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http://mewrun7.exblog.jp/22938644/
2015年 04月 07日
この記事では、久々に小沢一郎氏の話を・・・。
今の安倍自民党の一強多弱状態を作り出すことになった最大の原因は、民主党内で「非小沢Gと小沢G」の対立が激化して、12年6月に小沢Gが離党したことにある。(~_~;)
mewから見ると「どっちもどっち」のところがあったし。最後まで、小沢Gは党内にとどまった方がいいと書いていたのだけど。小沢Gは結局、離党し、あわただしく生活→未来の党を作って衆院選に臨んだものの大敗。民主党も大敗し、両者で200以上の議席を失うことになったわけで。
これが安倍自民党を増長させ、安倍首相の傲慢な暴走政治につながっているのは確かだろう。(-"-)
正直なところ、mewは、小沢一郎氏の支持者ではないし。かつてバリバリの保守&新自由主義派だった小沢氏とは半分も考えが合わなかったのだが。小沢氏は最近、平和&リベラル度が増していることもあって、7割ぐらいは考えが合うようになっている。(・・)
それに、民主党分裂に関しては言いたいことはいろいろあれど、今、日本がマジでアブナイ時に、過去のことを、どっちがどう悪いと批判し合ってていても仕方ないし。少しでも安倍政権を打倒して行くために、政策的に考えが合うところで国会活動や選挙で協力し合って欲しいと思っているし。
野党再編する際には、小沢氏が2度にわたって政権交代を成し遂げた経験、アイデアが大いに役立つのではないかと考えている。<ただし、mewは、小沢氏は前面には出ずに、ウラから知恵袋としてサポートする形をとる方が本人にとっても、野党全体にとってもいいと思うんだけどね。^^;>
とはいえ、残念ながら、民主党内には小沢アレルギーの強い議員が少なくない様子。また、小沢支持者のブログを見ると、今でも民主党を嫌悪していたり、強く批判したりしている人が多いようで。
mewが望んでいるリベラル勢力による野党再編はいつになったら実現できるのかな〜と。そんなことをしているうちに、安倍首相&仲間たちがどんどんと好き勝手に、日本の平和主義、民主主義を壊して行くのを見て、イラだちが募ってしまうところがある。_(。。)_
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今日、『新検定基準で、安倍カラーに染まる教科書。時代錯誤の超保守愛国教育の阻止をhttp://mewrun7.exblog.jp/22937158/』という記事をアップしたのだけど。
小沢氏も安倍政権が長く続くことによって、日本が右傾化して行くことを強く憂慮している。(-_-;)
これは、昨年9月に中央日報に載っていたインタビュー記事なのだが。小沢氏は、安倍政権の問題や野党挽回の可能性について、このように語っている。
『−−安倍内閣の積極的な平和主義・歴史修正主義の動きをどのように見ているのか。
「安倍氏は理論的な右翼・右派ではない。ある人々は戦前回帰型の考え方、大国主義的日本(観)を帯びているという。そんな彼の感覚が今さまざまな形であらわれている。韓国との関係もそうで、集団的自衛権の問題もそうだ。そのような意識の中では、過去の歴史認識が少し違う。彼はかつての大日本帝国の頃に対して肯定的な見解と考えを持っている。慰安婦問題や靖国神社問題に対して客観的で公正な判断をしていない。歴史問題についても話をごまかしている。過去の日本の歴史に対して、また、そこから派生する問題について肯定的な考えをしているために中国とも韓国ともうまくいかないままだ。そういうことは今の韓日両国にとって非常に悲劇的なことであると同時に、日本の将来を危険にするのではないかという危ぐをしている。安倍氏は最初は憲法改正を話した。ところが国民に受け入れられないと考えて一歩退き、解釈によって(集団的自衛権の行使が)可能だと閣議決定をした。これは明らかに日本国憲法違反だ。政府、行政がますます右傾化していくだけに、何とかして近いうちに政権を交代させなくてはいけないと考えている」
−−海外では小沢代表が掲げた「普通の国」論になぞらえて安倍内閣の日本が普通国家化しているとの評価もある。
「私が普通の国だと話していた当時、日本は経済は大きかったが自立していなかった。米国の保護のもとで温室育ちの子供のように体ばかり大きくて…。しかし冷戦が終わって日本が保護を受けていた時代は終わった。それで日本が大人にならなくてはいけないという意味で話をしたのだ。それがおかしくなって海外まで伝えられた。日本は国際社会の平和を守るために貢献しなければならない。しかしそれはあくまでも国際社会の一員として国連を通した平和活動に日本が参加するということだ。日本の思いどおりに、あちこちに行ってするのではない。それは憲法が許さない。安倍氏の独善的・大国主義的な戦前回帰的な発想は、韓国と中国にも迷惑をかけることだが、日本にとっても最も危険な政治路線だ。交代させなくてはいけない」 』
<下につづく>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『−−ではいつ野党が再び執権できるか。
「来年に衆議院総選挙が、とりあえず予想されている。2年後だと話す人もいる。(2016年まで)衆議院任期を満たして選挙をすれば衆議院・参議院の同時選挙となる。公明党はこれに反対だ。私は安倍内閣がそんなに長引かないと考えている。日本の景気は良くない。国際情勢は欧州も良くなくて、中国(経済)も変だ。今の野党では絶対に勝つことはできない。だが1対1なら野党が勝っている。野党が候補者を1人に統一して協力すれば絶対に勝つ」
「(民主党が圧勝して政権を取った)2009年のようにも可能だ。自民党も2009年に300席余りがあったが120席になった。今の状態は逆に自民党が300席を超えて野党は100席余りにバラバラに分散した。社会党・共産党は別だが、そのほかの政党が候補者を1人にすれば必ず勝つ。これが小選挙区制だ。来年、もう一度政権を変えて2つか3つのグループが互いに政権を運営できる枠組みを作りたいというのが政治家としての夢だ。再び政権交代をしなくてはいけない」 』
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小沢氏が、権力争いのドロドロから一線を画して、客観的に国政や政局に関して行なう分析や見解は、結構、的を射ていることが多いように思えません?(・・)
そして、今年4月のサンデー毎日の記事では、「恐ろしい世の中になるよ」と警告していたのだが。これもmew的に頷ける部分がたくさんあったので、アップしておきたい。(@@)
<安倍首相&保守タカ派が、核武装のことを考えて、原発維持を主張しているとか。このブログでしつこく訴えることだし〜。^^;(メディアは絶対に触れようとしないけど。(-"-))>
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『<サンデー時評>「恐ろしい世の中になるよ」 サンデー毎日 4月1日
◇小沢一郎から見た安倍政権
永田町を歩いていて、古老がいないのが気になる。時の政権を歴史の中で相対化し、政治家の言葉で時代状況を切り刻める人物である。永田町の大局的解説者であり、政権への御意見番的存在だ。
歴代首相経験者や当選回数の多い議員とか、政治記者それぞれのツボがあったはずだが、ここ20年で多くは引退、または鬼籍入りした。ただ、まだそういう人物が全く消えた、というわけでもない。
小沢一郎氏はどうだろうか。当選回数16回、議員歴46年。700余人の現職国会議員の中で群を抜く。政治キャリアは自民党幹事長、いくつもの党の党首(その記録もトップであろう)を歴任、二度自民党政権を引っくり返した。
一時は、新聞の政治欄でこの人物の名前の出ない日はなかった。世の中がメディアも含めて反小沢vs.親小沢で二極化された時代もあった。ただ、今は零落の身だ。その勢力は先の衆院選では小沢氏含め2人のみとなり、政局プレーヤーとしてはもう終わり、というのが永田町の客観的評価である。 ただ、私は政局解説者としての小沢氏に着目したい。権力、政局、そして日米関係の奥座敷を見てきた永田町最後の古老が、安倍晋三政権をどう斬るか、聞いた。 まずは、安保法制の現状だ。
「背景も理念も進めようとしていることの論理構成も無茶苦茶(むちやくちや)だね。最終的には国家の存立、国民の生命財産が危機に瀕(ひん)することが政府判断になるのはその通り。その通りだが、集団的自衛権を憲法の理念に反しながら推し進めようとするに当たっての論理としてはあまりにも粗雑で幼稚で抽象的だ」
なぜ、その幼稚な論理に対し自民、公明内で反対が起きないのか。「今の日本社会、どこもそうでしょう? 誰も異論を言わなくなった。メディアも太鼓をたたくほう。テレビも脅されると静かになる」
特に、自民党内が静かすぎる。「それだけの人がいなくなったんだろうね。(選挙制度のせい?)いやそうじゃない。英米も小選挙区制だもの。政治家の資質と見識の問題だな。(戦争体験者がいなくなったから?)いやあ、違うね。日本全体が1人の情緒的な思いの方に引きずられている」
誰が、その小沢さんの言う情緒的な人物、つまり安倍首相を支えているのか。「政治的に大きいのは野党の受け皿がないこと。国民は集団的自衛権も原発も反対だ。なのに安倍支持というのは、しょうがない、それしかないんだからと。決して積極的支持ではない」
<下につづく>
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◇「彼は核武装論だから。(原発にこだわるのは)そのへんがある」
安倍首相は中東での海自の機雷掃海にこだわっている。「もっとやっちゃうんじゃないか。戦前回帰という心情と大国主義を持っている。国連安保理常任理事国(米露中英仏)の連中に負けてない、伍(ご)していける、という気持ちが心の中にあるのではないかな。機雷はとってつけたようなもので」
機雷掃海といえば、1990年の湾岸危機では、当時自民党幹事長の小沢さんも執着した。
「あれは国連の決定に基づいたものだからやるべきだと言った。その後のものは全部国連(が正式に機関決定したもの)ではない。僕は国連中心主義。世界を治めるのはそれ以外ない、と思っている。日本国憲法もたまたま国連と同じ理念を共有している。安倍流の自国だけで何とかしようというのは、国威発揚か何か知らんけど、一番の危険な方法だね」
90年当時は内閣法制局の壁も厚かった。「法制局は戦後何度も見解を変えてきてはいる。ただ(集団的自衛権は行使できないという)一線は超えなかったんだ」
後方支援も武器弾薬の補給など拡大の流れだ。「(実戦と)同じだ。兵たん線が戦争の一番の要、戦争そのもの。だから、(実戦と一体化する可能性のある後方支援を忌避する)一体化論があった」
<下につづく>
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「戦前の昭和史と似てきた。経済格差が増え、軍需産業で不況を乗り切ろうとしている」
「彼は核武装論だから。武装独立論、石原慎太郎と同じ。(原発にこだわるのは)そのへんがある。核技術を温存したいんだろう」
米政権は安倍政権をどう見ている? 「困っていると思う。民主党はダメだ、小沢はダメだということだったが、今は少しずつ、あれ違ってきたな、と思っているんじゃないか。(安倍首相の何が米にとってダメなのか?)だって基本的に反米だもの。最後のところは戦後体制の否定だ。大日本帝国時代の国務大臣(商工相)だったおじいちゃん(祖父の岸信介元首相)の言葉の端々が孫に入っていったのではないか。このままだと恐ろしい世の中になる」
では、台頭する中国とどう向き合う? 「核武装して中国とやろうとしても無理。もちろん通常の抑止力は必要だが、トータルな抑止力は米に頼む以外にない」
「日中の本当の信頼関係を構築するしかない。言うことを言い、認めることは認める。ライバル心を燃やしつつも友好関係をもつようにしないとね」
その意味では70年談話は重い。「重いし、大きいさ。欧米の安倍政権への不信論の象徴がメルケル(独首相)来日だ。公式訪問してあんなこと(日本の歴史認識について注文)は普通は言わない」
靖国参拝は? 「戦争で死んだ人を祀(まつ)る所であって、政治的な責任者を祀る所ではない。戦争責任を問われて死刑になった人を厚生省と生き残り軍人が無理やり合祀(ごうし)した。そんなものはやめて元に戻し自由に参拝できる所にすべきだ」
政局見通しも語った。野党再編が動き出すのは年内で、参院選に向けて統一名簿を作れるかどうかがカギだという。1時間弱の小沢放言録。政局解説者としての歯切れの良さは期待値を上回った。
あなたはどう読みますか?』
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5月には安倍内閣が、集団的自衛権を含む安保法制の法案を国会に提出するのだが。近いうちに書く予定なのだけど。実は、その内容が、予想以上にアブナイものになりそうなのだ。(-"-)
それゆえmewとしては、来年の国政選挙の前に、まずは野党の平和志向の強い政党や議員ができるだけ集まって、何とかアブナイ法案を阻止or緩和すべく戦って欲しいところ。
小沢氏率いる「生活と山本?」を含め、野党各党はくだらない保身やプライドは捨てて、日本の国&国民のために、安保法制の審議においては何とか団結して安倍政権に対抗して欲しいと心から願っているmewなのだった。(@@)
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