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歴史認識でもまとまれない民主党の絶望
http://www.amakiblog.com/archives/2015/03/23/#003194
2015年03月23日 天木直人のブログ
今朝(3月23日)早朝のNHKニュースでわが耳を疑うニュースが流れた。
すなわち岡田民主党代表が、歴史認識でも民主党の共通認識を持って安倍談話に立ち向かうべく、研究会を立ち上げたというのだ。
私の聞き間違いならお許し願いたい。
しかし確かにそう聞いた。
ということは歴史認識でも党内の意見の一致がないということだ。
安保政策で分裂したままの民主党が、歴史認識問題についてまで意見が分かれているということだ。
そう思っていたら、きょう3月23日の東京新聞が村山談話の成立過程を一面全紙を割いて検証する「A to Z」という秀逸な特集記事を掲載していた。
そこに次のようなくだりを見つけた。
「・・・旧通産省から官邸に出向し、(村山)談話の草案作成を行った松井孝治氏は、谷野案(註:谷野作太郎 外務省出向の総理秘書官、村山談話の起案者とされている)を見た時、『いすから転げ落ちるほど驚いた』と話す・・・」
松井は、いまは国会議員を辞めて慶応大学の教授になっているが、民主党政権が出来たばかりの時の中枢の一人だった。
同様の考えを持つ者たちは、今も民主党の中枢に多数居座っている。
安倍談話は、安倍政権の存亡がかかる今年の政治の最大の問題であるだけでなく、これからの日本のあり方を決定づける戦後最大のこの国の政治問題だ。
かつて歩んだごとく世界から孤立するかどうかがかかっている。
その歴史認識問題で、松井のような考えを持っている議員のいる民主党が、どうして安倍政権の対立軸になりうるのか。
岡田民主党は絶望的だ。
はやく分裂してなくなったほうがいい(了)
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