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安倍訪米とTPP 田中宇の国際ニュース解説
http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/910.html
投稿者 お天道様はお見通し 日時 2015 年 4 月 11 日 01:49:37: I6W6mAZ85McLw
 

日本の安倍首相が4月末に訪米し、日本の首相として初めて米議会の両院合同会議で演説する予定だ。米議会はこれまで「戦争責任」に否定的な日本の首相を議会で演説させることを拒否していた。下院の議場を使って行われる両院合同会議は、1941年の日本軍による真珠湾攻撃の翌日、ルーズベルト大統領が対日開戦の演説(Infamy Speech)を行った場であり、そんな神聖な場で「戦争犯罪」を認めない日本の首相に演説をさせるわけにいかないというのが、米議会の考え方だった。06年に訪米した小泉純一郎首相は、靖国神社を訪問したという理由で、米議会から演説を断られている。
安倍靖国参拝の背景


 安倍は、小泉と同様、靖国神社に参拝している。今の日本は小泉政権時代よりさらに「戦争責任」を否定する傾向が強く、安倍はその流れを煽り、自分の人気につなげている。米議会から見て、小泉がダメなら安倍はもっとダメなはずだ。在米韓国人団体も、安倍を議会で演説させるなと米議会に強く働きかけた。しかし、米議会は安倍を両院会議で演説させる方向で話を進めている。なぜなのか?
Wartime ghosts shadow Japan and South Korea's future
Abe's ears likely to be bent by Obama on critical regional issues during U.S. tour


 そう思って調べていくと、それらしき理由が見えてきた。それは「TPP」である。日米など環太平洋の12カ国が交渉中の自由貿易協定であるTPPについて、米国では、民主党を中心に反対運動が起きている。多国籍企業が、政府の政策が不当(自社の儲けを阻害している)だとして特別法廷(非公開)で提訴でき、勝訴すると政策を無効にできる仕組み(ISDS)が、環境や食の安全などに関する政策を阻害しかねないとか、TPPから除外されている中国の製品が韓国などを経由して非関税で米国に入ってきかねないというのが反対運動の論点だ。
Ahead of Abe Visit, Pressure Builds For Obama on TPP_vv_
The Trans-Pacific Partnership is the opposite of free trade


 TPPの交渉は完全非公開で行われ、交渉がまとまるとどんな貿易圏ができるか曖昧にしか公開されていない。米国では、大企業や業界団体が直接に大統領府の担当者を動かして交渉している。TPPは、米欧間の自由貿易体制であるTTIPと合わせ、大企業の権限が政府を凌駕する国権剥奪・民主主義破壊の「新世界秩序」を作る動きになっている。国権剥奪の新体制作りなので、国権機関である米議会に交渉の中身を知らせずに交渉が行われている。米議会では、一部の議員が機密保持を誓約させられた上で、限定的な情報を開示されているにすぎない。
国権を剥奪するTPP
Trans-Pacific Partnership Seen as Door for Foreign Suits Against U.S.


(日本は、官僚機構が政治家や企業より強い官僚独裁で、TPPの交渉役や運営役も官僚なので、権力構造の改変はない。TPP実施後の新体制下では、米国などの企業や業界団体が日本の官僚が決めた政策を転覆できるが、対米従属の観点から見ると日本の従属先が米政府から米企業に替わるだけで、大した体制転換でない)
貿易協定と国家統合


 TPP加盟諸国の中で大企業が強いのは圧倒的に米国だ。米国の大企業が、日本など他の加盟国の政府の政策を踏み荒らすのがTPPでまず予測される構図だ。この構図だと、米国には不利益がないように見える。しかし米国の大企業は、米国自身の政策も変えたいはずだ(外国でなく自国の政策を最も変えたいだろう)。米国の大企業は、日本や豪州など他の諸国の同業他社をそそのかしてISDSに提訴させ、自社に不利益な米国の政策を変えられる。TPPは、米国自身(米国の国民と政府)にとっても不利益になる。
A Fast Track to Disaster


 オバマ大統領はTPP推進派だ。TPPの締結は、残り任期1年半のオバマ政権の経済面の最大目標とされている。政府の権限を剥奪して企業に譲渡してしまうTPPを米政府自身が強く推進していることは、常識からすると不可解で、裏読みしないと理解できない。TPPについて米議会に議論させると、多くの点で改定案を出されて収拾がつかなくなる。そのためオバマは米議会に対し、大統領府が他の諸国と交渉して決めたTPPの条文を、審議なしで丸ごと議会が可決するか否決するか(条文の一部改訂を認めない)の二者択一で票決する「ファストトラック」方式(大統領一任方式)で批准してくれと要求している。
Let Obama Close the TPP Deal


 米国では、労組や消費者団体など民主党系の組織がTPPへの反対を強めているので、民主党議員の中には反対派がかなりいるが、共和党は伝統的に大企業寄りなので、共和党議員はほとんどTPPに賛成している。米議会は両院とも共和党が多数派なので、TPPをファストトラック方式で批准することを米議会が認めると、その時点でTPPが実現する可能性がぐんと上がる。米議会は5月中にTPPのファストトラック化を認めるかどうか決める見通しだ。それに先立ち、米国では3月からTPPに対する反対運動が強まり、たとえば民主党リベラル派の市民が多い西海岸のシアトルでは市議会や役所など市を挙げて反対運動を始めている。
Seattle votes to oppose fast-track of Trans-Pacific Partnership
Japan's Abe to disappoint U.S. Obama, not only on TPP


 3月末、米国のバイデン副大統領が、自民党でTPPを担当する高村副総裁に電話してきて、安倍の訪米までに日米間でTPPに関する交渉を妥結できるよう、日本が自動車や農業の分野で譲歩してほしいと求めた。TPP全体の交渉は、日米以外の10カ国に関してほぼ完了しており、日米間の交渉が妥結するとTPPが実現できる。米国は安倍に、日米がTPPの交渉を妥結した直後に訪米してもらうつもりでいるようだ。
Biden calls for Japan-U.S. TPP deal before Abe's trip to Washington


 安倍が訪米する4月末、米国ではちょうど米議会がTPPのファストトラック化を認める前後で、TPPの是非をめぐる議論が高まっていると予測される。そんな中で、TPP交渉の中で最後までもめていた日米間の交渉を妥結させた安倍が訪米し、米議会の両院合同会議で、日米と環太平洋の貿易と安保の「明るい」未来について演説する。TPP推進派の共和党議員や大統領府の高官たちは拍手喝采だ。日本がTPP交渉で米国の言いなりになったとあれば、民主党議員も反対色を弱めざるを得ない。安倍を米議会で演説させるのは、オバマ政権と議会共和党による、TPPをまとめるための演出だろう。
貿易協定と国家統合


 日本にもTPPの反対運動があるが、昨年末の選挙で圧勝した安倍政権は、農業団体が自民党に死にものぐるいで圧力をかけても、簡単に無視できそうだ。米国の反対運動も、どれだけ盛り上がるか疑問だ。TPPは安倍の訪米までにまとまる可能性が高い。
U.S., Japan seek trade deal with auto, farm issues key


 安倍首相と、安倍をあやつる官僚機構(日本外務省など)の国家戦略は、日本を米国と「一体化」していくことだ。FTよると(旧覇権国として覇権動向を見る目が鋭い)英国の閣僚は、米国の高官に「英国が覇権衰退した1960年代にインド洋や太平洋(アデン以東、スエズ以東)から撤退したように、米国もいずれ西太平洋(グアム以西、またはハワイ以西)から撤退せざるを得なくなる(西太平洋は中国の覇権下に移管される)」と語っている。米高官は、そんなことはないと否定しているが、米軍がグアム以西への(日本と韓国から)撤退を長期計画にしていることは事実だ(FTの記事は、米国覇権の衰退を予測する英国勢の分析を冷笑する米国勢の立場に立っているが、私の見立てでは英国勢の方が正しい)。
UK's risky obsession with US decline
資本の論理と帝国の論理


 対米従属を絶対の国是としている日本の独裁的な権力である官僚機構は、米国の西太平洋からの撤退を是が非でも防がねばならない。そうしないと日本が対米従属できなくなり、官僚機構は米国という権力の後ろ盾を失い、国会の政治家に権力を奪われて「民主化」されてしまう。米国が日本を捨ててグアム以西に撤退することを防ぐため、日本の権力機構はできるだけ早く経済的・外交軍事的に米国と一心同体になることをめざしている。
まだ続き危険が増す日本の対米従属
米中逆転・序章


 最近、米国の金融債券システムの崩壊が近い(早ければ今年中)と米国のヘッジファンドなどが騒いでいるが、金融危機の再燃は米国の覇権崩壊、西太平洋からの撤退、日本の対米従属の終わりになる。だから、安倍を操る官僚機構は、TPPや米軍基地の辺野古移転、日米安保ガイドライン改訂による日米軍の一体化、日銀のQE続行による債券金融システムのテコ入れなどを全力でやり、米国の覇権崩壊や日本からの撤退を何とか防ごうとしている。
Stock market rigging is no longer a `conspiracy theory'
Global fund managers warn of a bond bubble
We Are All Trapped-Alasdair Macleod


 これらの要素の多く(中央銀行間でやり取りしている日銀QE以外)は、すべて4月末の安倍訪米時の日米の議論の中に入っている。安倍が沖縄の強い民意を無視して辺野古の基地の工事を強硬に進めようとしているのは、訪米時に米国側に工事の進捗を報告してほめられたいからだ。辺野古に基地を作っても、沖縄の海兵隊をいずれグアムに撤退する米軍の計画は変わらないが、何年か海兵隊を日本に引き留めておける。安倍訪米時には、日米の軍事的な一体化を進める防衛協力ガイドラインの18年ぶりの改訂も予定されている。日本はすでに軍需産業の米国との一体化も進めている。日本は軍産複合体の一部になりつつあり、安倍の訪米でそれが一気に進む。
従属のための自立
Japan, US To Adopt New Defence Guidelines On April 27


 TPPも、経済の問題から外交安保の問題に急いで塗り替えられようとしている。カーター米国防長官は4月6日、訪日を前にした演説で、新たな空母を建造するよりTPPを締結することの方が重要だと述べ、中国を除外して締結されるTPPが経済面の中国包囲網として効果があると示唆した。
TPP deal as important as new aircraft carrier: Pentagon chief


 オバマ自身、TPPを締結する最大の意味は、米国主導の貿易圏を作ることによって、アジア太平洋地域における中国の経済覇権の拡大を防ぐことにあると考えていると報じられている。中国は東南アジア10カ国と日韓豪印NZを誘い、米国をのぞく16カ国で貿易協定(東アジアFTA、RCEP)を結ぼうと提唱している。米国がファストトラック方式で急いでTPPを締結しないと、東アジアの経済覇権を中国に奪われるぞ、というのがオバマ政権の言い分だ。
China is Obama's trump card in push for Pacific Rim trade pact


 オバマ政権のこのような言い方は、日本政府にとっても好都合だ。経済だけの話として進めようとすると、経済的に損をする日本の農民や消費者団体などが反対を強めるが、日本にとって「最大の脅威」と喧伝される中国の台頭を阻止するためにTPPが必要だとなると、反対派は「非国民」のレッテルを貼られかねないので黙らざるを得ない。事態は「戦時中そっくり」だ。安倍は以前から「TPPは安保(中国包囲網)の問題でもある」と言っている。
中国の台頭を誘発する包囲網


 安倍が訪米し、日本の首相として初めて米議会両院合同会議で演説すると、日本における安倍の権威が大いに高まる。戦後の日本人は右翼だけでなく左翼も対米従属根性が染みついているので、米議会の超党派から拍手喝采される栄誉を得た安倍を批判しにくくなる。議会演説は、米国(軍産複合体)がやりたいことを実現し続ける安倍への箔つけであり、ご褒美である。
Shinzo Abe's optimistic vision


 とはいえ、これまでの態度から見て、オバマは安倍が嫌いなはずだ。最近の米政界は、軍産複合体(米覇権主義)とオバマ(隠れ多極主義)との対立が強まっている。オバマは、軍産複合体に迎合するふりをして好戦的な策を過剰にやって失敗させ、ドイツや英国、豪州などの同盟諸国が米国から距離を置く(その分中国やロシアに接近する)よう仕向け、中露やイランをこっそり強化することで、軍産複合体を弱体化し、米国覇権をいったん破綻(リセット)させようとしている。近年の日本は、対米従属というより対軍産複合体従属の傾向を強めており、オバマから見ると安倍政権は敵である。
◆続くイスラエルとイランの善悪逆転
◆中東覇権の多極化


 こうしたオバマの姿勢と、TPPの推進、安倍に対する歓迎は、矛盾しているように見える。しかしTPPや安倍歓迎をオバマの隠れ多極主義の一環としてみると、矛盾が消える。日米がTPPを結成して貿易が動き出すと、対抗して中国も東アジアFTAの自由貿易圏の結成を急ぐようになる。隠れ多極主義のオバマは、TPPの創設を、中国の台頭を扇動する道具にしようとしている。



 TPPと東アジアFTAを比較すると、どちらがアジア諸国を引きつけるだろうか。中国についての悪い印象を持たせようとしている日本のメディアだけに触れている日本の人々の多くは「TPPに決まっている」と思うかもしれない。しかし、最近まで「中国が国際金融機関を上手に運営できるはずがない。日本が主導するADB(アジア開発銀行)にかなうわけがない」と日本で報じられていたAIIB(アジアインフラ投資銀行)に、日米以外のすべての関係諸国が加盟し、IMFや世銀が中国主導のAIIBを賞賛する事態になっている。中国は、この10年ほどの間に、国際機関や貿易体制をうまく運営する技能を身につけている。それを認めたくない日本の政府やマスコミなどのプロパガンダを、日本人の多くが軽信している。
日本から中国に交代するアジアの盟主


 すでに書いたように、TPPは加盟国の国権を剥奪する。企業が国家を提訴できるISDSの制度は加盟国にとって脅威だ。東アジアFTAには、このような条項がない(中国による隠然とした支配はあるだろうが、TPPも米国による隠然とした支配体制だ)。米経済はほとんど成長していない(統計によって成長を粉飾している)。米国は金融バブルも崩壊しそうだ。中国は今後もしばらく高成長を続け、国内消費が拡大する(米国の金融崩壊が起きるとリーマンショックをしのぐ世界不況になり、中国も被害を受けるが、日米の被害の方がはるかに大きくなる)。それらの要件を考えると、TPPと東アジアFTAの縄張り争いは、短期的に互角、長期的には東アジアFTAの方が優勢になる。
TPPより日中韓FTA
WTOの希望とTPPの絶望


 日本がADBを通じてアジアの経済開発に寄与してきたことは、中国を含む世界中が高く評価している。AIIB創設に成功した中国に、日本が負けたくなければ「日本は(AIIBよりも)ADBでアジアに貢献し続けます」と安倍首相が高らかに宣言すれば良い。しかし、安倍(や閣僚)はこうした表明をせず、AIIBに関して沈黙している。その理由は、もし「日本はADBでがんばる」と表明すると、中国など米国以外の国々から「それはすばらしい。ぜひADBのノウハウをAIIBに教えてやってくれ」と言われ、日本がAIIBの方に引っぱり込まれるからだ。日本の権力機構(官僚)は、日本の台頭や世界から賞賛されることよりも、日米だけがAIIBに非加盟で、中国敵視策によって日米同盟が強化されることの方を望んでいる。TPPも同様だ。
Japan, Sticking With U.S., Says It Won't Join China-Led Bank


 米同盟国だった英国や独仏豪、そしてイスラエルまでが、米国の反対を無視してAIIBに加盟した。この件は、米国の覇権低下(中国の覇権拡大)を意味している。米国が弱くなって対米従属する利益が低下し、今後金融破綻などでさらに米国が弱くなることを予測して各国が米国から離れていく中で、日本だけが不利益の増大を無視して対米従属一本槍を貫いている。
This Is Why The US Just Lost Its Superpower Status According To Larry Summers
Israel applies to become founding member of China development bank


 金融破綻や好戦策への拘泥など、対米従属は今後、不利益や害悪がますます大きくなる。それなのに日本は、米国(ドル延命)のために、自国の通貨や金融を破壊するQE拡大を続けている。日本は、対米従属を続けるために、自国の農業や消費者の安全を破壊するTPPに加盟する。日本は、対米従属を続けるために、沖縄の人々をひどい目に遭わせる米軍基地運用を続けている。日本は、縮小が確実な米国に従属し続けるために、拡大が確実な中国を嫌悪し続けている。日本の対米従属は、官僚機構が独裁的な(選挙で誰が勝とうが官僚が政策を決める)権力を保持し続けるための仕掛けだ。対米従属が日本の弱体化(財政破綻、貧困化)の元凶なのに、ほとんどの日本人がそれに気づいていない。
QEの限界で再出するドル崩壊予測
◆日銀QE破綻への道
We Are All Trapped-Alasdair Macleod


「米国より中国の方が危ないから対米従属で良いんだ」と言う人は、プロパガンダを軽信している。中国は、米国よりずっと危なくない。昨年来、中国は領土紛争での好戦性を低下する一方、米国は世界的に好戦性を増している。
China cannot believe its luck over new investment bank


 米雑誌フォーブスの駐日記者(「しぼむ日本」と題するブログを書いているStephen Harner)は、3月末に中国の習近平が行った「冷戦型の思考を捨て、平和的な対話で紛争解決する」という演説と、日本の安倍首相の冷戦型の中国敵視策や好戦策を対比し「歴史の正しい側」にいるのは(70年前と同様に)中国の方だと指摘する記事を出している。「習近平のボアオ演説は、アジアが必要とする未来を描いている」「日本の国会議員のほとんどはアジアのことを何も知らず、安倍に付和雷同している」「中国を敵視する安倍の策は、無駄で、破壊的で、悲劇的で馬鹿馬鹿しい」とも書いている。これらの指摘は全く正しい。
Abe To Tout U.S.-Japan Alliance In D.C. While Xi Expounds On A 'Common Asian Destiny' At Boao
Commentary: Xi's Boao speech sheds light on Asia's road to prosperous, harmonious future


安倍訪米とTPP 田中宇の国際ニュース解説


 

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コメント
 
01. 2015年4月11日 04:32:12 : R3ynsB25pw
 
ネトウヨ並に器が小さい安倍政権、外国の民間メディアや記者にまで外務省経由でケチ付け→嫌われる
http://carpenter.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1428693491/
 

1 :Ψ:2015/04/11(土) 04:18:11.87
2012年に安倍政権が勝利を収めて以降、事態は一変した。
安倍首相は、Facebookなどの新しいツールによって発信を強化したように見えるが、
一方で日本が抱える巨額な政府債務について語ることは減っていったという。

安倍政権の閣僚から、エネルギー政策、アベノミクスが抱えるリスク、
憲法改正など、記者の質問に明確な答えが得られることは無くなっていったそうだ。

そしてついに、5年前には考えられなかった、外務省からの攻撃(attacks)もはじまった。
Germis氏による、安倍政権の歴史修正主義に関する記事が報道された後、
フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙編集長のもとに、在フランクフルト日本総領事が訪れたというのだ。
http://newclassic.jp/21785


国内ウヨの支持を集めるために、敵をどんどん作り出す安倍政権。
日米韓の間には中国の思惑通り亀裂を生じさせるわ、イスラエル国旗下で中東介入を宣言するわで、
やってることは孫子兵法の逆ばかり。
こういうのは、囲碁で例えると、局地攻勢にこだわって全体の陣地を縮小させる素人戦法なんだけどなぁ…(´・ω・`)
 

2 :Ψ:2015/04/11(土) 04:19:10.05
元々敵なんだから
 

3 :Ψ:2015/04/11(土) 04:23:05.11
>>1
成蹊大学しか入れなかったような奴なんて、所詮は頭が悪いんだから
多くを求めてはいけない。


4 :Ψ:2015/04/11(土) 04:23:26.55
安倍がやったことは韓国と同じ。
パチンコ施設や産廃処理場建設における住民の反対に対し、大使館経由で圧力かけてくるのが韓国パターン↓
地方では安倍与党の「保守政治」に限って、こういう害悪を推進している↓


産業廃棄物焼却施設(愛知県春日井市)が昨年末に二度目の改善命令を受けた問題で、
施設に反対する住民団体が九日に県庁で会見し、県は当初、施設の設計許可を取り消そうとしたが、
在名古屋韓国総領事館の働きかけを受けて改善命令にとどめた疑いがあるとの見方を明らかにした。
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1231574512/
 


02. 2015年4月11日 06:21:23 : aDRsFk27AQ
最近老眼が出始めたんでこう言うの助かるなぁ(しみじみ

[32削除理由]:削除人:アラシ
03. 北の零年 2015年4月11日 08:15:55 : pi7eKAjFENWsU : nLVcr7ZQsY
02.氏に全同感。取り敢えずURLをお気に入り保存しておき、
余裕のある時にゆっくり読み吟味しよう。コメントを書くならその後となるが、
しかし…senkyo183に再掲されるの?



04. 2015年4月11日 11:31:46 : 265dZqvUwE
TPPに安倍が賛成というのはどうか?交渉の進捗状況を伝える報道と担当相の甘利のコメント内容にはいつも乖離が見られるし政権を支持しているチャンネル桜の社長などもずっと反対している。交渉を打ち切らない理由は無碍に断れば鳩山政権と同様に政権が倒されるから危険でダラダラ交渉を続けて両者KOになるまで伸ばす方が国益になるみたいなことを以前言っていたし。むしろ、妥結の有無に拘わらず官僚機構が力を維持し続けるためにTPPを(無意味な)交渉として続ける必要があるし実体経済から考えたら害でしかない消費税増税を決めたのも同じような理由からだろう。

05. 2015年4月11日 12:36:34 : vrRWHQ3dF6
TPPは騒ぎ始めてから何年経っても妥結できない。最近では脱退する国がでる可能性もでてきた。しかしアジアインフラ投資銀行は一気に参加の流れができた。

もはやブレトンウッズ体制が崩壊しかけていることは明らか。
しかし安倍政権は最悪の選択をしつつある。


06. 2015年4月11日 20:44:54 : qpd25J8Ajs
この投稿良すぎて最近出没する3人が出てきそう!管理人さん気を付けて!

07. 2015年4月11日 23:35:29 : rz1GAFWIFg
大体の内容には同意だけどさ、最後のほうは反米のあまりに支那に少し甘いんじゃないの?
支那は核心的利益の主張を引っ込めていないし、スプラトリー諸島で今現在何やっているのか知らないわけじゃないだろう。
実弾が飛び交うのだけが戦争だと思っているのかな?

08. 2015年4月12日 00:27:14 : CS3gSRLWLw

自民党の本音はTPPなんか参加したら、農林漁業が壊滅的な状況になるので、参加したくない。

それこそ、TPP参加で自民党は終わる。

日本にメリットは一つもない。



09. 2015年4月12日 00:45:59 : GCsMYKjFvo
GOOニュース
http://news.goo.ne.jp/article/wedge/business/wedge_4884.html

JAトップ・萬歳会長  突然の辞任劇の真相
Wedge2015年4月11日(土)12:00

 パトロンに引導を渡された雇われマダム――。
JA全中・萬歳章会長の辞任劇をこう例えてみる。

 全中のパトロンは、農林中央金庫、JA全農、JA共済連など連合会と全国に694ある農協などだ。
全中の活動資金を提供しているからそう呼んだ。
その関係から全中会長は雇われマダムになる。

 今回の人事劇、パトロンの横暴ぶりに愛想を尽かした雇われマダムが、逃げ出したという例えはどうだろうか。
そのパトロンは、農協界屈指の抵抗勢力、JA全農。成清一臣理事長の、この一言が原因だった。

 「近々に株式会社化を検討することはしない」(4月8日付け産経新聞)

ここだけがポイント 以上抜粋終わり。

という嘘か本当か、、、面白いものがある。
元が産経だから見事なバイアス付の記事ですがTPPの根っ子が崩れるので焦った感じが非常に良く出ています。
ただしこんなことすらも書かない産経よりも程度の低い横並びの他の塵マスコミの連中は更に完全な屑で勿論共同通信社もその中に入ります。
お暇なら一見の価値があるかもしれないようなその程度の見事なバイアス付の記事です。
「近々に株式会社化を検討することはしない」の内容を打ち消すために苦労して株式会社化になぜ反対するのかの下らん内容が矮小化されてエンエンと続きます。
噂の不平等条約の中身をお忘れになっているかのような見事な内容でありどのようにして正反対の内容の結論に誘導するのかの見本のような見事な記事になっています。
高級工作員が苦労して書かれたであろう日本語の書き物の見本にどうぞ。

TPP反対 自民党賛成の矛盾に満ち溢れたマスコミ報道の農協組織がどうも可笑しいと以前から思う。
実際はどさ回りのアベチョン一座の暴走だけでこれではTPPは無理だろうと思いますよ。
またしてもダマスゴミ報道に要注意であり嘘ばっかりだから騙されてはいかんよ。
本当に息をするように嘘を書く連中ばかりですね。

この阿修羅投稿の文章の中身も上げたり落としたり忙しい内容でなぜか大変困っているんだろうね。
ところでこれは日時 2015 年 4 月 11 日 01:49:37:の投稿だろう。

ア銀加入の意思表示でTPPは降りるとまで言い切った国があるのにこの最も知りたいポイントを外している。

この内容では今までの通りの大変だ テーヘンダ アメ公怖いぞで善良な一般国民を脅すだけの単純な内容になるから全体の論旨も今時では簡単に崩れてネタもばれる。
田中宇の国際ニュース解説とまで書くのなら現状に合わせてもう一度精査検証した方がいいんでないの。
この分類は★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK182 > 910.html なんでしょう。
殊にオバマと民主党と共和党の関連の箇所はまるでカルト板の有名人の文章のように見える。
会話を直接横で見ていた訳でも無いはずなのにこの人はなぜこんな書き方が出来るのでしょうか。
ただし高給官僚の箇所はリアルで何かネタを仕入れているんでしょうかね。
個人的には何か悪臭が少し臭うような気もします。

田中宇 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/田中宇
田中は「日本のマスコミ全部が“客観”の意味を取り違えている」と考えている。
「英語の記事には、“世の中をどう見るか”と言うことが書かれたものが結構あり」「欧米のメディアは、あるコードに基づいて、ウソでなければ、自分で検証しながら、それを書いていい」。

と書いてある。

経歴
1961年(昭和36年)、東京生まれ。
東北大学経済学部卒業。
1986年(昭和61年)、東レ勤務。
1987年(昭和62年)、共同通信社に入社。
そこで外信部に配属され、英語のニュース記事を多読する内にそれらに魅了される。
1996年(平成8年)頃、「田中宇の国際ニュース解説」を始める。
1997年(平成9年)、その頃コンテンツの充実を模索していたマイクロソフト社に誘われて同社に入り、ニュースの配信業務に従事する。
1999年(平成11年)末、独立。
2001年(平成13年)のアメリカ同時多発テロ事件や2003年(平成15年)のイラク戦争以降、多くの書籍を出版している[2]。
2008年(平成20年)、田中宇の国際ニュース解説が「まぐまぐ大賞2008」の総合大賞で、3位を受賞した[3]。

この田中宇という人一般人では入社不可能な共同通信社出身でつぎがマイクロソフト社だからもしかして極普通の演技力豊富な役者ではないじゃろか。
本物の保守系リベラルならOZAWAのように妨害されているだろう。
ネットの情報は速いからこの種の投稿は投稿者 お天道様はお見通しさんもさぞかし大変なんだろうね。
ご苦労様でーす。

ところで投稿者 お天道様はお見通しさんもわざわざでかい文字にしてネトウヨみたいですが目でも悪いんですか。

02. 2015年4月11日 06:21:23 : aDRsFk27AQ
最近老眼が出始めたんでこう言うの助かるなぁ(しみじみ )さん

見ておられるウエブ ブラウザでCTRLキーとプラスキー(+)もしくはCTRLキーとマイナスキー(−)を同時に押されたらどんな画面の文字でも拡大や縮小が任意に出来ます。
従って投稿者 お天道様はお見通しさんも多分苦労して理解されたであろうHTML文法を用いて文字をあえてでかくする必要が全くありません。
スクロールするのが普通面倒になるだけでスマホのように表示画面が小さいと返って見るのに苦労するだけです。
キーの操作方法を一度試して見て下さい。


10. 2015年4月12日 03:45:49 : ZZRN8DfbzY
宇は隠れ多極主議論を持論にしているマニアだから全く使えないと
言うほどでもないが、外している事も多々ある。
原発事故時には慌てふためいて、池田信夫の様なスタンスになったから、
そのような背景の人なんだろう。
だから情報が間違っていると言う事でもないし、合っているという事でもない。
冷静に使えるか使えないかだけで見るべき御仁。

11. 2015年4月12日 06:01:44 : iMTU6c0T42

> (カーター米国防長官は)
中国を除外して締結されるTPPが経済面の中国包囲網として効果があると示唆した。


米国の理論って噴飯物ですね、日本をとことん馬鹿にしていますよ
日本だってこんな幼稚な言い分に騙されているわけではないでしょう
米国の出方を見ながら、グダグダと合意先延ばしにしているんでしょうね
もうひとふんばりグダグダして欲しいと願うばかり



12. 2015年4月12日 08:26:31 : WNSPGcaZcg
ロ−マ帝国にしがみつく愚か者、時代おくれ。

13. 2015年4月12日 09:34:21 : EAkIk2fULU
読みやすいし面白かった。

オバマに対する見方も面白かったな。おれもオバマは経済屋で軍事屋から
一線距離を置いていると思っている。

そろそろ米国軍事屋も人類の敵として外堀埋められていく感じだね。

軍事屋が暴発しないようにうまく捌きながらソフトランディングさせる。
相手の奇策を防いで横綱相撲がとれればというところ。

じゃあ軍事屋の手先ども連投戦士3人の襲来に備えるか。


14. 2015年4月12日 10:32:28 : FuJgA6pYCj
官僚は敗戦の反省からアメリカ追随できたがもう賞味期限切れだ。
アメリカと一緒に心中だな。
売国奴官僚はこれだけ日本を食い荒らせば満足だろう。

使い勝手のよい安倍は道ずれにどうぞ。


15. 2015年4月12日 12:36:40 : cvxhthns9I
素晴らしい。

この投降は、毎朝声に出して読むことにする。

田中さんの隠れ多極主義の意味がよくわからなかったが、
柔道や合気道の、相手の力を利用して勝つことだな。

力に力で対抗すれば、双方すさまじい出血になるのは明白。
それよりも隠れて相手の力を利用しながら勝つ、

素晴らしい。


16. 2015年4月12日 15:42:13 : oR2gvdQAjs
田中宇の国際ニュース解説によれば、アメリカにしてみれば、オバマ大統領をはじめとする民主党政権を多極主義とすれば、隠れ多極主義というのは、言い方を変えれば「親イスラエルのふりをした反イスラエル」と呼ばれるもので、イスラエルにしてみれば、イスラエル政権というのを、この「親イスラエルのふりをした反イスラエル」に騙された右派政権とすれば、中国に置き換えれば、この右派政権を中国共産党に置き換えれば、イスラム原理主義組織ハマスを中国の反日活動家に置き換えれば、日本に置き換えれば、安部自民党政権をこのイスラエル右派政権とすれば、日本維新の党はじめ次世代の党というのを、イスラム原理主義組織ハマスと本質的には同じ穴の貉に過ぎないという真実を見破れば、テロ国家シリアに置き換えれば、アサド大統領も知らないところで、化学兵器の抜荷をして、これを反政府軍に横流しをして暴利を貪ろうとした連中を、日本の核発電推進原理趣旨組織に置き換えれば、この反政府軍を跳ね返りのネトウヨをはじめとする全体主義を取り戻したいがための保守右翼連中に置き換えれば、イスラム国というのは日本会議と本質的には同じ穴の貉に過ぎない存在でしかないということが、国際社会全体から見た、私たち日本人および日本国に対する本質的な見立てではないかと見破れば、

「英国が覇権衰退した1960年代にインド洋や太平洋(アデン以東、スエズ以東)から撤退したように、米国もいずれ西太平洋(グアム以西、またはハワイ以西)から撤退せざるを得なくなる(西太平洋は中国の覇権下に移管される)」と語っている。米高官は、そんなことはないと否定しているが、米軍がグアム以西への(日本と韓国から)撤退を長期計画にしていることは事実だ(FTの記事は、米国覇権の衰退を予測する英国勢の分析を冷笑する米国勢の立場に立っているが、私の見立てでは英国勢の方が正しい」ということもまた、キャリアコンサルタントから見た、私たち日本人及び日本国にとっての本質的な見立てではないかと見破れば、私たち日本人が自ら解決すべき課題であるということも、またこの田中宇氏は示してくれているものと見て、間違いありませんね。

ならば、今度は私たち日本人がまんまと騙されたふりをして、フランスが韓国に手を貸して頂くことで、戦前の日本をナチスドイツに置き換えれば、イギリスを日本国に置き換えれば、このイギリスのキャメロン首相を日本国の首相に置き換えるならば、この使い物にならない間抜け総理に他ならない安倍首相をヒトラー総統に置き換えれば、今度は日本国がまんまと騙されたふりをして、「キャメロン首相におかれましては、日本の安倍首相にだけは絶対に騙されることが無いように、ご留意の程、どうぞよろしくお願い申し上げます」ということで、誇りを持って応えていく事で、中東和平の実現を目標に置くならば、ドイツが、フランスと協力して、ガザ地区のパレスチナ住民の皆様への医療支援活動を実施するという逆転の罠として利用するならば、イスラエルにしてみれば、まんまと騙されたふりをして、跳ね返りに過ぎないイスラム過激派勢力をイスラム国に横流しをする見返りとして、今度はイギリスがフランスと協力して、ヨルダン川西岸地区をはじめ、ユダヤ人入測地での医療支援活動を実施するという逆転の罠として利用しては如何でしょうか、ということで応えても良いのではないでしょうか。
トルコを日本の立場に置き換えれば、トルコにしてみれば、ドイツのネオナチ連中を、跳ね返りに過ぎない中国の反日活動家に置き換えれば、これをイスラム国に横流しをするのと同じことを、今度は中国がこれと同じことをするならば、それこそ、この日本会議をイスラム国に横流しをして頂くことで、日本の保守右翼連中のむならずネトウヨ連中なんか、安部自民党政権と共に、容赦なく日本から追い出してしまうことで、日本の核発電推進原理主義組織をトルコに売り飛ばすことで、ドイツを見倣って、脱原発に向かうことで、アメリカにしてみれば、世界中の自爆テロリストを一網打尽にして根絶やしにするという目的で、最後の軍事行動をするならば、この日本会議を幾らでも血祭りにしてやり、イスラム国と共倒れをさせてしまうことで、これを「オペレーションマヌケ」とでも称する軍事作戦として展開するという逆転の罠として利用して頂くというのは如何でしょうか。
イスラエルとパレスチナ国家をベトナムとカンボジアに置き換えれば、このアメリカを戦前の日本に置き換えれば、韓国と協力して、ベトナムで病院や診療所を幾らでも作ることにするならば、沖縄県がまんまと騙されたふりをして、徳洲会を中国に売り飛ばすことで、中国にしてみれば、この徳洲会から、ベトナムに対して、医師や看護師の人材を横流しをして頂くという逆転の罠として利用すれば良いのではないでしょうか。
これならば、カンボジアでこれと同じことをするならば、今度は日本がまんまと騙されたふりをして、韓国と協力して、カンボジアでの医療支援活動を実施することにすれば良いのだし、韓国にしてみれば、南スーダンでの弾薬1万発を教訓に活かして頂けるのであれば、北朝鮮をはじめ、ロシアやフランスに対して、良いロールモデルとして示して行くことで恩返しをして貰えれば、決して悪いことではないし、今度は日本国が、かつてのイギリスを見倣って、名誉ある孤立化をして、ひっそりと没落する道を自ら選択することで、誇りを持って恩返しをして行くことにすれば、アメリカにとっては願っても無いことだし、中国にとっても願っても無いことだし、全人類にとっても願っても無いことだし、日本にとっても、ニ度と変な戦争に巻き込まれることもなく、変なとばっちりを受けるようなこともなく、幾らでもひっそりと静まり返った日本社会に大きく変えて行くことで、天皇制こそ、個人主義の象徴として君臨すべき存在であるということで、乗り越えて行くことにすれば、天皇陛下にとっても願っても無いことだし、そっと静かに自立・自律して行くことで、「さらば暴政」、「さらば原発」に「さらば全体主義」というものに繋がって行くことで、この全体主義こそ、幾らでもぶち壊してしまうことで、そっと静かに歴史の闇の中に葬り捨ててしまうことで、ニ度と反日感情を向けられることもなく、戦前の日本こそ、加害者でもあると同時に被害者でもあるという歴史認識を、これからの子供たちに幾らでも伝えていくことこそが、日本人としてのすべきこととして、これまでとは全く異なる生き方を自ら選択して、共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らして行くという尊い志というものを個人主義のベースとした、清貧で心豊かで、ひっそりと黄昏た社会福祉国家として生まれ変わっていくことを目標として行けば良いのではないでしょうか。


17. 2015年4月12日 16:13:37 : HPoUHo4sa6
3>「成蹊大学しか入れなかったような奴なんて、・・・」

馬鹿にしてはいけない。出身者にも、立派な学者がいる。


18. 2015年4月12日 19:46:06 : lXGrF7OLvM
たしかに今の日本を取り巻く世界情勢の主だったものが構図立てされているように思う。
しかし重要であると同時に依然として大きな懸念という特色を兼ね備えた問題でもあります。
いずれも国民的規模の不満による反対運動が展開され、多くの有識者らが警鐘を鳴らし続けている。
ある意味では歴史的にも日本の瀬戸際が鮮明に浮き彫りされています。

仮にアメリカが世界的に今より重要視されなくなり、あるいはアジアとの関係で中国との対立が深まることがあったとしても、今の中国重視の態度が翻って変わることはないだろう。例えTPPや日本との関係に米国政府が期待して望みの綱をかけているとしても、日本より中国こそ米国経済の行方にとっては重要であることを同時並行で値踏みは怠ってないはずだ。

日本にとって懸念の本質であるアメリカの軍産複合体なる一大産業とTPPの関係において、アメリカ国内の軍需産業がこれからのアメリカ経済を牽引する最大の部分にウエィトを置いてシェアするのか、またアメリカ国民がそれを願うか期待して止まない状態なのかで読みが全く違ってくるということだろう。しかし期待と予断は許されない。

また依然として不満がくすぶる日本の農業についても、聖域なる分野別の品目で関税障壁が死守されるということはあり得ない。丸呑みに近い妥結点へと日本が譲歩するのは必定だ。TPPに参加しない話で選挙に勝ち、政権を取った途端に総理が参加を表明したことにより、今までそれを保留して交渉の時間稼ぎをしたようであっても、交渉の中身についての国内議論は皆無である。この辺が国民にとっては否が応でも外国に対して屈服せざるを得ない感を強くし、国民主権が捩伏せられる思いが募る理由なんだろう。しかし、主権の放棄には当たらない。日本型農業が兼業零細の自転車操業を止めなければ発展もしないという世界的な農業情勢を国民が受け止めなければならない時代に突入しているのである。

日本の農業も所詮は戦後政策の一環で欧米化が図られてきた産業であり、日本独自の技術といっても常に米国農業を手本にして零細型の日本農業を発展させ展開してきただけである。最近では国の農業指針と異なる手法で成果をあげるなど工夫が施されている例もあるが、膨大な農業予算が計上されて国会を通っても、設備や施設への投資として新たな借金に変質する部分が大きく、農業予算で生活できる農家が少ないという実態がなかなか改善されてこなかった事実と向き合っているのである。TPP参加に対する賛否の両論は日本農業を発展させることにはならないだろう。今までのツケを払いながら第二の戦後のような気持ちで新たな日本農業を作り上げていくしかない。それにしても未だにどの政権も農家の生活が成り立つような政策を実行したことがない。

日本農業の特色を生かすというなら、食料が必要な世界中の人間のために農業があるということを技術的に立証し、世界中の人間に実際に訪れてもらって交流しながら戦争より農業が大事だと言える農家になってもらうことぐらいしかないだろうな。



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