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安倍翁長トップ会談物別れでお茶濁す極秘シナリオ(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/404.html
投稿者 笑坊 日時 2015 年 3 月 31 日 16:39:37: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-a629.html
2015年3月31日

昨年11月16日に沖縄県知事選が実施された。

このときから懸念されてきた事態が現実化している。

知事選で当選した翁長雄志氏は

「辺野古に基地を造らせない」

ことを公約に掲げた。

沖縄県民は翁長氏が掲げた

「辺野古に基地を造らせない」

という公約を信用して翁長氏を新知事に選出した。


しかし、この時点で問題がないわけではなかった。

「辺野古に基地を造らせない」

という公約を掲げることは、沖縄県民の総意に沿うものである。


しかし、何よりも大事なことは、その公約を実現することである。

その実現の方策について、「不確かな部分」がすでにこの時点で存在していたのである。

この問題を解くカギは、9月10日に菅義偉官房長官が会見で述べた発言にある。

安倍政権の菅義偉官房長官は9月10日の記者会見で次の言葉を発した。

「最大の関心は沖縄県が(辺野古沿岸部の)埋め立てを承認するかどうかだった。知事が承認し粛々と工事しており、もう過去の問題だ。争点にはならない」

「仲井真知事が埋め立て承認を決定した。そのことで一つの区切りがついている」

菅氏が強調したのは、辺野古海岸の埋立申請を仲井真知事が承認したことがすべてであるということだ。

つまり、新知事が「辺野古に基地を造らせない」と叫んだとしても、知事による埋め立て承認が存在する以上、安倍政権としては、粛々と工事を進めるだけである、との方針を明示したのである。

この点を踏まえると、新たに選出される沖縄県知事が、

「辺野古に基地を造らせない」

という公約を実現するには、前知事による「埋め立て承認」を消し去ることがどうしても必要になる。

したがって、「辺野古に基地を造らせない」という公約を実現する「担保」として、前知事の「埋め立て承認」を撤回する、ないしは、取り消すことが必要不可欠になるであろうことは、すでに、昨年11月16日の選挙の時点で明らかであった。

もちろん、新知事が埋め立て承認を撤回、ないし取消をすれば、基地建設を阻止できるというわけではない。

この場合、国は訴訟を提起して、決着は法廷闘争を経てからということになる。


しかし、安倍政権の官房長官が、

「埋め立て承認がある以上は、粛々と工事を進める」

と明言したのだから、「埋め立て承認」を撤回し、取り消すことをしなければ、工事に待ったをかけることすら実現しないことが想定されてきたのである。

この点を踏まえて、私は、翁長氏に対して、選挙の前に、選挙後の「埋め立て承認の撤回ないし取消確約」を求めるべきであることを主張し続けた。


しかし、翁長雄志氏は最後まで、この点についての明言を避けた。

「腹八分でまとまっているから、その点を明確にはできない」

というのが、翁長雄志氏の主張だった。

この発言の意味は、「埋め立て承認撤回ないし取消」について、翁長氏の支持陣営のなかに、賛成と反対の主張があるから、どちらかを明確に示すことはできない、ということになると理解される。

つまり、翁長氏の支持陣営のなかには、「埋め立て承認の撤回ないし取消」に反対する勢力が存在するということになる。


「埋め立て承認の撤回ないし取消」に反対ということは、具体的に言えば、辺野古基地建設を事実上容認するということになると理解される。

翁長氏は知事に選出されたあとも、埋め立て承認の撤回または取消に直行していない。

埋め立て承認の取り消しを検討する検証委員会の検証期限を2015年夏までに設定した。

翁長氏は選挙結果を踏まえて、まず、埋め立て承認の撤回を決定することができるはずだが、この撤回すら決定していない。

検証委員会が結論を示すまでの期間を長期に設定したために、この間に、工事は大幅に進捗する。

うがった見方をするなら、政府に既成事実を作り上げる時間を付与しているかの印象さえ否定はし切れない。


知事と官房長官、知事と首相が面会をすることを「最大のイベント」に仕立て上げる情報誘導が展開されている。

最終的に沖縄県と政府の対立の頂点を、この会談に向けて盛り上げて、最終的に知事と官房長官、知事と首相の直接会談をクライマックスに仕立てて、このトップ会談で協議が棚上げされる可能性がある。

会談が「物別れ」に終わっても、政府としては、工事強行が中断されなければ、それで満額回答ということになる。

翁長知事の側においては、引き続き、埋め立て承認の撤回および取り消しに踏み込むのかどうかが最大の焦点になり続ける。

とはいえ、時間との勝負という側面が強い。

「埋め立て承認の撤回および取り消し」に踏み込まぬ間にも、工事は着々と進行するからである。


しかし、トップ会談でお茶を濁すということになれば、これは完全な茶番である。

翁長氏の公約は

「辺野古に基地を造らせない」

であって、これ以上でも、これ以下でもない。

そして、

「辺野古に基地を造らせない」

公約を守るための有効かつ具体的な方策は、現状では、

「埋め立て承認の撤回と取消」

以外にはない。

「辺野古に基地を造らせない」

という公約実現を求める県民、政治勢力は、翁長氏に対して、

「一刻も早い段階での埋め立て承認の撤回と取消の具体行動」

を迫るべきである。

 

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コメント
 
01. 罵愚 2015年3月31日 17:09:19 : /bmsqcIot4voM : Ujry1KKCP3
 ハトポッポの「最低でも県外」も、オナガドリの「辺野古に基地を造らせない」も、人気目当ての無責任な放言に変わりはない。★阿修羅♪のボードにはお似合いだろう、

02. 2015年3月31日 17:09:33 : msqznv9JSc
安部は、翁長に話すのは全く筋違い
前知事の仲井眞から許可を受けているんだから、仲井眞に対して

「お前どうなってるんだ!」と聞くのが筋だな。
「あのXX億円はどうしたんだ!?」でもいいし。

こういう筋を通すことが分からなければ安部は政治家として失格。


03. 罵愚 2015年3月31日 17:14:21 : /bmsqcIot4voM : Ujry1KKCP3
>02
 選挙を経て知事交代が済んでるし、中止を言ってるのは翁長新知事なんだから…★阿修羅♪の常連って、ホント、バカばっかり、

[32削除理由]:削除人:言葉使い
04. 2015年3月31日 17:21:03 : msqznv9JSc
>03
まあ君、少し冷静になってから書き込みたまえ

05. 2015年3月31日 17:30:30 : YxpFguEt7k
まず歴史を直視しましょう。それから批判する人間を選びましょう。

1996年4月12日 橋本と駐日大使であったウォルター・モンデールとの間で、「普天間基地の移設条件付返還」が合意

1997年1月 名護市辺野古のキャンプ・シュワブ地域が移設候補地とされた。

1998年  比嘉は、海上ヘリポート基地受け容れと市長職の辞任を同時に表明した。
総合建設大手ベクテルと伊藤忠商事、国内ゼネコン、沖縄の大手建設会社國場組が辺野古沖の珊瑚礁リーフの内側200-300haを埋め立て案を出す

2006年4月 固定翼機の飛行ルートが住宅地を避け、極力海上のみになるよう滑走路2本をV字型に配置、立地を埋め立てする案(現行案)で防衛庁長官・額賀福志郎と名護市長の島袋が合意

2010年5月 鳩山は沖縄を訪問して仲井眞と会談し、日米同盟の関係の中で抑止力を維持する必要があるとして「(選挙前に掲げた)すべてを県外にというのは現実問題として難しい」として事実上の県外全面移設の断念を明らかにした

2013年12月25日 安倍晋三は仲井眞弘多と会談し、日米地位協定に関し環境面を補足する協定を締結するための日米協議開始などの基地負担軽減策を示し、仲井真は「驚くべき立派な内容だ」と評価して移設先である名護市辺野古沖の埋め立て申請を承認する方針を固め

2013年12月27日午前 仲井真氏が申請を承認した
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E5%A4%A9%E9%96%93%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E7%A7%BB%E8%A8%AD%E5%95%8F%E9%A1%8C

さて、これらの登場人物の中で、公約違反は2人です。鳩山由紀夫氏と仲井真弘多氏。民主主義政治において、罪深きはこの2人で、鳩山氏がA級戦犯、仲井真氏がB級戦犯と言えます。
それまでは、沖縄の民意も一つではありませんでしたので基地建設の話が進んでしまったのは、沖縄県民にも責任があります。
しかし、沖縄の民意が一つになった今も、それを無視するのは罪が深いです。よってC級戦犯として安倍晋三氏をあげておきましょう。

植草氏、がんばってください。応援しております。


06. 2015年3月31日 18:37:25 : AoR2qKUdTE
01. 罵愚 : /bmsqcIot4voM : Ujry1KKCP3この野郎は…朝鮮人と噂される・悪逆非道の世耕から...どれだけお金をもらっているのだろう・・・04. 2015年3月31日 17:21:03 : msqznv9JSc
>03
まあ君、少し冷静になってから書き込みたまえ・・・こいつは.後藤だろう。

[32削除理由]:削除人:言葉使い
07. 2015年3月31日 20:15:59 : F4TETLAaZE
>>05

植草氏、がんばっておじさんは、いつもながら頑固ですね。

当の植草氏が翁長知事の行動があまりに遅い、はっきりしない、と批判してるのにそれはスルーですか?

それから鳩山がA級戦犯、仲井真がB級、安倍がC級は、ちとおかしいんじゃないですか?

鳩山の公約違反は確かにいただけませんが、あの時、彼以外が総理になっても(せいぜい小沢以外は)全員、確実に辺野古移設で「ブレ」なかったでしょう。

彼は「県外移設」を口にし、徳之島などを検討しただけでもまだマシです。

そして引退後、しっかりと反省の弁を表明しています。

とにかく政治は結果責任。翁長氏がどんな気持ちでやっているのかわかりませんが、まだまだあらゆる手段を尽くしているようには見えません。

辺野古基地建設が既成事実化したら、その責任の半分は翁長氏にあり、彼にハッパをかけられなかった、基地反対派支持者も生ぬるかったと言わざるを得ないでしょう。


08. 2015年3月31日 20:53:50 : ElKraKmAUZ
承認取り消ししても強制代執行、裁判しても属国パシリの司法だから強制代執行、ケネディ?使いパシリだから強制代執行

それにしても右翼ズラした政治家はよくも靖国に行けたもんだな、嘘つき政府嘘つき政治家の行動にはむしずがはしる


09. 2015年3月31日 21:03:17 : ElKraKmAUZ
5は重大な事を書いてない
前名護市長のヒガは名護市での住民投票の移設反対を無視し辞任と引き換えに受け入れた、要するに市民を捨てて逃げたのだ A級は前名護市長のヒガと仲井真と前知事の稲嶺のこの三人。鳩山は回りは敵だらけで、またかなり恫喝されたのは確実だろう、また鳩山は素直に非を詫びて再び強国と属国政府政治家と戦っている、沖縄のA級とは質が異なる、もちろん自滅党と詐欺民主党もクソだがな


10. 2015年3月31日 21:27:47 : oXXSCJHeRw

ちなみに、戦犯のA,B,Cは罪の重さの等級(Aが重くCが軽い)ではなく、カテゴリーの違いを表しているのだよ。

11. 2015年3月31日 21:45:01 : NZEG1SHVSw

物事の本質は発生にあり。

承認の撤回・取り消しを公約に挙げなかった。

これは信じがたきことだ。

天木氏が翁長氏に一生懸命伝えている迂回方法論=“キャロライン駐日大使への直訴”すらしなければもうお話にならない。

植草先生が言われるように、「会談が「物別れ」に終わっても、政府としては、工事強行が中断されなければ、それで満額回答ということになる。」はとても説得力がある。

承認の撤回・取り消しなくして中断はあり得ないからだ。



12. 2015年4月01日 00:21:42 : msqznv9JSc
ともあれ、今日の仲井眞があれだけ罪深い割にまだ誰からも指摘されてない
という共通認識だけはできましたな。

13. 2015年4月01日 00:42:19 : peIWbv2Z6A
わからんな。
いずれ分るし政権側に読まれているとはいえ敢えて手の内を曝け出す必要はあるのか?
先に手の内をばらしてしまえば覚悟を読まれ相手に余裕を持たれるだけでは?

植草はどうせ衝突するのだから早くやれという考えらしいが、駆け引きならば様子を見つつ手を打っていくのもアリだろう。

植草は自分の読みに沿ってないから陰謀論めいたものに走っているだけだ。

植草氏、がんばってください。応援しております。


14. 2015年4月01日 01:07:03 : msqznv9JSc
>植草氏、がんばってください。応援しております。

この一行って安部の言う

>「俺は予算審議で『我が軍』と言いたくて言いたくてしょうがないが、お前ら
野党がうるさく、予算の審議ができない、だからその理由のみで『自衛隊」と
発声するが、それは『我が軍』と言っている事だ」

と似たような臭さを漂わせてるな。


15. 2015年4月01日 01:37:40 : GOXcZLOzd6
今できないならできないで、どういう事情で今できないのか確認して、
コンセンサスを得ておかないと、有耶無耶にしたまま突き進んだら、
また土壇場で裏切られるかもしれないよと、警告しているんでしょ。
話し合いもせずに、信じて任すだけじゃ駄目でしょ。
それじゃまた同じ轍を踏むことになる。
誤魔化さずにちゃんと話を詰めておかないと。
その上で作戦は作戦でまた別の話。

16. 罵愚 2015年4月01日 06:15:47 : /bmsqcIot4voM : Ujry1KKCP3
 地域エゴを手厚い地方交付金でごまかしてきたしっぺ返しだな。安倍さんは、断固として基地移転をして、沖縄の安全を守るべきだ。この歴史的転換は、安倍政権でなければ実行できない。

17. 2015年4月01日 18:36:24 : FfzzRIbxkp
沖縄県知事選の時から植草さんが指摘していたことですね。

18. 2015年4月01日 19:18:53 : fUmaBmkYow
A級戦犯は岡田以外誰がおるのか、最終決定をした日米合意をしたのはヤツだよ

19. moss 2015年4月02日 00:18:27 : RXBcbQE3UCq0Q : KskK59ijOg
植草さんが言うように、新知事が「埋め立て承認」を撤回、ないし取消をすれば、国は訴訟を提起して、決着は法廷闘争となる。
本当の意味で工事を中止させようと思った場合、選択肢はこれしかない。つまり、はじめから晒されているのである。
そして、手の内を見せる見せないと言う作戦めいた話は、この法廷闘争の段階でのこととなる。

仲井真前知事は2013年12月に「埋め立て承認」をしている。
昨年の8月に、沖縄防衛局が普天間移設先の辺野古沿岸部で「埋め立て」工事を行うため、海底の掘削や土砂の採取を認めたのが「岩礁破砕許可」である。
この事から、「岩礁破砕許可」と言うものは、前知事による「埋め立て承認」があるから成立していることがわかる。

押っ取り刀で、翁長知事はその「岩礁破砕許可」取り消しを宣言したわけですが、何だか怪しい雲行きですね。
この行動がどうなるかはさておき、この間、辺野古の工事は着々と続けられるわけです。
同様に、これ以外の手法で工事を止めようとしても止まりません。

それは、考えるまでもなく、工事をする上での大前提、「埋め立て承認」が有効であるからです。

本来なら知事就任後すぐにでも撤回すべきだったのです。
訴訟起こされたとしても、この場合は工事自体は中断せざるをえない。
逆に訴訟すら起こさず、工事中断せずに変な詭弁を弄してゴリ押しすれば、今でも充分そうなのですが、世界から「日本ってどうなのよ?」って事になる。
いくら安倍や周りがアレでも、さすがに簾官房や官僚はその愚に気付けるでしょう。

だから、それの承認「取消・撤回」を早急に行わない翁長知事は胡散臭いのである。
選挙前の会見でそれに関して明確に答えていれば問題はなかった。仮に「賛成の人も陣営の中にいるから」ということで言葉を濁さざるを得なかったとしても、選挙後、遅かれ早かれその問題にぶち当たる。それなら早いにこしたことはない。

そして、その知事のだした答えが、今年の夏をめどに結論を出すということらしい。
結局、何もしないに等しいです。夏ですか〜、その間も工事は続きまね。
翁長氏の素晴らしい牛歩戦術のおかげで、政権の望み・計画どおり、既成事実が着々と積み重ねられます。
簾さんも感謝しきり、辺野古移設の影の功労者ですね。勲章ものですかね。このままですと。


「知事と官房長官、知事と首相が面会をすることを「最大のイベント」に仕立て上げる情報誘導が展開されている。」

ですか。私は翁長氏に疑問を感じているので、とりわけ望み薄と感じていますが、植草さんの慧眼の通りにならないことをお祈ります。


20. 2015年4月02日 09:25:41 : BzvSLucdDk
辺野古承認取り消し訴訟は何だか住民対国という構図になってしまっているようですね。

その構図の外枠で県側は検証が済むまで主張しないというスタンス。

ここで県が住民側の前面に立たないのは何故なのでしょう?

検証が済んでいないという取って付けたような理由ではなく、もう少し明確な理由が知りたいところです。

色々な事情があるとは思いますが、住民が国と戦っているのですから
県側としては承認の検証も分からなくはないのですが、出来れば住民側を孤立させるのではなく、もう少し何とか出来ないものなのでしょうか。
翁長氏には頑張って欲しいだけにもう少し納得のいく理由が知りたいところです。

都民


21. 2015年4月02日 13:31:23 : V8ALKaJfjY
その住民てのが

本土から遠征してる左翼ゲリラというではないの?



[12削除理由]:削除

22. 罵愚 2015年4月06日 06:09:28 : /bmsqcIot4voM : Ujry1KKCP3
>本土から遠征してる左翼ゲリラというではないの?

 そのとおり、最大の被害者はいつも沖縄県民…どっちに転んでも…



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