http://www.asyura2.com/15/senkyo182/msg/172.html
Tweet |
先週、NHKBS1で、ドイツのワイマール民主制が崩壊し、ヒトラーが権力を掌握するまでの経緯を描くドキュメンタリーが再放送された。私も再見し、「ナチスの手口」を確認した。ヒトラーとその取り巻きはならず者であった。しかし、暴力、捏造、脅迫、そして開き直りによって政敵を抑圧、粛清して、独裁を確立した。
民主主義は文明社会における政治のルールである。文明社会は、嘘はつかない、公私のけじめをつける、自分と違う考えを持つ他人とも共存するなど、まっとうな常識を持った人間によって支えられる。常識を拒絶するならず者が幅を利かすようになること、つまり野蛮がはびこることが民主主義崩壊の前兆である。
今の日本をファシズム前夜と呼ぶことは、誇張かもしれない。だが、野蛮が品性を駆逐していることは確かである。総理大臣が虚偽の言いがかりで野党を攻撃し、NHK会長がゴルフに行く車代をつけ回しする。我が国の指導者の品性は小学生以下である。こう言うと子供たちに怒られるか。
首相は自分には言論の自由があるとして、自分の発言でメディアが委縮しては困ると開き直った。権力を監視する役割を持つメディアや言論人は、ふざけるな、売られた喧嘩は買うぞと言う気合を持たなければならない。品性と怯懦は違う。
東京新聞3月22日
NHKは「BS 世界のドキュメンタリー」で、「ヒトラー 権力掌握への道 前・後編」を昨年8月の初回放送からこれまでに再放送を合計4回行っている。これは異例中の異例。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK182掲示板 次へ 前へ
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。