http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/768.html
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http://31634308.at.webry.info/201504/article_7.html
2015/04/07 20:58
今、自公政権の政策の中で、最も愚かな政策の一つと思っているのがエネルギー政策である。このブログでも何回も書いているが、先日ドイツのメルケル首相が来日し、何故原発をこれからも続けるのかと安倍首相に聞いたが、首相は原発を重要なベース電源として使い続けると述べた。このときメルケル首相は、バカな国だと思っただろう。
そのドイツが、2020年には原発を全廃するのである。そのため、その準備を着々と進めて、今や全エネルギーの中で再生可能エネルギーの比率を、決定から14年で26%まで増加させたという。日本の再生可能エネルギーの比率は高々2%である。それで、送電線の容量が再生可能エネルギー増大に対応していないからと言って、買い取りを制限している。バカな話である。
環境省が、将来日本も再生可能エネルギーを35%にすると言ったが、早速原子力ムラと密接に関係する経産省が環境省の試算を否定し、相変わらず原発をベース電源として20%はキープすると言っている。本当にバカな国である
『産相 再生エネルギー環境省試算に否定的
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150407/k10010040681000.html』
日本は高々2%弱で、もう再生可能エネルギーを受け取れないと言っているのがバカとしか思えなかったが、ドイツが何故、現時点で26%もの比率になっているかの理由が、以下の記事に書かれている。その特記すべき内容を抜き出した。これを読むと、日本のバカな政府とドイツ政府、産業界の見識の違いが見えてくる。これでは、日本は確実に負ける。
論説委員が行く:ドイツのエネルギー大転換 国民の意思、政策に反映=青野由利
http://mainichi.jp/shimen/news/20150324ddm004070021000c.html
毎日新聞 2015年03月24日 東京朝刊
福島の原発事故をきっかけに脱原発を早め「エネルギーベンデ(大転換)」を加速するドイツ。過酷事故を経験したにもかかわらず原発維持にこだわり続ける日本。同じ先進工業国でありながら、何が違うのか。先月、日本記者クラブの欧州エネルギー取材団に参加し、ベルリンを訪ねた。
これまで原発や火力発電を中心に、燃料の開発から電力の小売りまでを網羅する総合エネルギー会社だった。それが昨年11月末、「原発や火力部門を切り離し、本体は再生可能エネルギー、地域の配電、顧客のコンサルティングに集中する」と発表し、衝撃を与えた。世界で6万人の従業員のうち本体に残るのは4万人。決断の背景にはエネルギー転換に伴う従来型エネルギーの業績悪化があるが、その流れは昨日今日始まったわけではない。
「ドイツは長年、原発を推進してきましたが、1986年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに国民の考えが大きく変わったのです」。経済エネルギー省を訪ねると、自らも脱原発を主張してきたライナー・バーケ次官が歴史を語ってくれた。国民の意見が国政選挙に反映され社会民主党と緑の党の連立政権が発足、2000年に脱原発を決めた。「再生エネ法」が制定され、「固定価格買い取り制度(FIT)」も導入された。
10年、中道保守のメルケル政権が原発延命を決定したものの、法施行からわずか12週間後に福島の原発事故が起き、脱原発の期限は22年に戻された。「再生エネを推進し、原発から脱却する方針を掲げなければ、この国で選挙に勝つことはできないとわかったのです」。バーケ次官の言葉は確信に満ちている。
エネルギー転換によりドイツは14年間で再生エネの電源に占める割合を26%まで成長させた。欧州委員会が電力自由化・発送電分離を促したこともそれを後押しした。「国内の4大電力会社が送電ビジネスから撤退したことは重要でした」。東部で七つの州を担当する送電会社「50ヘルツ」の本社で広報担当のオリビエ・ファイクスさんがその効用を強調した。以前は電力会社が情報を一手に握り、送電も都合よく決めることができた。送電網の所有権分離によって透明性が確保され、そうはいかなくなったという。
今や、50ヘルツの担当地域では再生エネが電力の42%を占めるまでになった。2・2%(水力を除く)で「もう入れられない」と言っている日本とは大違いだが、変動型電源を大量に入れつつ、系統の安定性を保つために重要な役割を果たしているのが気象予測だ。
「私たちは世界でも最も高い予測能力を持っている。予測値と現実の値にほとんど差がありません」。ファイクスさんは胸を張る。ただ、時には綱渡りもある。一昨年4月には3日間、電力不足が生じ、汗だくになって欧州市場で電気を買い集めた。「予測と現実のずれをもたらしたのは薄い霧でした。気象予報士の予報があたらなかったのです」。こうした経験からノウハウを蓄積し、生かしていく必要がある。
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