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「我が軍」の衛星打ち上げ
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52688610.html
2015年03月26日 在野のアナリスト
独旅客機の墜落事故の原因で、副操縦士が意図的に…との情報がでてきました。ただ首を傾げるのは、ハイジャック防止のため、ドアをロックできるようにするのは理解できますが、締め出されたとされる機長が如何なる手段をもってしても、コックピットに戻れないとする点です。それこそ機長、副機長どちらか一方がテロリストに感化され、犯罪を企図した場合それを食い止める術がない、ということにもなります。カギであればコックピットを離れる際は常備するよう規定しなければいけないでしょうし、閂のようなものなら、コックピットを乗っ取られたら為す術がない、となります。早かったボイスレコーダーの解析とともに、釈然としない部分を感じます。
安倍首相の「我が軍」発言が波紋を広げています。米国などでは『our』であって、『my』をつかったオバマ大統領が批判された、という例もあるようですが、それ以前に『軍』?に引っかかります。憲法9条には、はっきりと『陸海空軍そのほかの戦力は、これを保持しない』と規定されます。軍隊はもてない、だから自衛隊という呼称をつかってきたのであり、憲法を逸脱した見解を示したことになります。しかも菅官房長官は、これまでの歴代の政府見解すら覆してきた。閣議決定すら経ず、なし崩しで変えたとすれば安倍政権における政策などの決定システムには、重大な欠陥があるとも言えます。
日本語の「我が」には、所有以外にも所属を意味する場合があります。長嶋氏が引退するときの「我が巨人軍は…」でもありますが、もしかしたら安倍氏は軍の総帥になりたいのかもしれません。その場合は、幼稚な軍事オタクとなるのでしょうが、いずれにしろ自衛隊を軍と考える、軍にしたい、という人たちが政権中枢にいる、ということだけは間違いないことです。
そんな中、情報収集衛星の打ち上げに成功しました。これはレーダー予備機とされるものの、従来機より高性能化されており、故障さえなければ従来機よりメインで運用されるはずです。北朝鮮や中国、それに日本の海洋における動きを察知するのに役立ちますが、気になるのは中国が、衛星撃墜試験を再び行った点です。前回は成功し、破片がばら撒かれたことで国際社会から批判されましたが、今回は失敗した。しかしただの失敗ではなく、意図的な失敗だったのでは? とみられる点が危惧されます。つまり国際社会からの批判もうけず、くり返し実験をするためには失敗しておいた方がいい。そうして命中精度を上げ、いずれ攻撃を成功させる。その照準は、日本の監視衛星に向けられる可能性が極めて高い、ということでもあります。
衛星を管理、運用するのは相手の軍備、訓練の監視、先制攻撃の防止には役立ちますが、実際の戦争になった場合、真っ先に攻撃対象になるもの、との認識が大事なのでしょう。そしてまた、精度が上がり、国民監視すら可能となるなら、例えば今は街角にあるカメラを犯罪の証拠として用いる場合もありますが、この衛星画像もそれに資するのかもしれません。監視社会へまた一歩近づいた、という意味では、これも示唆的なのかもしれません。独国の諺に『猿は高く登れば登るほど、お尻を見せる』というものがあります。人も能力がないのに高い地位につけば、馬脚を現します。高い位置にあるものの見方については、改めて考えるべきなのかもしれませんね。
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