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ホンネは「集団的自衛権に反対」? 自衛隊員の「リアルな声」〈dot.〉
http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/870.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 4 月 10 日 07:21:05: igsppGRN/E9PQ
 

ホンネは「集団的自衛権に反対」? 自衛隊員の「リアルな声」〈dot.〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150410-00000005-sasahi-soci
dot. 4月10日(金)7時7分配信


 集団的自衛権――。日本と親しい関係にある国が直接武力攻撃を受けた際、日本も協力してその国の防衛に当たることだ。これが認められると日本の自衛隊も他国の戦闘に参加する可能性が出てくる。

 戦後から今日まで長く国民から評価されなかった時代が続いた防衛省・自衛隊にとって、集団的自衛権行使のための安全保障関連法案の今国会での成立はいわば悲願だ。いつの時代でも中央官庁は自らの権限拡大を望む。防衛省・自衛隊とて例外ではない。

 だが意外にも現場の自衛官たちはこうした動きを歓迎しているわけではないようだ。

「外の人は自衛隊という世界をわかってない」

 中学校卒業後、自衛隊の技術部門のエキスパートを養成する海上自衛隊第1術科学校生徒部で学び19歳で3等海曹に任命された現在40代のエリート下士官は、安保関連法案に揺れる昨今の世相をこう語る。

 現在1曹の彼の同期で出世頭は防衛大で学んだ2佐、そしていちばんのしんがりは2曹だ。同期で2佐と2曹、旧軍でいえば中佐と軍曹と大きく階級差が開いている。

 だが1曹の彼は、「出世頭は確かに防大出だ。でも“勝ち組”は2曹。それももう20年近く艦にも乗っていないヤツ」と知られざる自衛隊員の意識を明かす。

「自衛隊も役所だ。2佐や3佐といった幹部はペーパーワークに忙殺される。下士官でも40過ぎの曹長や1曹なら部下指導や書類作成もある。定時に帰れないこともしばしばだ。でも40過ぎで2曹なら階級も低いので任される仕事も責任がない。さぞ楽だろうよ」(海自厚木航空基地・1曹)

 ちなみにこの1曹の同期の2曹は、昇任すると仕事の責任が重くなること嫌い、意図的に“昇任調整”を行い、星が乗らないよう――階級が上がらないように自らのキャリアプランを練りに練っている。その目的は家庭生活の充実と趣味の車いじりへの時間が惜しいからだそうだ。

 仕事は腹八分目、遊びは目いっぱい。責任はできるだけ回避。そんなあしき意味での“公務員化”した自衛官たちにとって集団的自衛権行使容認の動きは、「何か仕事が増えそうで嫌だな」(情報本部・1曹)というのが正直なところだ。

 ましてや集団的自衛権行使の容認で、異国のために戦に赴くことなど、「本当にそんなことが起こっても出動命令が自分にくるのかどうか。もし行けといわれれば仕事なので行く。でも、できれば子どもが小さいうちは勘弁してもらいたい」(陸自第3師団・3曹)とどこか臨場感のない遠い世界の話として捉えている節がある。

「政治家やマスコミの人は大きなことをいう。でも現場の下士官クラスはそんな話に興味はない。第一わからない。俺たちは職人だから」(空自芦屋基地・1曹)

 自衛隊の下士官は専門職だ。平時、有事問わず、常に与えられた職種のなかでベストを尽くすことを考える。大上段に構えた政治や世間の動きなど興味を持つことを憚られる雰囲気がある。もし部隊で下士官以下の階級の隊員が、「集団的自衛権について自分はこう考える……」などと話そうものなら部隊でにらみを利かすベテラン高級下士官から、「くだらないこと言ってないでさっさと仕事を覚えろ」とどやされるのがオチだ。そんな話をする下士官は部隊では浮いてしまうという。下士官のみならず幹部でも同様の傾向がみられる。

 「自衛官とは命令が下れば戦地でも被災地でもどこでも行きます。はい。喜んで……とは、ちょっと言えませんが。でも仕事ですから」(航空幕僚監部・1佐)

 “軍隊ではない軍隊”自衛隊では、今、サイパ、すなわち災害派遣への参加が自衛隊員にとっての“武勲”となっている。だがこれは「自衛隊広報やマスコミが作った虚像」(防衛大学校・曹長)だという。

「誰だって毎日定時にお家に帰りたいですよ。サイパもそう。“戦功”にして褒めそやさなけば誰も行きやしません。集団的自衛権行使による海外派遣もそう。日頃から激務なのでもうこれ以上の活動拡大は正直きついです」(海自横須賀地方隊・2尉)

 さて、先月、朝日新聞が行った自衛隊の海外活動拡大に関する世論調査では、反対が52%と、賛成の33%を大きく上回った。

 実際に“戦地”に赴くのは自衛官にとってこの世論調査の結果こそ、いみじくも自衛官たちの心情を正しく反映していると思えるのは気のせいだろうか。

(フリーランス・ライター 秋山謙一郎)


 

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コメント
 
01. 2015年4月10日 07:59:28 : aDRsFk27AQ
大体にして入隊宣誓に反した御下命の段階で抗命権が発生している。
理不尽当然。
自衛官一人ひとり、何のために其処に籍を置いて居るのか良く考えて、
命令が本来任務の範囲を逸脱してるなら「任務ですから」と飲む事をしない様に振る舞って頂きたい。
日本の自衛隊の自衛隊員なのか、総理の私軍の軍人なのか、
命令の内容が日本国の自衛隊の範囲を超えていれば、それは私軍としての命令であるから拒否する事も吝かでは無い筈です。
寧ろ自衛官の身分として私軍の任務を拒否する事は義務です。
拒否困難であれば除隊も視野に入れて頂きたい。
除隊にあたって損害についてはは労務契約違反の法廷闘争への持ち込む事も可能に思います。

[32削除理由]:削除人:アラシ
02. 2015年4月10日 08:05:21 : aDRsFk27AQ
−入隊宣誓−
私は我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、
日本国憲法及び法令を遵守し、
一致団結、厳正な規律を保持し、
常に徳操を養い、人格を尊重し心身を鍛え、技能をみがき、政治的活動に関与せず、
強い責任感をもって専心その職務の遂行にあたり、
事にのぞんでは危険をかえりみず、身をもって責務の完遂につとめ、
もって国民の負託にこたえることを誓います。

[32削除理由]:削除人:アラシ
03. 2015年4月10日 08:35:01 : NNHQF4oi2I
自民党は 破滅思想の政党


 マスコミ報道 日経平均もう少しで 2万円の大台だと 提灯報道

 それで 年金の支払いが 増えるのか?

 郵貯の 利息増えるのか?

 ただ 自民党の インサイダーと 粉飾株価の パフォーマンス利用

 
 国民は 身銭を削られ


04. 2015年4月10日 11:19:11 : b2FAOW7e7s
>01さん然り 憲法違反は御法度
       
       


05. 2015年4月10日 16:33:15 : IJjjrLkBu1
   自衛隊員の気持ちは理解出来る。そもそも現行日本国憲法下での自衛隊員の任務の範囲は武力の行使では無いからだ。これまでは「紛争解決や民生復活のために世界のどこへでも支援には行きますが、実戦になればただちに部隊を撤退させます」と上官が宣言しても全く問題が無かった。こうした法の下での任務の遂行であったからだ。
  隊員は武力の非行使を宣言した日本国憲法遵守を誓って今日まで来たのであるが、集団的自衛権行使法が閣議決定で成立してからは、全く正反対になってしまったと言えるだろう。
  だとすれば、労働法の概念から言っても職務の性質が変わったのであるから、個々の意思の再確認が必要だろう。継続して防衛省に勤務するにしても、武力行使を承諾するか否か、承諾しないとすればどこの部署への配置換えを希望するのか、国として把握するべきだろう。
  自動車ディーラーに勤務している者に急にサーキットに出ろというようなもので、労働契約内容が変わって来るのであるから、契約内容を改めて、個々に意向を聞き、再雇用契約をし直すべきである。合意しない隊員は入隊当初の契約内容の、国による一方的な変更であるから解雇は無効である。他の職種を提示する必要がある。
  パラオでは、玉砕により全ての兵員を失ったという。これを果敢に闘った成果だとする向きもあるが、本当の軍人であればむやみに兵員を死傷させない。武人というものは、部下を沢山死なせれば良いというものではなく、如何に自軍の損失を過少にするかで能力が問われる。このような反省も無く、国として、玉砕を命じた大本営を祀り、靖国に崇めるようでは、今後も多くの自衛隊員の命が軽く扱われること必至である。
  特に公務現場態様のヒエラルキーでは、部下の為に動く上位者というより、上位者のために部下が奮闘するのが実態である。とすれば、PKOに隊員を率いた佐藤議員のような上位に居た者は、下位の兵卒と実態認識は共有出来ないのではないか。戦時も、命からがら戦地から帰還した数少ない生き残り兵士は多分将校クラスであり、部下に衣食住を支えられながら帰還したのであろう。上官に守られるべき下級兵は全滅の筈である。
  自衛隊員が現地に行って上官の面倒を見、おまけに戦闘までするとなると、これは良く考えた方が良いのである。
  
  

06. 2015年4月10日 21:03:47 : EuW6dj8N7s
戦争に一番強く反対するのは当事者の軍人だって話だろ?
焼き直しを今さらドヤ顔で出されてもね。

つか、一部の人間の話をあたかも全体の話のようにするのは止めたほうがいいね。
情報操作だよ。



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