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27日の「報道ステーション」でバトルを繰り広げた古舘伊知郎キャスター(左)と古賀茂明氏
報ステ古賀氏騒動にテレ朝会長が謝罪「適切ではないと思っている」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/03/31/kiji/K20150331010086860.html
2015年3月31日 14:58 スポニチ
テレビ朝日の早河洋会長が31日、東京・六本木の同局で定例会見を開き、27日放送の「報道ステーション」で元経済産業省官僚の古賀茂明氏(59)が自身の降板をめぐって官邸などを批判したことで、騒動になっている問題について「番組進行上、ああいう事態に至ったことをおわびしたい」と謝罪した。
「視聴者には理解できないことだったと思う。予定にはない、ハプニング的なことで遺憾に思っている。適切な放送ではないと思っている。番組進行上、ああいう事態に至ったことをおわびしたい」と一連の騒動を謝罪。早河会長は古賀氏のコメントでも名前が上がっているが、「(当日は)大阪に出張していて、全部を生で見たわけはないが、あとで見て衝撃を受けました。どうしてこういう展開になっているのかと。出演する、降板するという話でしたので、残念だった。現場も意表を突かれたのでは」と寝耳に水の展開だったことを明かした。
「そういう事態を引き起こしたのはなぜかと、反省する必要はあるのかなと。菅官房長官の名前も出てきたが、そういった方々にはお詫びをしないといけないという心境です」と続けた。「古賀さんは金曜日のゲストコメンテーターという形で出て頂いていた。年度の区切りで出演の要請をしないというのを降板と判断したんだと思うが、昨年末の暮れから、年度周りにすべてのベルト番組の強化、刷新、総点検するように指示を出したので今回の件はその延長線上にあると考えている」とあくまでも改編期の判断であると強調。今後は「ゲストとの信頼関係をきっちり、お考えも含めて精査するべき。確認作業を丁寧にしないといけないと思う」と話した。
また、古賀氏のコメントで語られた官邸からの圧力に関しては「圧力めいたものは一切ない」。早河会長自身は古賀氏との面識もないという。27日の番組で、古賀氏は「菅(義偉)官房長官をはじめ、官邸の皆さんからバッシングを受けてきた。テレビ朝日の早河(洋)会長と(制作協力している)古舘プロジェクトの会長の意向で、私はきょうが最後」などとと自らの降板について言及すると、古舘伊知郎キャスター(60)は「承服できない。テレビ側から降ろされるというのは違う」と反論する“バトル”となり、波紋が広がっていた。
古賀氏の発言に関しては、菅官房長官は30日の会見で「全くの事実無根だ。言論や表現の自由は極めて大事だが、事実に反するコメントを公共の電波を使って報道したことは、極めて不適切だ」と反論。さらには、30日の放送では古舘キャスターが「古賀さんがニュースと関係ない部分でコメントした。このことに関して残念だと思っています。テレビ朝日としては、こうした事態を防げなかったことを、テレビをご覧の皆さまにおわびしないといけない」と視聴者に謝罪していた。
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