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地方活性化で超党派組織が発足、亀井氏らが官邸に圧力
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1858046.html
2015年03月27日18:35 高橋清隆の文書館
党派を超えて地方を活性化しようとする国会議員50人が「地域活性化協議会」(通称・根っこの会)を立ち上げ27日、国会内で発足式を開いた。呼び掛け人代表の亀井静香衆院議員は地方再生のための具体策をすでに官邸に示していることを報告し、「年内に2つ、3つでも必ずレールに乗せる」と意気込んだ。
100人を超える同志の前で挨拶する亀井代表(2015.3.27筆者撮影)
同会は14年12月の総選挙で「平成の一揆」を始めた亀井氏が、疲弊する地方を救う全国レベルでの闘いとして企画。2月26日には国会議員17人を国会内に集め、準備会合を開いている。27日現在、自民・民主・公明・維新、社民、新党改革の各党から参加がある。
発足式には国会議員36人と代理13人を含む100人超の同志が集まった。亀井代表は「一揆は緒に就いたばかり。同志の皆さん、代官所の皆さん、もう待ったなしの状況に日本はなっている。ああすれば、こうすればの議論のみ重ねていても事態は変えられない。われわれ政治家だけでなく、中小零細企業、民間、農漁業、あらゆる者がこの際、結集していくしかない」と挨拶した。
亀井氏は参加した国会議員から具体的な提案が出され、事務局で取りまとめた上で安倍首相と菅官房長官に示していることを報告。「皆さんから意見を頂き、実行する。年内に2つ、3つでもレールに乗せる。新しい歩みをわれわれが先頭に立ってやらなければ」と実行の重要性を強調した。
さらに「こういう会を事前にPRしたわけではないが、参加したいとの声が全国からどんどん押し寄せている。統一地方選も控え、この会が盛り上がっていくと確信している。われわれはその実践部隊だ。皆さん、やろうじゃありませんか」と決起を呼び掛けた。
続いて、鳩山邦夫(自民)、斉藤鉄男(公明)、平野博文(民主)、山本公一(自民)、原口一博(民主)の衆参議員のほか、小池清彦新潟県加茂市長、牧野雄光広島県神石高原町長から意見発表があった。
総務相の経験もある鳩山氏は、「小泉政権の三位一体の改革は完全に失敗している。地方を元気にするのに、与党も野党もない。こういう組織を立ち上げて地方を元気にするという亀井さんの考えには大賛成」と同調。安倍晋三氏を応援する「きさらぎ会」の会長を務めることに触れながら「立場の範囲内で全面協力したい」と抱負を述べた。
小池市長は20年間の市長体験を振り返り、「市の貯金は18億5000万円あったが、平成13年に総理になった小泉純一郎氏が地方政策を180度変えた。地方交付金が小泉内閣と安倍第1次内閣までの間、10億3000万円来なくなった。加茂市職員322人の半分、150人分の人件費に相当する」と報告。「現在、貯金は5000万円になった。豪雪が来たらマイナスになる。マイナス14億円になれば財政再建団体になる。市の疲弊は街中が疲弊すること」と地方自治体の惨状を訴えた。
大塚耕平参院議員(民主)から、「根っこの会」ホームページを開設したことが報告された。「一昨日に立ち上げ、フェイスブックにも上げたところ、すでに348人が『いいね』ボタンを押してくれている。「会に入りたい」とのメールも来ている」と報告があった。
元神奈川県開成町長の露木順一氏から、すでに取りまとめた6つの政策が紹介された。高速道路のサービスエリアや一般国道での地元産品の販売支援や大企業が発行する中小企業・零細事業者向けの手形サイト(決裁期間)の短縮化、全国の中山間地や農山村地域を対象とした「里山中高一貫校」の設立など。施策・政策として実現を誓った。
篠原孝衆院議員(民主)は経過と構想を説明。今後、会を一般社団法人化し、4月の統一地方選後は提言内容を予算編成に反映させていく考えを示した。
幹事長に篠原氏、事務局長に大塚氏とする案が了承された。その他の人事は会長一任で了承され、代表代行は各党から出される見通し。
会の政策提案と所属政党の方針とにずれがあった場合について、亀井氏は「個々の政治家の判断」と述べた。一方で地方活性化という分野について「細部についてはいろいろ意見があるだろうが、反対されることはないだろう」と大観する。
50人の国会議員の存在から議員立法も視野に置く。「これだけいれば、代官所の人も無視できないだろう」と官僚を含めた政権内部への影響力の行使に手応えを感じている様子だ。
同会では、「第3のルート」を使った政策実現を目指す。亀井氏によれば、「第1のルート」が党の政策調査会を通じて地方の要望を上げる道、「第2のルート」が議会を通じて民の要望を形にすること。これらに対し、「第3のルート」は、超党派の議員集団が具体的政策の実行について官邸や省庁に圧力を掛けることを指す。
1月26日に亀井氏が講師を務めた「日本経済復活の会」では、「第3のルート」を次のように説明している。「各委員会で、この公共事業をこういうふうにやれ、社会政策にしてもこういうことをやれと具体的に注文を付けてやらせていく。やらない場合は、委員会で徹底的につるし上げていく。だから議員は必要だ」。
「根っこの会」は今後、「1カ月に1回程度の会合を持つ」(亀井氏)とのこと。4月後半から5月にかけ、各級議員や首長、中小企業経営者などを集めた全国懇談会を開くほか、7月後半から8月にかけ、シンポジウムを開催する予定。
政策提案の説明を聞く参加者(2015.3.27筆者撮影)
「平成一揆」の成就を誓う国会議員ら(2015.3.27筆者撮影)
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