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「「テレビ局の変質」自体、視聴者にとっては重要なニュースだろう【古賀茂明生放送で暴露】:山崎 雅弘氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/16983.html
2015/3/29 晴耕雨読
https://twitter.com/mas__yamazaki
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昨晩の『報道ステーション』での古賀茂明氏の行動については賛否があるが、一般には水面下に隠されている「大手テレビ局に対する政府からの圧力」が、今のこの国で存在することを、水面の上に出して可視化したという意味で、公益にかなう行動だったと思う。
それを番組内で言った出演者は、他にいない。
メディアの業界人を含め、国民は「おかしいと思ったことは、口に出して言わなくてはならない」という発言も、公益にかなう行動だったと思う。
しかし「テレビ朝日の早川会長」は既出として「古館プロダクションの佐藤会長のご意向で」というのは初めて出た名前で驚いた。
古館氏は動揺していた。
森永卓郎氏もラジオで指摘していたが、メディアの翼賛体制に異を唱える声明に、大手メディアによく出演する「有名なコメンテーター」はほとんど誰も賛同していない。
翼賛体制に異を唱えない。
政府批判を控え萎縮するメディアの流れに疑問を感じない人は、大手メディアに今後も使ってもらえる。
民主主義の原理原則に反した行動を政府が行えば、テレビの生放送ニュース番組等で、永田町や霞ヶ関の予想しない形で「ハプニング」が起きるのは、メディアの健全性がかろうじて残っている証しだと思う。
ロシアのクリミア併合が行われた時も、RT英語放送のアナウンサーが生放送中に抗議して辞職した。
政府がテレビ放送局に「政権批判するな」との圧力をかけ、テレビ放送局の上層部がそれに迎合して、政権批判を行った社員や外部出演者に制裁を加えるというのは、独裁国家など非民主主義国によく見られる特徴だが、日本は「そういう国ではない」と信じられてきた。
現実は水面下で確実に変わりつつある。
「今日はJ(大手芸能プロ)やD(外資系エンタメ産業)の批判はNGでお願いします」という検閲を「わかりました」と日常的に受容する「テレビ出演者」は、「今日は政権批判もNGでお願いします」と言われても、抵抗感なく受容できるのかもしれない。
両者の意味は決定的に違うが、違いを認識しない。
昨年12月19日付東京新聞への寄稿文(http://bit.ly/1G102Nv )でも書いたが、社会が権力を持つ一部の人間によって「国民の合意(民主主義)とは違う方向に作り替えられる」時、何もせず沈黙し傍観するのは「中立」でも「第三者」でもない。
変化の流れに加担する群衆になる。
民主主義に大した価値を置かない人や、実質でなく形式で物事を捉え考えるタイプの人には、古賀茂明氏の行動は「番組を降ろされた個人的恨みの発露」にしか見えないかもしれない。
以前なら首相や閣僚が辞任を強いられた状況でも今はそうならないのはなぜかという、より重要な問題の根源に目を向けない。
昨晩の『報道ステーション』で、古館氏は「ニュースとは関係の無い話になった」ことを視聴者に対して「詫び」ていたが、今日どこで何があったという具体的情報伝達だけが「ニュース」だと思っているなら、この番組に未来は無いと思う。
「テレビ局の変質」自体、視聴者にとっては重要なニュースだろう。
【古賀茂明生放送で暴露】古館伊知郎と激論動画(報道ステーション)(NAVAR)http://bit.ly/1F2I2AR
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あらゆる出来事と同様、昨晩の『報道ステーション』の意味や価値も、今すぐ評価できるのは全体の一部でしかない。
全体の意味は、何年も経った後で初めて明らかになる。
古賀茂明氏の件に限らず、政治的な意志表示をする人間に対して、その主張内容の是非に触れることを避けつつ、意志表示の手段や形式的瑕疵、発言者の人格問題に論点をすり替えるパターンは多い。
社会の「形式」を管理統制することに長けた人々から見れば、こうした思考パターンは自分たちの味方だろう。
> 宮澤喜一bot 自由はある日突然なくなるものではない。…目立たない形で徐々に蝕まれ、気がついたときにはすべてが失われているような過程をたどります。わずか数十年前に、このような経験をしたわれわれは、将来に向かって自由の制限につながる…兆候に対し…監視する必要があります(『新・護憲宣言』p.3)
> 宮澤喜一bot 昭和15年、大戦の一年前に有名な反軍演説をした斎藤隆夫は、国会から除名されました。ここにいたって、自由と批判精神は、完全に失われていたのです。あとは、言いなりだったのです。そうでなければあんな戦争に国民がこぞって協力するなんてあり得ない。(21世紀への委任状』pp.14-16)
報道ステーション:古舘キャスターと古賀氏のやりとりは…(毎日)http://bit.ly/1HUpBlv
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これは予想外の展開。
毎日新聞が、古賀氏と古館氏の番組内でのやりとりを正確に書き起こして、番組を観ていない読者に「判断材料」として提示している。
これもジャーナリズムの仕事。
古賀茂明氏は、番組の中で「菅官房長官がテレビ局に圧力をかけている」と述べていたが、現職の官房長官がテレビ局に直接圧力をかけて報道統制を行っているのが事実なら、民主主義国の根幹が既に崩れていることになる。
記者は国民の「知る権利」に応えて、会見で官房長官に問いただす必要があるだろう。
>報ステ 安保法制:国会審議の前に、アメリカとの擦り合わせが行われることになる。古賀茂明氏「よく考えたらとんでもない事」
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http://bit.ly/1HUpBlv
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報道ステーション:古舘キャスターと古賀氏のやりとりは…
毎日新聞 2015年03月28日 11時57分(最終更新 03月28日 12時11分)
テレビ朝日の27日夜のニュース番組「報道ステーション」で、古舘伊知郎キャスターと、コメンテーターを務めた元経済産業省官僚の古賀茂明氏とが激しく応酬するハプニングがあった。古舘キャスターとコメンテーターの古賀氏とのやりとりは次の通り。
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(22時16分ごろ)
古賀氏 ……今日が最後ということで、テレビ朝日の早河会長とか古舘プロダクションの佐藤会長のご意向ということで私は今日が最後なんですけど、これまで非常に多くの方から激励を受けまして、一方で菅官房長官はじめ官邸のみなさんにはものすごいバッシングを受けてきましたけれども、それを上回るみなさんの応援のおかげで非常に楽しくやらせていただいたということで、お礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
古舘氏 古賀さんちょっと待ってください。今のお話は私としては承服できません。古賀さんが金曜日に時折出てくださって、大変私も勉強させていただいている流れの中で、番組が4月から様相が変わっていく中でも、古賀さんに機会があれば、企画が合うなら出ていただきたいと、相変わらず思っていますし。
古賀氏 それは本当にありがたいことです。もし本当であれば、本当にありがたいこと。
古舘氏 古賀さんがこれで、すべて、なにかテレビ側から降ろされるということは、ちょっと古賀さん、それは違うと思うんですよ。
古賀氏 いや、でも古舘さん言われましたよね。私がこういうふうになることについて「自分はなにもできなかった、本当に申し訳ない」と。
古舘氏 はい、もちろん、それは。この前お話ししたのは、楽屋で。古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、古賀さんの思うような意向に沿って流れができてないのであるとしたら大変申し訳ないと、思ってる今でも。それは極端過ぎる。
古賀氏 (さえぎって)いや私全部録音させていただきましたので、もしそういうふうにいわれるんだったら全部出させていただきますけれども。
古舘氏 いやこちらもそりゃ出させていただくことになっちゃいます古賀さん。
古賀氏 いやいいですよ。
古舘氏 だから、それはおいて、私は違うと思ってますが、ではイエメンのお話に戻っていただけますか。
(22時32分ごろ)
古賀氏 ……今日もですね、さっきああいうやりとりがありましたけれども、やっぱり、我々は批判されたから言っちゃいけないというふうになっちゃいけないので、そういう意味ではですね、テレビ朝日では作っていただくのは非常に申し訳ないと思ったから自分で作ってきました。(フリップを示す)「アイ アム ノット アベ(I am not ABE)」というのをですね。でこれは、単なる安倍批判じゃないです。日本人がどういう生き方をしようかということを、考えるうえでの一つの材料にしていただきたい、一つの考え方を申し上げたと。それはもちろん批判していただいてもいいですし、そういうことをみんなで議論していただきたいなと思ってましたんで、まあこれはもちろん、官邸の方からまたいろんな批判が来るかもしれませんけれども、あんまり陰で言わないでほしいなと思っているので、ぜひ直接ですね、菅官房長官でも、ごらんになっていると思いますから、私のところにどんどん文句言ってきていただきたいと思います。
古舘氏 あの、古賀さんのいろんなお考えは共鳴する部分も多々あるんですが、一方で、はっきり申し上げておきたいなという一点はですね、マスコミの至らなさ、ふがいなさももちろん認めるところはありますが、例えば私が担当させていただいているこの番組でいえば、数日前に川内原発に関する地震動に対する不安の指摘、あるいは、3.11には核のゴミがまったく行き場がない問題、あと沖縄の辺野古の問題ですね、こういうところも、北部でのアメリカの海兵隊の思惑があると、批判すべきところはやらせていただいているんです。
古賀氏 すばらしいですね。それ私も昨日ツイートしたんですよ。こんな立派なビデオを作ってますよと。(テレビ朝日の)サイトに行って特集のところをクリックしてくださいと。並んでますよ、ぜひ見てくださいとツイートしたんです。すごく反響もありました。で、あれを作っていたプロデューサーが今度更迭されるというのも事実です。
古舘氏 更迭ではないと思いますよ。私は人事のことは分かりませんが。
古賀氏 (さえぎる)いや人事のことを……
古舘氏 (さえぎる)人事異動、更迭、やめましょう古賀さん。これ、見てる方よく分からなくなってくるんで。
古賀氏 やめましょう。僕はそんなこと言いたくないので。(用意されたフリップを示して)いま安倍政権の中でどんな動きが進んでいるのかなと……。
古舘氏 ちょっと、ごめんなさい、時間が……
古賀氏 だからそういうこと言わないでほしかったんですよ。では最後にぜひこれを古舘さんにお贈りしたいんですけど(ガンジーの言葉を引用したフリップを示して読み上げ)つまり、圧力とか自粛に慣れていって、何もしない、独りでやったってしょうがない、たたかれるだけだ、ということでやっていないと、知らないうちに自分が変わってしまって、本当に大きな問題が起きているのに気がつかないってことがあるんですよと。私も今すごく自分に言い聞かせて生きているんですけど、ぜひこれはみんなが考えていただきたいと思っています。いろいろね、申し訳ない、口論みたいになっちゃって申し訳ないけれども、私が言いたかったのは、言いたいことはそのまま言おうと。自然に言って、もちろん違う意見の方は違う意見を言っていただいていいし、古舘さんだって私の考えがおかしいと思えばどんどんおかしいと言っていただいて、まったく何の問題もないんですけれども、なにか言ったことについて裏でいろいろ圧力をかけたり、官邸から電話をかけてなんだかんだと言ったりとか、そういうことはやめていただきたいと、そういうふうに思っただけです。
古舘氏 ……はい。それではいったんコマーシャルを挟みます。
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