http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/280.html
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「「安倍は知性の武装解除を狙っている」。まさにそうですね。:Hideyuki Hirakawa氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16974.html
2015/3/28 晴耕雨読
何度か書いているが、今回の「『我が軍』定義次第」にしても「積極的平和主義」のような真理省話法にしても、安倍政権には言語秩序そのものへの攻撃という一貫した「統治手法」がある。
矛盾を問い質しても、言葉の意味や論理そのものを拒否・無化するのだから、この手法は最悪で最強である。
たとえば「りんご」という単語を繰り返し発音していくと、意味が脱落して「り」「ん」「ご」という音の並びだけに感じられてしまうことがある。
それと同じように、安倍政権における言語秩序への攻撃は、言論を脱臼させ、本来言葉の営みである政治を無化する。
この件について以前呟いたこと。http://bit.ly/TS4h9f
「平滑化・薄膜化するリアリティ」という言葉がふと思い浮かぶ。
本来、違和感や矛盾、抵抗を認めるべきところで「それもありじゃないんですかぁ」的にスルスルと物事が横滑りしていく。
言葉が論理的でも詩的でもなく無意味に接ぎ木されただけなのに、何かが言われたように思えてしまう。
意味を考えることがないから、意味と無意味の区別が消失してしまう。
リアリティから深みや抗争的契機が失せてしまう。
何かを問題提起しても暖簾に腕押し。
「なんでそんなことが問題なんですか?」と。
集団的自衛権やその他の問題のことだけでなく。
↓「議論する能力の喪失」。
先ほど http://bit.ly/TS4h9f 「平滑化・薄膜化するリアリティ」と書き、先日も http://bit.ly/TS4fyd 「安倍たちがやってるのは憲法秩序への攻撃であり、人間の言語秩序への攻撃」と書いたのもそういうこと。
↓言語秩序というよりは、それを生成し支える「言語能力」の破壊といったほうが正確かな。
実際、現政権がやっていることは、憲法秩序や法秩序に対してだけでなく、言語秩序や言語能力そのもの、意味了解能力そのものに対するクーデターだと思うのよね。
解釈改憲による集団的自衛権容認とか「積極的平和主義」とか、みんな元来の意味を脱臼させ、無意味なものを無意味なまま受け容れさせる。
この「無意味なものを無意味なまま受け容れさせる」というのが大事なポイント。
意味をすり替えるのではなく、無意味化し、更に、意味が通るか通らないか、矛盾してるかどうか感じ、問い、理解する言語能力そのものを麻痺させ思考と言論を廃棄処分する。
それを恐らくは天然でやってる現政権。
>それを許してしまう日本国民のインテリジェンスの弱体化ということも思わざるを得ない。
QT @hirakawah 実際、現政権がやっていることは、憲法秩序や法秩序に対してだけでなく、言語秩序や言語能力そのもの、意味了解能力そのものに対するクーデターだと思うのよね
教育課程が、そういう力を伸ばさない、むしろ押しつぶすような中身ですし、マスコミも視聴者を「中学生」扱いした報道内容にするのが基本になってますからね。
(「中学生を舐めんな」ということも聞こえてきそうです。)
さっきの続き。
政治における「言語能力の破壊」とか「意味の脱落(意味/無意味の区別の無効化)」みたいなことには、3.11以降の奇妙な非・現実感も寄与しているような気がする。
「迂闊な月曜日」(東のエデン)的というか、測定せねば感覚すらできない放射能汚染とか。
何かとんでもないことが起き放置されてるのに、そのとんでもなさを感覚できない。
全くありふれた初夏の緑に潜む数μSv/hもの放射能と、それにより奪われた人々の暮らす場所、今も地震・津波被災も含めて大勢の人が仮設で暮らさざるをえないこと。
それが地続きの国土にあるという現実の非現実感。
何というかな、僕たちはあまりにすごい現実を経験してしまったので、「リアリティ・ドランカー」、「現実不感症」になってしまったのかもしれない。
「安倍は知性の武装解除を狙っている」。
まさにそうですね。
RT @woodsoil: @hirakawah 「言語を脱臼させる」か。旨い表現だね。その通りだ。安倍は知性の武装解除を狙っているように思う。
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