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沖縄県民の心情を逆なで(C)日刊ゲンダイ
辺野古調査“強行” 高圧的な菅官房長官に見え隠れする焦り
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158353
2015年3月25日 日刊ゲンダイ
「腹を決めた」という沖縄県知事の強い“決意”にも、安倍政権はどこ吹く風だ。
米軍普天間基地の辺野古移設をめぐって23日、翁長雄志知事が移設作業の停止を求めたが、政府はボーリング調査を続行している。それどころか24日、沖縄防衛局が知事の停止要求に不服を申し立て、菅官房長官は知事の指示について「違法性が重大かつ明白で、無効なものだ」と言い放った。
政府は裁判になったら「100%勝てる」と自信を持っているらしく、それで強硬姿勢を続けているようだ。だが、それにしても、この間の菅長官の発言は激し過ぎる。沖縄県民の心情を逆なでするような「この期に及んで」という言葉を、記者会見で5回も使った。これには官邸内における菅長官の微妙な立場が影響しているという。
「沖縄の基地問題は菅長官マターになっています。山口俊一沖縄担当相もいますが影が薄い。菅さんは仲井真さんの時代から二人三脚でやってきた。負けるのが確実な知事選に仲井真さんが出馬するのを許したのも菅さん。だから、基地反対の新知事と対決するのも菅さんの役目なのです」(自民党関係者)
もともと安倍首相の右翼の“お友達”にとって、靖国参拝にストップをかけるような菅長官は“傍流”。そんな菅長官は、沖縄の後の佐賀県知事選で熱心に推した自民党推薦候補が惨敗したことで安倍首相に赤っ恥をかかせ、官邸内での立場が一時、悪くなった。その後、イスラム国による人質事件をうまく乗り切り、安倍首相の菅長官に対する評価は上がったというが、沖縄問題の行方いかんでは、また逆戻りもある。沖縄県に対する高圧的な態度の裏に、そうした菅長官の焦りが見え隠れするというわけだ。
「沖縄問題を菅さんに任せているといえば聞こえはいいが、一方で“お手並み”拝見のムードもある。大事な安倍首相の訪米前に沖縄問題で何かミソをつけたら大変。すべて菅さんのせいにされますよ。翁長知事をピシャリと突っぱね、政府に揺らぎのないことを米国に見せる必要があるのでしょう」(前出の自民党関係者)
冷徹な男の不安の裏返しか。もっとも、地元知事と話し合うという基本的な民主主義より、官邸の主導権争いが優先されてはたまらない。
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