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2015-04-02 12:22
今回は、『古賀の標的は古舘ではなく安倍官邸&TVを降ろされた人たちで反撃を』のつづきを・・・。
古賀茂明氏が、先月27日に「報道ステーション」で官邸からバッシングを受け降板することになったとアピールしたことが、波紋を呼んでいる。
何と菅官房長官が30日の会見で、わざわざ「事実無根だ」とコメントした上で、不適切な行為だと古賀氏を批判。
しかも政府にとって、大きな武器である「放送法」をちらつかせて、テレビ局がどういう風に対応するか見守りたいと、さりげな〜く上から圧力をかけて来た。(@@)
『菅官房長官は30日午前の記者会見で、テレビ朝日系のニュース番組「報道ステーション」でコメンテーターの元経済産業省官僚の古賀茂明氏が、「菅官房長官を始め、(首相)官邸の皆さんにはバッシングを受けてきた」などと発言したことに関し、「全く事実無根だ。言論や表現の自由は極めて大事だが、公共の電波を使った行動として極めて不適切だ」と述べ、強い不快感を示した。
今後の対応については、「(放送事業者に、事実を曲げないことなどを求めた)放送法がある。テレビ局がどのような対応をするか見守っていきたい」と語った。(読売新聞15年3月30日)』
<そもそも官房長官が、たとえ自分の発言が関わっているとはいえ、いちいちニュース番組の内容にコメントを出したり、発言者の行動を不適切だと論評すること自体、極めて異例なことだし。
古賀氏+αは以前から、官邸が放送法を持ち出して圧力をかけていると言っていたです。(-"-)
たとえば『古賀さんの話によれば、テレ朝に対しても「(古賀氏の発言は)放送法違反に当たるかもしれない」と、免許取り消しをほのめかしながらプレッシャーをかけてきたと言うんです。これはもう看過できない。古賀さんはこう言っていました。「テレ朝には申し訳ないけど、ここで私が沈黙したら言論が権力に屈することになる。」(リテラ3.28)』>
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この菅官房長官の会見での発言も意識してのことなのか、30日夜の報ステでは、古舘伊知郎キャスターが、27日の放送について謝罪を行なったとのこと。(~_~;)
『古舘キャスターは「先週、古賀茂明さんがニュースとまったく関係ないコメントをしました」と述べた。古賀氏は27日の放送で「官房長官はじめ官邸の皆さんからものすごいバッシングを受けた」などと語った。これに対し、菅官房長官が30日の定例会見で「事実無根」と反論した様子を放送。
その後で古舘キャスターが「番組としては、古賀さんがニュースと関係ない部分でコメントしたこと。これについては残念だと思っております。そして、テレビ朝日としましては、それを防げなかったことに、テレビをご覧の皆様に重ねてお詫びをしなければならないと思っております」とテーブルに手をついて頭を下げた。(デイリースポーツ15年3月30日)』
<ただし、古舘氏があくまでも「番組として」「テレビ朝日として」と言っている部分にも、着目しておきたい。(・・)>
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さらに31日には、テレビ朝日の社長が、定例会見でこの件について謝罪を行なった上、官邸からの圧力は一切なかったと強調していたという。(@@)
『テレビ朝日の早河洋会長は3月31日の定例記者会見で、「報道ステーション」に出演した元経済産業省官僚の古賀茂明氏が、降板をめぐりキャスターの古舘伊知郎氏と口論になった問題について「予定にないハプニング的なことで遺憾に思っている。視聴者におわびしたい」と謝罪した。
古賀氏は3月27日の同番組で、早河会長らの意向で降板することになったと発言したが、早河会長は「制作体制を総点検するよう去年暮れに指示したが、(自らが)固有名詞を挙げて議論したことはない」と説明した。また古賀氏が「菅(義偉)官房長官や官邸からのバッシングを受けてきた」と発言したことについては、「内容は承知していない。私のところにも吉田(慎一)社長のところにも圧力めいたものは一切ない」と否定した。(毎日新聞15年3月31日)』
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ただ、安倍政権が始まってから、直接の圧力はなくとも、間接的にメッセージが届いたり、テレビ局側が小さな反応からその意を忖度して(安倍官邸の顔色を伺うような感じで?)、政治関連の報道に関して自粛モードになっているテレビ局、番組が増えているのは否めないだろう。(-_-;)
実際、昨年の衆院選前も、安倍側近の総裁特別補佐の名でTV各局に「選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い」なる文書を配布。また安倍首相がTBSの番組内容に苦言を呈したことから、TV各局は自粛モードにはいり、選挙に関する報道が以前の1/3に減ってしまうなど、大きな影響が出ているのは事実なのだ。(-"-)
(関連記事・『メディアの監視、支配に走る安倍自民〜選挙前に先制パンチでだまらせる?』『TVが選挙ネタを逃げる〜何と放送時間が前回の1/3に激減&安倍自民の監視、支配に屈する』『最低投票率も安倍陣営の戦略&メディアの責任も大+支持者以外の声をきく気がない安倍』など)
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そんな中、リテラが、菅官房長官の「事実無根」発言を否定。菅官房長官が古賀茂明を攻撃していた「オフレコメモ」を入手したとして、このような記事を出していたので、それをアップしておきたい。(・・)
【事実無根じゃない! 菅官房長官が古賀茂明を攻撃していた「オフレコメモ」を入手-
リテラ2015年3月31日
『報道ステーション』(テレビ朝日系)で爆弾発言を行った古賀茂明氏へのバッシングが止まらない。ネットでは、古賀氏に対して「捏造だ」「被害妄想だ」「陰謀論を平気で事実のようにしゃべっている」という声があふれ、そして、30日には、菅義偉官房長官が記者会見で、古賀発言を完全否定した。「テレビ朝日の『報道ステーション』のコメンテーター」が、生放送中に菅官房長官の名を挙げて「バッシングを受けた」と語ったことを、「まったくの事実無根」「事実に反するコメントだ。公共の電波を使った行為であり、極めて不適切だ」と批判したのである。
よくもまあ、こんな白々しい嘘がつけるものである。そもそも、菅官房長官は、この会見で「放送法という法律があるので、まずテレビ局がどう対応されるかを見守りたい」と発言。テレビ朝日に対して、あからさまな圧力をかけていたではないか。
これだけでも、菅官房長官が日常的にメディアに圧力をかけていることの傍証となるものだが、本サイトはもっと決定的な証拠を入手した。
古賀茂明氏が『報道ステーション』で「I am not ABE」発言をした少し後の2月某日、菅は会見の後のオフレコ懇談ではっきりと、古賀バッシングを口にしているのだ。その「オフレコメモ」を入手したので、ここに紹介しよう。
メモはまず、官房長官会見でのこんなやりとりが書かれている。
(会見)
Q イスラム国の事件を受けて、今月初めごろにフリージャーナリストや作家がマスコミの間で政権批判を自粛するような雰囲気が広がっていると指摘するような声明が出た。
マスコミも政権批判をすれば取材がしにくくなるという懸念があって、これをもって政府から暗黙の圧力という指摘もあるが
A まず、政府としては、もとより憲法が保障する報道、表現の自由は最大限尊重されると考えている。そして我が国においてもあらゆる政策についても、国会や言論界で自由闊達な意見の表明が行われているではないでしょうか。
つい先日、この運動をやっているかたが、テレビに出て発言をしていましたけれども、ISILへの対応について、政府を批判してましたけれども、あたかも政府が人命に本当に危険迫るようなことをしたと、あたかも見てきたような、全く事実と異なることを、テレビ局で堂々と延々と発言していました。そういうことを見ても日本はまさに自由がしっかりと保障されているのではないでしょうか。はき違えというのもあるかだろうと思います。
(下につづく)
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公式会見でも十分、マスコミ報道を皮肉るものだが、その後に、オフレコ制限がついた部分のメモがこう続いている。
(オフレコ)
Q 会見で出た、ISILの件でまったく事実と違うことを延々としゃべっていたコメンテーターというのはTBSなんでしょうか。
A いやいや、いや、違う。
Q テレビ朝日ですか?
A どことは言わないけど
Q 古賀茂明さんですか?
A いや、誰とは言わないけどね。(※肯定の反応)ひどかったよね、本人はあたかもその地に行ったかのようなことを言って、事実と全然違うことを延々としゃべってる。放送法から見て大丈夫なのかと思った。放送法がある以上、事実に反する放送をしちゃいけない。本当に頭にきた。俺なら放送法に違反してるって言ってやるところだけど。
どうだろう。これは古賀氏が『報ステ』発言の動機として説明したことと完全に合致する。古賀氏は『IWJチャンネル』でこう語っていた。
「官房長官は名前は出さないけど明らかに私を攻撃してくる。『俺だったら放送法違反だと言ってやったのに』と言ってるという話も聞いている。官房長官という政府の要人が、放送免許取り消しもあるよという脅しですよ」
ようするに、嘘をついていたのは古賀氏でなく、菅官房長のほうなのだ。明らかに、「放送法違反」という言葉で古賀氏と『報道ステーション』を攻撃しなから、平気で「事実無根」などと強弁する。捏造と謀略による報道弾圧を繰り返してきた安倍政権の官房長官ならではの手法といえるだろう。
しかし、信じられないのが、マスコミの対応だ。彼らはこのオフレコ懇談の席に同席し、誰よりも菅官房長官が嘘をついていることを知りながら、なんの追及もせずに、「事実無根」発言を垂れ流していたのである。
もっとひどいのが、当事者である『報道ステーション』だ。菅官房長官の会見やその後のオフレコ懇談には、当然、テレビ朝日の担当記者も出席しており、同様のメモが報道局全体で共有されていた。
ところが、昨晩の『報道ステーション』では、そういう報道は一切なかった。菅の圧力を否定する会見をコメントなしで流し、古舘伊知郎が「古賀さんがニュースと関係のない部分でコメントをしたことに関しては、残念だと思っております。テレビ朝日と致しましてはそういった事態を防げなかった、この一点におきましても、テレビをご覧の皆様方に重ねておわびをしなければいけないと考えております」と謝罪したのだ。
しかも、30日の会見VTRからは、わざわざ菅がテレビ朝日に圧力をかけた傍証となる「放送法という法律があるので、まずテレビ局がどう対応されるかを見守りたい」をカットしていた。
チーフプロデューサーの更迭で4月から番組そのものが大きく変わるといわれている『報道ステーション』。改編を前にすでに報道を捨てたということなのだろうか。(山水 勲)】
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安倍政権のメディア支配を放置すると、主権者である私たち国民には安倍政権にとって都合の悪い情報や意見は、どんどん届かなくなって、国政の良し悪しを判断することができなくなってしまうし。そうなると民主主義が機能しなくなってしまうわけで。
国民もいい加減、この問題に気づいてもいいのではないかと思うし。何より自分たちのために、このメディアへの影響力行使を批判すると共に、「安倍政権にNO!」を突きつけるべきではないかと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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