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2015年04月06日
シリーズ化させるつもりはないが、日本の政治外交を見ていると、憂鬱なことを書きつづけていくことは簡単なようだ。探す必要もなく、そこいら中に落ちているのだから、ボランティア活動の積りでゴミ拾いすることが出来る(笑)。流石に、今までの自民党では考えられない安倍官邸の劣化度である。なにせ、感情が劣化していて、挙句にゴロツキ的振舞いを恥とも思わないのだから、手のつけようがない。これじゃあ、森喜郎がまともに見えてくるのは筆者だけだろうか。
辺野古移設計画では、嫌々ながら菅官房長官が翁長知事と面会した。怒りを含んだ顔つきの知事と、目線を挙げずに押しつけられた業務をこなしている仏頂面が対面していた。何ひとつ噛み合いそうなものが存在しないのだから、形式的会談になるのだろう。安倍にあっても同じことだが、マスメディアの扱いが幾分沖縄側に有利に働くかもしれない。アメリカの方も、この辺野古基地建設を強行に進めることで、琉球民族運動でも起きやしないか、実はヒヤヒヤと云うことも考えられる。
突っつき回して、沖縄側に損は生まれない。やればやるほど、俗に云う「東京サイド」が不利になる。ことが大きくなればなるほど、国際問題になり、日米地位協定って、酷い植民地協定が、21世紀の日米に残っている。この現実に、世界が気づけば、相当のインパクトがある。占領軍が、70年経っても、酒池肉林待遇に、居心地が良すぎて「長っ尻(ちり)」。親切ごかしな親戚のオッサンのようで、気味が悪い。辺野古訴訟で政府側が勝つ保証は、最近の最高裁の流れからして、過去のように安全地帯とは言えないのも、外交安保マフィアたちの弱点である。
先の知事選で辺野古基地問題は争点ではなかったと云うのであれば、最後まで安倍官邸は、沖縄県民の意志を無視してやる。そう言えばいいのに、誰に向かってか判らん抑止力。それを担保する普天間基地、それがそもそも不要なのだから、危険除去の話にすり替えるな。緊急時の航空機の受け入れを九州に移管する。だったらさ、観光県目指す沖縄に不細工なコンクリート構築物など作るんじゃねえよ!またまた、USJ誘致で買収工作を口にする。隣接地にカジノも誘致と言ったらどうだ。火に油を注ぐのに、今一歩口が滑らかではなかった。残念!
≪ 翁長氏「辺野古建設は絶対不可能」 菅官房長官と初会談
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設計画をめぐり、菅義偉官房長官と翁長雄志(おながたけし)・同県知事は5日午前、翁長氏の知事就任後初めて会談した。菅氏が計画を進める国の方針を説明する一方、翁長氏は移設反対の考えを改めて訴えた。
会談は約1時間、那覇市内のホテルの一室で行われた。冒頭約30分間が報道陣に公開され、菅氏、翁長氏の順に、約15分ずつ考えを述べた。
菅氏は「日米同盟の抑止力の維持や、(普天間飛行場の)危険性除去を考えたときに辺野古移設は唯一の解決策であると政府は考えている」と移設計画への理解を求めた。また、普天間飛行場が抱える機能のうち、緊急時の航空機の受け入れについて、「九州に移す予定で話を進めている」と述べ、新たな基地負担軽減策を検討していることを明らかにした。
翁長氏は「辺野古は建設できないとの確信を持つ。建設は絶対不可能だ。頓挫で起こる事態は全て政府の責任だ」と、移設に反対する考えを強調。自身が初当選した昨年11月の知事選について「争点は(前知事による辺野古の埋め立てに関する)承認への審判だった。圧倒的な考えが示された」と述べ、移設反対の民意の支持をアピールした。 ≫(朝日新聞:星野典久、山岸一生)
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