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<テレ朝>古賀氏降板問題 「圧力」か「暴走」か 
http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/691.html
投稿者 ドンゲン 日時 2015 年 4 月 06 日 09:01:23: 6ddeqbmLVqFs6
 


<テレ朝>古賀氏降板問題 「圧力」か「暴走」か 

毎日新聞 4月6日(月)7時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150406-00000005-mai-soci


 放送現場で報道の自由は守られていたのか。コメンテーターの暴走だったのか−−。テレビ朝日の「報道ステーション」で、元経済産業官僚の古賀茂明氏が生放送中に突然、自身の降板をめぐる政権からの圧力を訴え、物議をかもしている。古賀氏、テレビ朝日、首相官邸それぞれの言い分は真っ向から対立している。【青島顕】

 ◇古賀氏「官邸から批判」

 3月27日の番組に出演した古賀氏は、古舘伊知郎キャスターから中東情勢へのコメントを求められた際に、テレビ朝日の早河洋会長らの意向で降板に至ったと発言し、「菅(義偉)官房長官をはじめ官邸のみなさんにはものすごいバッシングを受けてきた」と語った。古賀氏は1月23日の番組では、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の日本人人質事件の政権の対応を批判し、「I am not ABE」と述べていた。

 古賀氏は4月1日、毎日新聞の取材に約10分間応じた。「圧力」の内容について、菅官房長官が報道機関の記者らを相手に古賀氏らの番組での言動を批判していた、と主張したうえで「官邸の秘書官からテレビ朝日の幹部にメールが来たことがある」と語った。

 また、昨年末の衆院選前、自民党が在京テレビ局各社に「公平中立」を求めた文書を配布したことについて「(テレビ朝日は)『圧力を受けていない』と言うけれど、局内にメールで回し周知徹底させていた」と批判した。

 古賀氏はテレビ朝日が3月末に番組担当のチーフプロデューサーとコメンテーターの恵村(えむら)順一郎・朝日新聞論説委員を交代させたことにも言及した。「月に1度の(ペースで出演していた)ぼくの降板はたいしたことがないが、屋台骨を替えた。プロデューサーを狙い撃ちにし、恵村さんを更迭した」と語った。

 一連の人事をめぐる古舘キャスターの対応については「前の回(3月6日)の出演前に、菓子折りを持ってきて平謝りだった」と述べた。

 生放送中に、持論を展開した行動に批判が出ていることについては「ニュース番組でコメンテーターが何を言うかはある意味、自由だ。テレビ朝日の立場では『降板』ではないので、あいさつの時間も与えられなかった。だからどこかで言わなければならなかった。権力の圧力と懐柔が続き、報道各社のトップが政権にすり寄ると、現場は自粛せざるを得なくなる。それが続くと、重大な問題があるのにそれを認識する能力すら失ってしまう。『あなたたち変わっちゃったじゃないですか』というのが一番言いたかった」と語った。

 古賀氏は1日、市民団体のインターネット配信番組に出演し、「安倍政権のやり方は上からマスコミを押さえ込むこと。情報公開を徹底的に進め、報道の自由を回復することが必要だ」と述べた。報道ステーションでの発言に対する反応についても触れ「多くの方から大丈夫かと聞かれるが、批判は予想より少ない」と語った。

 ◇テレ朝と政権「事実無根」

 テレビ朝日広報部は、古賀氏の言う「圧力」について「ご指摘のような事実はない」と否定した。同社の早河会長も3月31日の記者会見で「圧力めいたものは一切なかった」と話した。

 広報部は毎日新聞の取材に対し、恵村氏の交代については「春の編成期に伴う定期的なものだ」と説明した。さらに、プロデューサーを「狙い撃ち」にしたとの主張についても「ご指摘は当たらないと考える」とした。

 その一方で、衆院選前の自民党の文書については「報道局の関係者に周知した」と認め、「日ごろから公平・公正な報道に努めており、特定の個人や団体からのご意見に番組内容が左右されることはない」と回答した。

 菅官房長官は3月30日の記者会見で古賀氏の発言について「事実無根。事実にまったく反するコメントを公共の電波を使った報道をして、極めて不適切だ。放送法という法律があるので、テレビ局がどのような対応をされるか、しばらく見守っていきたい」と全面的に否定した。放送法4条は「報道は事実をまげないですること」と規定している。
 

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コメント
 
01. 木曽の山猿 2015年4月06日 11:30:29 : YnLQsTybFStJg : ZLqYwwjz1c
古賀さんの発言が適切だったかどうか、
それは色々な立場と見解があると思います。
私も、それを単独で取りるならば必ずしも適切であるとは思いません。
コメンテーターが自らの立場を示すための発言ならばともかく、
基本的には発言はテーマに即して行うべきでしょう。

しかし今日、現政権および政権政党である自民党の、
マスコミに対する圧力や報道支配が目に余ることも事実です。
公平性と民主世的運営に大きな疑問を抱かせる発言のNHK会長を選任し養護し、
明らかに偏った自らの言説を主張し続ける経営委員を経営委員会に送り込み、
マスコミ経営者や編集者との会食を度々重ねていることだけでも、
それの一端がうかがわれます。

ましてや、
管官房長官の発言、
「事実無根。事実にまったく反するコメントを公共の電波を使った報道をして、
極めて不適切だ。放送法という法律があるので、テレビ局がどのような対応をされるか、
しばらく見守っていきたい」
というのは、権力を持っている政権担当者が言ってはいけない発言なのです。
私が上に述べたような事実がそのような判断を生むのであるから、
立場によってはそう判断されて仕方がない「事実」は現に存在するのですから、
そう判断されることこそ反省してしかるべき、
そう判断されればそれをやめるか、
そう判断されてもそれを続けるかだけです。
続けるのならば、
報道に対する不当な支配があるという非難は甘んじて受けるしかありません。

ところがあろうことか、
放送法を挙げて「しばらく見守っていきたい」とは、
まさにテレビ局とっては死活を制する脅しの発言です。
これぞ、圧力でなくて何でしょう。
この発言で、
古賀さんの発言が不適切とは言い切れず、圧力は事実であり、
従ってあのような異例で不穏当な抗議のしかたも「有りかな」と思わざるを得なくなります。

政権は圧倒的な権力であり、
しかも現政権政党は国会で圧倒的な多数を占めているわけですから、
政権に対する批判は圧倒的に届きにくくなっているはずです。
ですから本来は、国内外からの批判に対して謙虚に受け止める姿勢があるべきで、
対応を自制して然るべきだと思います。
そうでなくいよいよ居丈高になっているのですから、
いまや世論は、
古賀さんの暴走を批判する前に、
権力の暴走を制止することの方が重要ではないかと思います。


02. 2015年4月06日 11:50:59 : Ns4lmygKjc
 まったく同感!
 

03. 2015年4月06日 12:08:56 : tB1rXAGnYQ
日本のマスコミはもう終わっちまったんだよ。

少し脅せばすぐ口を噤んで従順になるってことが
権力側にも分かってしまったからね。

弱い者弱った者には徹底的に高圧的偽善で接し
強いものには徹底的に五体投地的服従を誓う。
それが日本のマスコミの正体、日本にあってはマスコミは第4のポチ



04. 2015年4月06日 15:17:23 : LjMCkTbcIQ
◇テレ朝と政権「事実無根」
↑↑↑↑↑
スポンサー目当てで変節したいテレ朝にとって、
毎日のこの書き方を待ってたんだよ。
まあ別に毎日ではなくてもいいのだが、第三者に突っ込まれた時、
私たちは政権と意見を同じにしていますとね。
政府への恭順と共に、政府への友好のアピール。
もっとも毎日も落ちこぼれそうになった仲間への救いの手
以外、特に政治方向の意味があるわけではない。

やはり記者クラブ制度は解体しないとダメだ。


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