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安倍首相、シンガポール国葬参列において
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52688954.html
2015年03月30日 在野のアナリスト
シンガポールのリー・クアンユー元首相の国葬に、安倍首相が参列しました。その席で安倍氏が居眠りをし、世界からも「Sleeping Abe!」と、驚きと侮蔑を交えて伝えられている、とされます。6時間弱の強行日程だから、と擁護する声もありますが、今どき日本全国、東南アジアぐらい日帰り出張するのは当たり前の時代です。しかも安倍氏は手続きしたり、空港で待たされることのない、高待遇での行程であり、疲労が溜まって…というのは通じません。逆に短時間だからこそ、そこに集中して臨まなければならず、それすら出来ないなら出席する体調ではなかった、としか考え難い。むしろ、国会でさえ居眠りするぐらい政治家の緊張感のなさが影響した、という方が自然にうけとめられます。いずれにしろ日本が大恥をかいたことに間違いありません。
沖縄県知事による辺野古移設作業の停止指示に対し、防衛省が行政不服審査法により執行停止を農水省に申し立て、林農水相が効力の停止を決定しました。そもそも、行政不服審査を行政間でだすことが正しいのかどうか? 同じ内閣の管轄にある中で、省庁間の対立の火種になるような決定を下せるのか? 甚だ疑問です。安倍政権では効力停止を錦の御旗に、工事を継続するようですが、これで行政手続き上の問題や、作業の進め方に一つ瑕疵が生じたことになります。
しかもこの手法が蔓延すれば、行政不服審査に行政不服審査で対抗し、国民による申し立てが事実上、機能しなくなる恐れがあります。しかも農水省が独自に、辺野古沖の海にもぐって実態調査をした形跡もありません。つまり書面上、防衛省が正しいと判断しただけのこと。これは翁長県知事と会おうともしない政権幹部と同様に、沖縄の方を半ば見ようともせずに決定を下したことになります。これも沖縄県民の心を大きく傷つける結果となっているのでしょう。
「我が軍」発言も、「これだけ時間を割かれるならもう使わない」と安倍氏は述べていますが、問題と認識しているので、早めに幕引きをはかったのでしょう。一部で「我が」はourと訳す、との話もありますが、日本語のニュアンスで「我が」には所属と所有があります。所属はourですが、所有はmyです。どちらの意味でつかったかは、前後の文脈にもよりますが、その考察もなく限定して批判したり、擁護したりすることは慎むべきでしょう。ただしそれを海外でどう受け止められるか、と考えたとき、翻訳者によりニュアンスが変わるならそれも問題なのでしょう。
しかし「Sleeping Abe!」のニュアンスは、正しく海外に伝播します。国葬されるほど評価が高い、その席で哀悼の意どころか、居眠りする姿を晒した。これが相手の国の国民にどう受け止められるか? 考えるまでもありません。シンガポールでは『虎の皮をかぶる山羊』という諺があります。通常、『羊の皮を被った狼』とされますが、こちらは逆。せっかく拾った虎の皮で、安心して草を食べていた山羊が、狼をみつけて慌てて逃げだしたため、虎の皮も忘れていった。つまり中身がないのに、威光を嵩にきて威張り散らすようなことを指します。内閣という威光を借りて、行政不服審査を行政の間で通してしまうことなど、辺野古移設の正当性を訴えられない、その中身のなさを露呈しているとも言えるのでしょう。しかも日本では虎の皮をかぶっていても、海外に行くときは忘れてしまうようです。春眠に暁をおぼえないだけならまだしも、赤っ恥を搔いてしまうようなら、まずその心がけから改めなければならないのでしょうね。
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