞社をつぶすこともできた。社内には緊張感が走ったが、見過ごせない発言だった」と振り返る。
自治神話論を契機に、沖縄では米軍政への反発が強まり、住民自治や権利獲得の運動が一気に盛り上がった。キャラウェイ氏はその後、更迭に追い込まれ、知事に当たる主席の直接公選などが実現したほか、本土復帰運動も加速した。
沖縄では権利を自らの手で一つ一つ積み上げて、住民自治を勝ち取ってきたからこそ、民主主義で尊重されるべき民意への期待は大きい。
琉球大の波平恒男教授(60)は「政府は沖縄の民意を無視して強権的な姿勢を取り続けている。翁長氏はキャラウェイ氏の自治神話論を持ち出して、沖縄では戦後七十年たっても、自治が認められていないと訴えた」と指摘する。
菅氏は翁長氏との会談後、キャラウェイ氏と同一視されたことを記者会見で問われると「私自身は上から目線でないと思う。十六年前に沖縄県知事と名護市長が同意して、知事から埋め立て承認も得た。日本は極めて民主国家だ」と反論した。
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