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安倍首相の米議会での演説
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52688758.html
2015年03月28日 在野のアナリスト
安倍首相が米議会で演説することが決まりました。これはイスラエルのネタニヤフ首相と同様、米議会を握るのは共和党。保守系の人間を好意的に迎えてくれます。ネタニヤフ氏は選挙においてパレスチナとの対立を煽り、政権維持に成功しましたが、大きな禍根を残したとされます。
一方で安倍氏は、従軍慰安婦に対して米紙のインタビューで「従軍慰安婦は人身売買の犠牲」と述べるなど、日韓の関係改善を条件とされたようです。民主党ではないので、中国までは要求されていないかもしれません。もしかしたら、その辺りがAIIBの参加見送り、につながったのかもしれません。しかし安倍氏を支持してきた人にも、今回の態度を豹変させる姿勢は承服できないところでしょう。米国に言われたら何でもするのか? どこまで米国にシッポを振るのか? そのため従軍慰安婦に関しても、従来の見解を踏襲するというなら、戦後70年の談話はどうなるのか? この「従軍慰安婦…」発言は、意外なところで波紋を呼びそうです。
しかも安倍氏を支援する読売、産経などは米議会での演説を「初」とします。確かに上下両院合同会議では「初」ですが、1961年の池田首相が下院で演説をしているので、演説自体は「初」ではありません。ネットの記事では読売、産経両紙ともに池田氏の記述がなく、誤認させるような点も恣意的と言えるのでしょう。TPPでの妥協、日韓関係の改善まで条件にして勝ちとった米議会演説ですから、よほどプラス面だけを強調したい、といった意図が読み解けます。
そんな中、報道ステーションにおいて元経産官僚の古賀氏が、自身がコメンテーターを下ろされたとコメントし、波紋を広げています。そのほとんどが古賀氏への高評価であり、一方で報道ステ側には、政権に気をつかう、媚を売るといったことを批判する流れにあります。報道という、もっとも中立…ともすれば政権監視を担う立場にある番組で、政権に阿っているのであれば、本来の役目を果たしていないのではないか? と見られたとしても当然です。これは最近の報道番組がニュースに対してコメントする、方向付けしてしまうことからも、問題を大きくします。
原発では独自路線を貫く報道ステが政権に気をつかうのは、報道ステの前に放送されていたニュースステーションを降板になった、久米氏の二の舞を踏みたくないから、との噂ももち上がります。しかしそれなら、他の報道番組はどうなのか? 4月の改編時期、やたらと情報番組が増えるようですが、グルメや街ブラばかりで、お茶を濁しているだけなら、早晩厭きて、視聴者は離れていくでしょう。政権批判もできず、景気がいいと伝えるだけならお茶を挽くことになります。
そして政権批判をするメディアに圧力をかける安倍政権、ということも今後は単なる噂話としては語られなくなりました。今はまだ古賀氏単独のことで、信憑性は低くとも、2人、3人と現れるなら、徐々にその話の確度が高まっていきます。特に、米議会演説における読売、産経の報じ方に、安倍政権への配慮が滲む。経済指標の伝え方でさえ、原因や理由に関して配慮がうかがえる。国民も薄々、それらに気づいてきています。報道番組として、単に茶化すだけはよくありませんが、少なくとも安倍氏とメディアの幹部が茶飲み友達となっている現状で、報じられる内容は国民にとって『ちゃんちゃらおかしい』ということになりつつあるのでしょうね。
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