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ヒラリーの先兵 ポスト桜井よしこ 三浦瑠麗のファシズム発言に注視せよ
http://www.asyura2.com/15/senkyo183/msg/141.html
投稿者 くしゃみ講釈 日時 2015 年 4 月 12 日 11:54:01: U.yGQNwJcf5Jw
 

4月12日に、ヒラリー・クリントン氏が大統領選に出馬する予定だ。


それにあわせて、日本の一部マスコミでは、三浦瑠麗(みうら・るり)という女性研究者が登場してきている。藤原帰一の弟子であるが、発言内容は、日本のリベラル勢力を完全に抹殺するためにアメリカから「ニューリベラル」として育てられた人材だ。マイケル・グリーンが上級副所長を務める戦略国際問題研究所(CSIS)パシフィックフォーラムにも安保政策に関するレポートを寄稿している。


この数日間、三浦についてリサーチしてきたが、「三浦は、ヒラリー・クリントン前国務長官の鍵となるアドバイザー」たちと深い人脈を築いているというとだ。


その一人がジョシュア・ウォーカーである。ウォーカーは池上彰が取材した「富士山会議」(日本経済新聞主催)のテレビ東京の番組でも登場した。


現在はジャーマン・マーシャルファンドという米国の東部エスタブリッシュメント寄りのシンクタンクの研究員であるが、三浦女史は「このヒラリーの秘蔵っ子」と2012年に共同で経済構造改革についての論文を書いている。これに加えて、最近では三浦はマイケル・グリーンが上級副所長を務めるCSISに日本の安保法制の議論を整理し、アメリカ側に報告するレポートも寄稿していることはすでに書いたとおりだ。


ジョシュア・ウォーカー 写真記事冒頭引用元URLから


ここでわかってくるのは、アメリカのジャパン・ハンドラーズと日本の官僚機構は次期米大統領はジェブ・ブッシュではなく、ヒラリーという初の女性大統領になることを強く期待しているということだ。そこで三浦瑠麗のような人材をマスコミに露出させ、アメリカと日本の官僚機構が推進したい政策をアピールさせるかかりとして使う。安全保障政策に抵抗感がある、日本のリベラル層も「女性政治学者」が鮮やかに説明することで、受け入れやすくなると、言う読みだ。


三浦女史は安保法制の自公の基本合意ができた時にも朝日新聞に登場している。ここで次のようにコメントしている。


(貼り付け開始)


■<考論>試される国会の機能 国際政治学者・三浦瑠麗(みうらるり)さん


日本の安全保障の議論はこれまで、憲法と法律に偏りすぎていた。憲法解釈を変えて法律に書けば、すぐに政策として実現するかのような考え方が根強い。憲法や法律の中に、国や民主主義を守る歯止めが宿っているわけではない。


民主主義とは本来、時の政権、国会、国民が自分たちの意思を示す行為だ。民主主義的なプロセスを踏んで参戦を判断し、国民はその代償を支払うこともある。たとえば、米国はイラク戦争で4千人以上、韓国もベトナム戦争で約5千人の死者を出した。


自衛隊の派遣について、平和国家としての理念を議論せず、法律や国連決議といった「歯止め」にとらわれるのは、結果的に民主主義を弱くしてしまう。問題なのは、自民一強の国会がきちんと機能していないことだ。


例えば、政権が自衛隊派遣を決めた時、野党が対案を示したうえで、政権を追及することができるか。そうした能力が問われている。


(貼り付け終わり)


この議論、一見するともっともそうに見えるのだが、非常にたちが悪い。まず、今の国会では自公が圧倒的多数であり、民主党にも維新の党にも安保政策では自民党と変わらない勢力がいる。そのようなときに、国会が機能していないことに対する解決策を述べることなしに、「政権が自衛隊派遣を決めた時、野党が対案を示したうえで、政権を追及することができるか。


そうした能力が問われている」と他人ごとのように評論するだけだ。国会が機能しないからこそ、「法律や国連決議」という制度で国会の暴走を止めるという発想にならないのが非常におかしい。


長期的には「平和国家としての理念を議論」することも必要だが、まずは憲法解釈の変更だけで短兵急に安保法制をなし崩しに変えてしまうということが、日本の立憲主義に与える打撃について論じるべきだ。このように時間軸を混同させるというのが三浦女史のレトリックである。違う時間軸の問題を、まるで同じ時間軸のように議論するという手法であると、私の知り合いも言っていた。


廣瀬さんによると、この手口は、@前後関係と因果関係を意図的に混同させ、その因果関係も、短期と長期を意図的に混同する、というもの。この「二重の混同」が、焦点をうまくぼかす、ということである。これも合理的選択論における「選好の混同」を促す手口である。そもそも今の段階で安保法制を改正すべきだという議論は世論調査においても少数派だ。


安保法制を急ぎたいのは外務省や防衛省やアメリカのジャパン・ハンドラーズであり、それはガイドライン改訂という官僚機構にとっての利害の問題だ。この問題をまるで「日本国民の問題」であるかのように、合理性選好を混同させる役目を三浦女史は負わされている、という風にしか私には見えないのである。そういう「国民洗脳」がマスコミ主導で始まった、ということだ。


私がこの三浦女史の「朝日」のコメントを読んだ段階ではまだ彼女の人脈を深堀りしていなかったので、「なんだこの支離滅裂な議論は」というふうに思った程度だった。ただ、私の日米関係研究家としての本能的な直感が「この女学者について徹底的に調べる必要がある」という風に感じさせた。だから、調べてみたら、やっぱりだ。人脈的にはこの三浦女史は藤原帰一の弟子で、「東大国際関係論人脈」に連なり、そして、どうやら10年前から今日に備えて育成されてきたようだ、というふうに見えてきた。


彼女は、元々は農業政策の研究者(http://www.land.en.a.u-tokyo.ac.jp/research/activity2)である。「読売新聞」によると、「イラク戦争に衝撃を受けて農学部から政治学に転身」しているが、この頃に結婚もしており、元外交官で現在は投資ファンド「ベインキャピタル」に務める夫と同じ国際関係論の専攻に鞍替えしている。岩波系リベラルの藤原帰一教授のもとで学んでいる。三浦の学んでいた東京大学の国際公共政策コースというのは要するに日本において「ハーヴァード大学ケネディスクール」を真似した学部であろう。(http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/qanda/voices/v20050808.htm)


三浦は次のように書いている。


「現在は、修士論文に相当する研究論文を執筆中であり、藤原帰一先生の下でご指導を受けている毎日である。昨年度は茂田宏先生のご指導の下シビリアンコントロールに関するリサーチペーパーを書き、それが結局研究論文の論考を深めるきっかけとなった。」


このシビリアンコントロールについての論文が彼女の処女作であり、この研究業績がジャパン・ハンドラーズの目にも止まったのであろう。そして、目下、「ワーキングマザーの女性学者」というコンサバ奥様受けするような「リベラル学者」として売り出し中である。


三浦について私が非常に恐ろしいと感じることは、「論文は論旨があっちこっちに行ったり来たりしているくせに、しっかりと従来の戦後リベラルの主要な論点については決めつけに近い形で、批判する」ということである。たとえば、彼女は下の論文で今のリベラル派の安保法正反対議論を「立憲主義を方便死とした現状維持」であると論じている。


(引用開始)


ここで出てくるのが、「どうどうと憲法を改正すべき」という主張です。私がこの、もっともそうなこの主張になかなか与する気になれないのは、このような主張をされる方の本音が、立憲主義を方便とした現状維持であるのが見え見えだからです。加えて、このような主張には、立憲主義を方便とした日本の民主主義に対する軽視が潜んでいるように思えます。民主主義の仕組みの中で少数者の利益が害されないように最大限工夫してから立憲主義は持ち出されるべきものであって、国家観や安全保障観をめぐるイデオロギー的な争いの錦の御旗として使われるべきものでもないような気がする。
http://pari.u-tokyo.ac.jp/unit/ssu/articles/lully20140704.html


(引用終わり)


確かにそのような考えで、戦術的に論じているリベラル派の論客がいることは私も否定しない。しかし、それが問題であるだろうか。実際問題として、アメリカの属国である日本にとってはその程度の「ボーキング」をしながら、日本がアメリカの安全保障サークルの思惑によってコントロールされないようにするくらいしか短期で見れば道は他にない、ということなのである。そのような戦術が、「民主主義に対する軽視」であるという三浦の議論は「三浦がそう思う」のは勝手だが、根拠が無い議論だ。


三浦は理念としては反論のしようのないことを言っているが、現実的には妥当しない。アメリカのジャパン・ハンドラーズによって、日本政治が蹂躙されている中、できる抵抗はこの程度のものだが、どうもグローバリストリベラルにはその程度のこともお気に召さないようだ。


このような三浦話法(まさに東大話法である!)が展開されているのがこの論文である。三浦は10年かけてこの東大話法を仕込まれたのだろう。


集団的自衛権論争の本質/三浦 瑠麗
東京大学法学政治学研究科 日本学術振興会特別研究員(PD)
http://pari.u-tokyo.ac.jp/unit/ssu/articles/lully20140704.html


三浦はテレビでは明確な言い切り型の話術もできるし、リベラル派をここぞとばかり批判するときは、上のようにかなり自分の考えをはっきり書いているが、それ以外の部分では何を言っているのかわからない相手をけむにまく議論をする。


それは、東大学者という肩書によって権威づけし、論旨が不明確な文章の中に自己弁護を織り交ぜ、しかし、「論争相手」である日本のリベラル層に対しては大した根拠なく否定するという、彼女のレトリックなのである。これは「東大話法・女性学者版」というべきものだろう。リベラル派の岩波文化人、藤原帰一の地肌もここで見えてしまった。


わけがわからない論旨の論文を理解しようとしてはいけない。理解しようとするなら、「三浦瑠麗とジャパン・ハンドラーズの関係性」を踏まえた上で読むべきである。そうすると、「謎文書」のようにしか見えなかった論文が綺麗に読めてしまう。


ニューリベラルというが三浦女史はスーザン・ライスやサマンサ・パワーのような、リベラル人道介入主義者にちかい危険な匂いを感じる。共和党のネオコン派と同じく、これらのアメリカの政治派閥はアメリカの世界介入戦争を様々な理由をつけて理念的に肯定する勢力だ。


三浦瑠麗は、東大農学部にいた時は旧姓の濱村瑠璃と名乗っていた。1980年生まれで、東大在学中にベインキャピタル(ミット・ロムニー元共和党大統領候補が所属していたファンド)に現在務める、福岡出身の三浦清志(義理の兄がどうもアメリカ人学者である)と2003年3月に結婚している。まさに「イラク戦争記念結婚」というべきか。結婚を転機に農学部から国際政治に転向しているわけだ。


三浦女史の兄弟は金融庁勤務を経て今はシカゴに留学中のがおり、は東大で国際関係論を学んでいるようだ。要するに、現在の日本の「東大パワーエリート」とはこういうものだ、という見本のようなファミリーである。


私が、三浦女史がアメリカと日本のそのカウンターパートの受け皿としてかなり計画的に、かつ組織的に育てられた人材であることを直感したのは、彼女と夫が東洋経済が主催した「高橋亀吉賞」という経済学論文賞を同じ年に夫婦で同時受賞していることだ。


しかもともに「佳作」。他に受賞者がいないというのも驚きである。このような夫婦同時受賞というのは普通有り得ないことである。この論文の審査体制に疑問が生じるが、やはりというべきか、2014年を持ってこの論文賞は廃止されている。このように経済、安保、農政と様々な人脈があって、東大国際政治学者・三浦瑠麗は準備されていた、ということだ。そしてイスラム国事件を論じる「ニューリベラルの論客」としてデビュー。


おそらく、三浦女史は「ニューリベラル」としての自分のポジションを日本において確立するために、マスコミにじゃんじゃん登場し、「あっちでもあるようなこっちでもある」という鵺(ぬえ)のような「コウモリ言論」を繰り広げていくことだろう。朝ナマの感想をネットでウォッチした限りでは、半分くらいがこの東大話法の恐ろしさに気づいていないようだった。


ヒラリー・クリントン大統領が誕生すれば、今も安倍政権で進められている「女性の活躍」が更に推奨されるだろう。金融関係においてはゴールドマン・サックスのキャシー松井のような事例もある。


外交安保政策においては、この不敵なモナリザ・スマイルをたたえる「ルリー・ミウラ」が日本における強力なスポークスパーソンになることは間違いないだろう。そして、日米の官僚機構が推し進めるさらなる日米同盟のグローバル化を、美貌と詭弁を駆使して、お茶の間にお届けするに違いないのである。そして「日本政治に絶望した一般庶民」はさらに絶望のどん底に叩き込まれることになるのだ。注視すべきだ。


ソース
http://blog.livedoor.jp/bilderberg54/archives/43999644.html
 

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コメント
 
01. 2015年4月12日 12:17:14 : KzvqvqZdMU
ファシズムだ軍国主義だ口撃し、日本の自立を妨害する左翼。


[32削除理由]:削除人:アラシ
02. 反イルミナティー主義 2015年4月12日 15:43:48 : c/WVv5CaliQ7M : qHbMyyluRk
ファシズムだ軍国主義だ口撃し、日本の自立を妨害する
鬼畜猶太米の狂犬で似非右翼で自称日本人の田布施部落の
部落民で穢多非人の>>1、KzvqvqZdMUプギャ――m9(^Д^)――!

[32削除理由]:削除人:言葉使い
03. 忍穂耳の垢 2015年4月12日 16:50:45 : 5n2KmwfCW10dU : kuN8RCjL9k
ずいぶんと色々理屈を並べているが、よく分らない記事だ。

まずもって、この、“(貼り付け終わり)”以降にある記事は、日本が如何なる国かを知らないで議論されているやに思うが。

なにより、日本は、法の条文によって始まった国ではない。
古くは神々に始まり、天皇、将軍らによる「徳治」によって成り立つ国。
「徳治」とは「人(神)治」であって、「法典による統治」ではない。
ここに憲法論議が起らない、そもそも興味がない国民性がここにある。

ところが、本の虫、学問の虫に生きた者ほどそれが見えない。
西洋が優越する史観に染まった思考は、世界が「十戒」や「聖書」に拠るテキストありきに染まる。
彼らが知る「人治」とは歪んだ専制政治ばかりだから、なおさらに戒めが必要となる。
だから、何々憲章やら、憲法なる条文の存在が先となるのだ。

残念ながら、日本人の深いところでは、まだまだ西洋的な思潮には染まってはいないのだよ。
戦後、その種の精神装置を表面的に受け入れてはいるけれども。

さらに言えば、

法律の条文が先だという思考が意味するのは、外部強制的な制約が日本には必要だということ。
それはつまるところ、日本人は自身で思考し判断するのを止めよ、という話でもある。
もっと縮めて言えば、自分自身を信じなという事。

どうだろう、
自分をも信じられないとは、つまりは日本人は認知症患者か、よちよち歩きの幼児だとなる。
例えば、貴方の家庭で、あるいは職場で、家族や同僚をそう看做したら、どうなるだろう。
私には、それでは、責任ある人物は育たないし、何も始められないと思うのだが。


記事で引用している「三浦」なる人物が言いたいのは、
つまりは、そろそろ日本人は、自分の足で立ち、自分の思考を信じてみよう、と実に当たり前の事を言っているに過ぎないと思うのだが。


04. 忍穂耳の垢 2015年4月12日 16:54:35 : 5n2KmwfCW10dU : kuN8RCjL9k
失礼。

自分自身を信じなという事。→ 自分自身を信じるなという事。


05. 2015年4月12日 18:32:06 : qFBZAvwg0G

 簡単に言うと 櫻井よし子は アメリカの新聞に「慰安婦問題」で論文(主張)を載せて

 ==> 失敗した   ==> つまり 櫻井は 使い物にならないのだ

 ===

 だからして 三浦が ポストxx として出た所で 何の役にもならない

 ===

 単に 日本国内で「バカ騒ぎ」するだけだろう
 



[32削除理由]:削除人:アラシ

06. 2015年4月12日 19:40:38 : 5X9i5O4NWc
この人徴兵制をぜひ日本で導入すべき!って言ってる人だよね
子供いるのかね?

櫻井よしこも独身で子供いない、安倍も
こういうやからが平気で徴兵制とか愛国心訴えるんだよ


07. 2015年4月12日 19:57:33 : 0ojngxMZoQ
>>03
>法律の条文が先だという思考が意味するのは、外部強制的な制約が日本には必要だ
>ということ。それはつまるところ、日本人は自身で思考し判断するのを止めよ、と
>いう話でもある。
>もっと縮めて言えば、自分自身を信じなという事。

貴殿は「日本」と「日本人」を混同して使っている。集団と個人をの混同だ。
個人としての日本人が「自身で思考し判断する」のは当然だが、
政府が自分勝手に思考し判断したらめちゃくちゃだろう。

「外部強制的な制約」を国家にも適用したのが近代国家だろう。
だいたいどこの団体・組織に「外部強制的な制約」がないものがあるのか。
ルールやきまりがないなんてそれこそありえないだろう。
貴殿の言ってることは要するに日本は「近代国家」ではなくまじない師が
祈祷でもして決めている国家であるべきということだな。



08. 2015年4月12日 20:00:15 : 0ojngxMZoQ
>「現在は、修士論文に相当する研究論文を執筆中であり、

修士論文もまだの人間がマスコミに出るのも変ですね。
もう少しちゃんと勉強してから世に出たほうが良い。


09. 2015年4月12日 20:55:10 : t5nJK0LVMU
ソースとしてリンクが貼ってあるライブドアブログを踏んだら、ソースのブログ自体消えていたでござるの巻。
三浦何某という女性学者を批判するブロガーはいったい何を言わんとしたいのか、俺にはこの記事ではぴんと来ません。
だからソースにあたろうと思ったが、元に行っても元がないんじゃ判断のしようが無い。
くしゃみ講釈とかいう投稿者さん、ソース元、再表示よろしくです。

10. 忍穂耳の垢 2015年4月12日 22:35:15 : 5n2KmwfCW10dU : kuN8RCjL9k
>>07 さん コメントをありがとう。なかなかよい異議をいただいた。

>貴殿は「日本」と「日本人」を混同して使っている。集団と個人をの混同だ。
>個人としての日本人が「自身で思考し判断する」のは当然だが、
>政府が自分勝手に思考し判断したらめちゃくちゃだろう。

混同?。
個人が、あるいは政府が、その責任範囲において思考し判断するのは同じだろうに。
制約をかけているのは個も政府も同じ。
そもそも、そんな表面的な話をしているわけではない。文字に残すか、慣習や常識のなかで制約をかけるかの違いだ。

戦前は、異論はあろうが、結局のところ、君主と政府を信じ、国と、そのもとにある家族を守るために戦争に参加したのだ。
その過程において起きた日本らしい動きは、その日本らしさにおいて分析されるべきだろう。

いただいたコメントを拝見して、つとに注目するのは、個人と政府をなぜか分けるところだ。
それは、西洋の価値観は、個、個人に集約し、衆知、衆の価値を認めない、そうしたところに帰着するやにみるが、如何だろう。
こうした、西洋的な個のイデオロギーに染まっている日本人は、それこそ沢山いるだろう。

ところが、凡てを個に集約する思潮の愚は、たとえば株主資本主義にみる如く、もうその賞味期限は切れたように思う。
少なくとも、日本のにおいては馴染まないのだ。
もうそろそろ、そうしたイデオロギーを脱ぎ捨ててはいかがだろうか。

そうした個への偏執は、専制君主政治に辛酸をなめた異国のPTSD(心的外傷後ストレス障害)でしかない。
それを知らぬ日本人が背負う必要がどこにあるのだ。

ひとつ断っておくと、戦前の日本人がなした愚はおおいにある。それへの危惧は私も同じだ。

だが、その心配とは別に、
戦後の、特にリベラリストは、戦争で辛酸を舐めた、その本因、原因を、驚いたことに、特定できてはいない。
何をしたのかは皆が知っている。戦前の精神性の全部を、まるごと否定しただけだ。
そんな安直な否定で、事が改善する筈がないのはいうまでもない。

めちゃくちゃだと言う前に、その外部強制的に到る原点。
いったい、何が戦前の日本人をして戦争に向かわしめたのか、その本因を述べてから制約を議論していただきたい。
その際には、あいつが悪人だからこうなった‥みたいなドイツにみるような解決では、誰も納得しないことを言い添えておく。


11. 忍穂耳の垢 2015年4月12日 23:20:46 : 5n2KmwfCW10dU : kuN8RCjL9k
これまた失礼。投稿が途中で反映されたようだ。
先のコメント>>10は‥、

これまた失礼。投稿が途中で反映されたようだ。
先のコメント >>10は、

>そもそも、そんな表面的な話をしているわけではない。文字に残すか、慣習や常識のなかで制約をかけるかの違いだ。

の後に、

先のコメントは、その文字の制約にばかり偏った思潮を指摘したまで。
それは、西洋の論理を、そのまま日本文化に適用できるとみる思考に、そもそも問題がある。

と続くものだった。謹んで訂正したい。


12. 忍穂耳の垢 2015年4月12日 23:51:46 : 5n2KmwfCW10dU : kuN8RCjL9k
>>11.
どうも不手際が連続して、あい済まぬ。重複箇所は適宜無視してくだされよ。


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