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http://mewrun7.exblog.jp/22927921/
2015年 04月 03日
この記事では『沖縄の民意を拒絶し、植民地扱いする安倍内閣に知事は真っ向勝負で、沖縄の未来を守れhttp://mewrun7.exblog.jp/22919834/』(以下、前回の記事)のつづきを・・・。
昨年11月の沖縄知事選では、自民党が推薦した仲井真前知事が落選。辺野古移設反対を公約に掲げた翁長雄志氏が新たな知事として当選したのだが。安倍首相や菅官房長官をはじめ、安倍内閣の重要閣僚は、翁長氏が既に7度も上京し、官邸に挨拶に行きたいと申し出をしていたにもかかわらず、一度も会おうとせず。(~_~;)
それどころか、前回の記事に書いたように、3月末には、国と沖縄県が工事中止を巡って激しく対立し、ついには訴訟に発展する可能性も出て来た。(@@)
それでも菅官房長官は1日の午前中の会見までは、翁長知事とすぐに会談を行なう予定はないと言っていたのだが。何故か1日午後になって、会談を行なう可能性に言及。
菅氏は沖縄負担軽減担当大臣として、宜野湾市で開催される米軍西普天間住宅地区の返還式典に出席するため、今月4〜5日に沖縄を訪問することになったため、その機会を利用して知事と会談することにしたというのである。^^;
<翁長知事は2〜3日に東京に来ているのだけど。その時には、山口沖縄担当大臣としか会わないらしい。>
菅官房長官が急に翁長知事と会うことに決めたのには、「国民に沖縄に冷たいという印象を与えたり、沖縄からの反発が強まるったりするのは得策ではない」とか、「山口大臣をはじめ政府与党内、特に公明党から知事や県民に丁寧に対応した方がいい」との声が出始めているなどの理由があると思うのだけど・・・。
mewは、菅氏が会談の実行を急いだのは、後述するように、何より米国に対して、辺野古移設の計画実現のために政府はベストを尽くしていますよ〜とアピールするためではないかと思うです。(**)
また今回の会談では、両者はそれぞれの意見を述べ合うだけで、問題解決の糸口は見えないのではないかと察する。^^;
<菅氏は、普天間の危険除去に関する考えを翁長氏に問いただす一方で、もし翁長氏が協力してくれれば、UFJ誘致に協力するとかおいしいエサの話も持ち出しながら、落としどころを探りたいところかも。(・・)>
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『菅長官は1日の会見で、「普天間移設に関する政府の考え方や、普天間の危険除去について意見を交換したい」と呼び掛けた。また、西普天間の振興策に関し、「地元から要望がある国際医療拠点構想を全面的に支援したい」と語った。
一方、翁長知事は記者団に「機会があればいつでも面談したいと私の方から言ってきた。(会談は)了解だ」と明言。同時に「辺野古に基地を造らせないという公約の実現に取り組む考えをしっかりと説明する。民意に耳を傾けてもらいたい」と、移設反対の姿勢を貫く考えを強調した。
知事は先月、辺野古移設作業の停止を防衛省沖縄防衛局に指示したが、林芳正農林水産相が知事指示効力の一時停止を決定。政府と県の対立が深まっている。
政府側は「現状を放置すれば、ますます県と距離ができる」(高官)として、知事が対抗措置を打ち出す前に対話に動いた。知事は2日に上京する予定で、山口俊一沖縄担当相が対応し、西普天間の振興策などについて協議する。(時事通信15年4月1日)』
『菅義偉官房長官は2日午前の記者会見で、沖縄県での翁長雄志(おながたけし)知事との初会談について、5日午前に開催することを明らかにした。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設問題について、「まずはお互い忌憚(きたん)のない意見交換をしたい」と述べた。
移設問題では、辺野古での工事停止を求める翁長氏と、作業を続ける政府とで対立が深まっている。菅氏は「一回会っただけで物事が解決するとは思っていない。これをきっかけに共有できることは共有し、沖縄県の発展のために連携したい」と述べた。(朝日新聞15年4月2日)』
『菅氏は4月4日に行われる米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区(宜野湾市)の返還式典出席のために沖縄県を訪問する意向だ。西普天間住宅地区には、返還後は国際医療拠点などが建設される予定。菅氏はこういった施設の建設を政府としても支援する方針だとして、
「これから、県と国が連携しなければならないことが沢山出てくる。USJ(ユニバーサルスタジオ・ジャパン)の沖縄進出も、ほぼ決定している。やはりこうしたことも、国と県が協力して行わなければならない。そうしたことを、この会談を通じて協議できれば」などと述べた。(J−CASTニュース15年4月2日)』
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安倍首相は13年2月に訪米した際に、オバマ大統領へのお土産として、辺野古移設の計画を具体的に進めると約束。帰国後、それまで移設に反対していた自民党議員や仲井真知事(当時)をアメムチ戦略を使って強引に翻意させて、13年12月に仲井真知事に辺野古の埋め立てを承認させることに成功した。(++)
この時、安倍首相は、沖縄への対応、とりわけ仲井真知事の説得を菅官房長官に任せていて。菅氏は、何度も沖縄を訪ねたり、様々な形で仲井真知事やその関係者に会ったりして、彼らをうまく取り込むことに成功。
あとは昨年11月の知事選で仲井真知事を3選させれば、全てはうまく行く予定だったことから、安倍首相は9月に菅氏を沖縄負担軽減担当大臣なる閣僚に任命して、さらなるアメムチ作戦を展開して、仲井真氏の支持者を増やす工作が進めやすくなるようにとりはからったのだけど。
仲井真氏の裏切りに怒っていた沖縄県民は、移設反対派の翁長氏を新知事に選出。さらには、12月の衆院選でも、4つの選挙区で自民党の候補を落選させ、安倍政権&辺野古移設にNOを突きつけることに。(-"-)
これに困った菅官房長官は、「この期に及んで、移設計画を変更、中止できない」と主張。中谷防衛大臣に至っては、堂々と「反対派と会っても話すことがない。会う意味がない」と強調する始末で、安倍官邸は「頑なに翁長知事との会談を拒み続けていたのである。(-"-)
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しかし、最近になって、テレビのニュースが少し辺野古基地のことを取り上げてくれるようになったこともあって、安倍首相や菅官房長官らが翁長知事と1度も会おうとさえしないことが、一般ピープルにも知られることに。^^;
<mew知人(複数)も、先月、初めて知ったとのこと。「7回も上京してるのに、会わないなんて冷たい、いじめだ」と怒っていたです。(`´)>
前回の記事にも書いたように、山口沖縄担当大臣も、知事と会談することを望むようになっていたし。
また沖縄の公明党は、辺野古移設反対の方針を貫いており、(オモテ向きは自主投票にしたけど)翁長知事を支持している人が多いことから、公明党の党本部も安倍官邸に沖縄に丁重に対応するように求め続けている。(・・)
『公明党の山口那津男代表は24日午前の記者会見で、沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で岩礁破砕許可の取り消し方針を示したことについて、「沖縄に丁寧な説明を尽くし、理解を得ながら(移設を)進めていくのが基本だ」と述べ、政府に説明を尽くすよう求めた。「今後も政府が努力を重ねていくべきだ。引き続き政府にそのことを求めていきたい」とも述べた。(産経新聞15年3月24日)』
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しかも、米国や周辺からも、いまさら計画を変えるわけには行かないんだから、「何とかせい」というプレッシャーをかけられることになって、菅官房長官もついには自ら動かざるを得なくなったのではないかと察する。(~_~;)
それは、中谷防衛大臣がわざわざカーター国防長官に、菅官房長官が翁長知事と会談することを伝えていることからもわかる。^^;
『中谷元防衛相は1日夜、カーター米国防長官と電話会談し、8日にも防衛省で日米防衛相会談を行うことで一致した。カーター氏の日本訪問は就任後初めてで、日米防衛協力の指針(ガイドライン)の再改定に向けた最終調整を行う。中谷氏は会談で「緊密に連携して強固な日米同盟の構築に全力を挙げたい」と述べた。
また、中谷氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に向け、菅義偉官房長官が4日に翁長雄志知事と会談することを説明。カーター氏は「日本政府の取り組みで移設が進んでいることを心強く思う」と応じた。(時事通信15年4月1日)』
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この他にも色々書きたいことがあるのだが。時間がななくなって来たので、つづきはまた明日or後日に。
ただ菅官房長官が、どのような思惑を抱いて翁長知事と会談を行なうとしても、翁長知事がなすべきことはただ一つ。自分が勝った知事選&12月の衆院選の結果にあわわれた沖縄県民の意思を真正面から伝えることしかあるまい。(++)
そして、これからあなたの住む地域が、住民の意思そっちのけで、政府の好き勝手に使われたり、過分な負担を押し付けられないようにするためにも、日本全国の国民が、沖縄県民を後押しして欲しいと願うmewなのだった。(@@)
THANKS
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