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ケミストリーが合わない(C)AP
安倍首相は“国賓訪米”自慢も オバマに冷遇され日程スカスカ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158642
2015年4月4日 日刊ゲンダイ
今月末、安倍首相が訪米する。大新聞では、日本の首相として初めて米議会の上下両院合同会議で演説することが、しきりに強調されているが、肝心のオバマ大統領には“冷遇”されているのが実情だ。1週間も米国に滞在するのに、オバマ大統領と顔を合わせるのは、たったの1日だけ。ワシントンでのスケジュールがスカスカなのだ。
安倍首相の訪米は4月26日〜5月3日。28日に日米首脳会談、29日に米議会演説が予定されている。ワシントン滞在は27〜30日で実質2日間だけ。残りの日程はボストン、ロサンゼルス、サンフランシスコに立ち寄る。
ホワイトハウスは先月23日、安倍首相の訪問について、米側が招待する「Official visit(公式訪問)」と発表。これを受け、先月27日の予算委員会で安倍は「事実上の国賓待遇」と自慢げだった。
実際、「公式訪問」は06年の小泉元首相以来だ。米国の規定では「国賓」は国家元首(日本の場合は天皇)で、首相はその下の「公式訪問」となる。ただ、歓迎式典や公式晩餐会など「国賓」とほぼ同等のもてなしとなるため、日本政府は「国賓級」という言い方をしているようだ。
■日本側が勝手に組める日程ばかり
しかし、小泉首相の時は、晩餐会にミニ・ロックコンサートの余興が付き、翌日にはブッシュ大統領が大統領専用機で小泉首相をテネシー州のプレスリー旧邸まで案内するなど、至れり尽くせりだった。
安倍首相の場合、オバマ大統領からの招待は28日のみで、一通りの儀礼だけ。あとの日程は「ご勝手に」ということだ。昨年4月、オバマ大統領が来日した時、安倍首相が非公式の夕食を寿司でもてなす演出をしたのとは大違いである。あの時もオバマはほとんど笑顔を見せなかったが、やっぱりオバマ大統領は安倍首相が好きじゃないらしい。
元外交官の天木直人氏がこう言う。
「首脳会談と晩餐会は『公式訪問』としては当たり前で最低限のプロトコル(外交儀礼)です。重要なのはその他の日程。議会演説は米政府ではなくあくまで議会側の招待です。ボストンやロス訪問は、ケネディ大使ゆかりの地を訪れるとか、日系人との交流などとされている。1週間も米国に滞在するのに、日本側が勝手に組める日程ばかりです」
昨年の国連総会で日米首脳会談が行われなかったりと、安倍首相とオバマ大統領は「ケミストリー(相性)が合わない」(ベテラン政治記者)というのが衆目の一致するところ。
「日米同盟が強調されていますが、今回の公式訪問は首脳同士の信頼関係の構築とは程遠い。議会演説にしてもTPPで日本側が全面譲歩するバーターといわれています」(前出の記者)
それでも、「事実上の国賓待遇」とご満悦な安倍首相。これではバカにされるだけだ。
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