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http://mewrun7.exblog.jp/22896616/
2015-03-22 04:54
20日の参院予算委員会に、mewお気に入りの民主党の小西洋之参院議員が質問に立った。(・・)
何故、mewがお気に入りにしているかと言えば、小西くんは、国会の質問で、安倍首相が憲法に関して理解していないことをズバズバと(ちょっとエラそ〜に)指摘するため、安倍首相に最もイヤがられている議員のひとりだからだ。 (^ー^)
でもって、小西くんは、20日の質問でも、安倍首相のことを「日本の法秩序を根底から覆すクーデターだ」「憲法を何も分かっていない首相と狂信的な官僚集団」などとさんざん批判して(途中で議長にお叱りを受けたりしたけど)、ともかく正面から攻めまくっていたです。(@@)
しかも、安倍政権が昨年行なった閣議決定の憲法解釈がいかにおかしいか、立憲主義、民主主義、平和主義などの点で問題があるかをしっかりと主張。
「自衛隊員が、なぜ安倍首相の閣議決定だけで戦死しなければならないのか」と、強く問いかけたのだった。(**)souda!souda!
産経新聞が何故か、小西氏の質疑の部分の詳報を載せてくれてたのだけど。<全文・コチラ。産経も小西くんが気になるのかしらん?(~_~;)>
かなり長い記事なので、ここにはmewが印象深かったところだけ切り取って載せるです。(・・)
(最後に、「狂信的な官僚集団」に関する記事もつけておくです。)
* * * * *
「民主党の小西洋之参院議員が20日の参院予算委員会で質問に立ち、政府・与党が進める安全保障法制の整備に関連して安倍晋三首相を「日本の法秩序を根底から覆すクーデターだ」などと激しく追及した。小西氏は首相に対し「憲法を何も分かっていない」と批判し、外務官僚らを「狂信的な官僚集団」と指弾。首相は「もっと冷静に」「レッテル貼りや誹謗(ひぼう)中傷をする場所ではない」と諭す場面もあった。これまでも「クイズ質問」などで加熱した因縁がある首相と小西氏の論戦の詳報は次の通り。」
安倍首相「平和に暮らしているイランの軍人を自衛隊が殺戮する、そんなことは誰も考えていない。大変今の発言を聞いて私も驚いたのだが、こうした議論を進めていく上においては冷静な議論をしていくことが求められているんだろうと思う。法改正を行っていく目的はただ一つであり、国民の命と幸せな暮らしを守っていく一点だ」
「これは安全保障の議論なので、レッテル貼りをされた場合は、レッテルをはがしていく必要があるので、丁寧に説明させていただいた次第だ」
法改正を行っていく目的はただ一つであり、国民の命と幸せな暮らしを守っていく一点だ」
「これは安全保障の議論なので、レッテル貼りをされた場合は、レッテルをはがしていく必要があるので、丁寧に説明させていただいた次第だ」
小西氏「安倍首相は、私の質問に対してレッテルと言ったが、今私が展開している憲法論は、元内閣法制局長官の方々、あるいは日本を代表する法律の専門家の方々、皆さんが賛同している考え方だ。同僚の皆様も当然納得いただけると思います。当たり前じゃないですか」
(「勝手なこと言うなよ」のやじが飛ぶ)
「全世界の国民が、日本人だけじゃなくて、イランの国民の皆さんも、軍人もいますよ、戦争によって殺されることのない平和的生存権を確認している国においては、正当防衛の武力行使しかできないわけですよ。昨年7月1日(の集団的自衛権の行使を可能とする閣議決定)以前の憲法解釈が正しいわけです。安倍首相は今、とんでもないことを言った。ホルムズ海峡の機雷掃海するのは、自衛隊の武力行使であり、集団的自衛権、つまり戦争行為そのものだが、イランの軍人を殺戮することはないと言った。人を殺すことのない、相手の軍隊の人を殺すことのない戦争なるものがこの世にあること自体が恐ろしいことだという風に指摘させていただく」
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
小西氏「教科書で全国の自衛隊員の子供たちが、学校で平和主義を習っている。自分たちのお父さんやお母さんである自衛隊員が、なぜ安倍首相の閣議決定だけで、なぜゴールデンウイーク明けに予定しているという安保法制だけで、禁じられているはずの戦争に出動させられ、そのもとで戦死をしなければならないのか、また反撃を受けてなぜ日本国民が死ぬことが許されるのか、明確に答弁いただきたい」
首相「今、小西委員がどんどん論理を展開されて、独自の世界を私たちに示しておられるんだろうと思うが、こういう議論ではなく、やはり冷静な議論をしていく必要があると思うし、私たちがどういう説明をしているかということを基盤に批判していく、追及していだければいいが、私たちが想定していない話、言ってもいない話について何かそれが、われわれが想定しているがごとくの批判はやめていただきたいと申し上げておきたい」
* * * * *
小西氏「7月1日の解釈変更は憲法9条の基本的な論理を維持したと言いながら、基本的論理でも何でもない。安倍首相が行ったことは法令解釈ではない。日本の法秩序を根底から覆すクーデターだ。機関銃は撃たれていない。戦車は走り回っていない。しかし、日本の最高法規が、憲法が、その中身から根底から変わってしまって、絶対に許されることのなかった、そして憲法の平和主義とどう考えても矛盾する、義務教育の子供たちにも説明ができない、その集団的自衛権が解禁されている。こんなことを許しちゃあ、もうわが国は法治国家として成り立たなくなる」
「憲法9条すら、こんなに解釈変更ができるのであれば、憲法の他の条文、いつでも時の内閣と多数を持つ国会で解釈の変更ができることになる。こんなことを絶対許してはいけない。それを防ぐために、われわれ国会議員は死にものぐるいで戦った。それを安倍首相が蹂躙(じゅうりん)したという。日本の議院内閣制、民主主義を否定したことについて追求させていただく」
「内閣を監督するためには、今おっしゃった7月1日の訳の分からないような答弁だけでは監督できない。具体的などういう文言、論理に基づいて解釈を変えるのか、この閣議決定の案そのものを国会の審議を受けろと言っている。なぜ、こんなことが起きているのか。憲法を何も分からない安倍首相とそれを支える外務官僚を中心とした狂信的な官僚集団、こういうことをやっているんです。安倍首相にもう一度うかがう。議院内閣制を蹂躙して、国民を否定して、憲法解釈を変更したと認めませんか」
* * * * *
小西氏「国民の皆さんを思うことと、日本の法の支配を思うことのあまり、不適切な発言がありましたなら、それはおわび申し上げさせていただきたいと思う。しかし、今問われなければならないのは、安倍首相が犯した暴挙だ。このことを国会で、われわれは追及しなければいけない。ゴールデンウイーク明けに安保法制という話じゃない。委員長に申し上げる。国権の最高機関の委員会として、この附帯決議の違反について、しっかりと委員会で審議を行うこと、そしてその内容について国民の皆さまに説明することを検討いただきたいと思う」
首相「小西委員、もう少し冷静になって議論した方が私はいいと思いますよ。相手にレッテルを貼ったり、誹謗中傷をする場所ではございませんから。お互いにちょっと落ち着いてですね、相手をどんどん指さしたりとか、そういうことをするのはお互いにやめた方がいいと、このように思う次第だ。その上においてお答えさせていただく」
「いわば、閣議決定は何の意味もないとおっしゃった。それはそんなことはない。まさに、われわれは議院内閣制だ。国民によって選ばれた議員によって構成されている内閣の閣議決定が、重たいのは当然のことだろうと思う。その上において、しっかりと審議いただき、われわれは政府の責任として閣議決定を行った。この閣議決定にのっとって、今われわれは法の整備に向けて与党で議論を重ねているところだが、安保法制の整備について与党の協議が成り立った段階において、法案を提出させていただきたい。そして、衆院、参院で議論いただきたいと思う」
「国民の皆さまに申し上げたいと思う。恐るべきことが今日本社会で進行している。それを止めるのは国民しかない。われわれ民主党、今安保法制、日本の皆さまと国益を守る安保法制、そして何より日本の憲法を守る。そうした安保政策を進めさせていただくことをここに宣言する」
* * * * *
ね、なかなかわかりやすい&真っ当な主張でしょ!(~_~)
でも、安倍くんは、憲法のことはわかっていないから(ただでさえ、おXXな上、現憲法は尊重していないので、尚更に理解する気もないし)、馬の耳に念仏みたいな感じなんだろうけど。
mew的には、ひとりでも多くの国民に、この解釈改憲がいかに問題があるのか、それに基づいて作ろうとしている安保法制は、さらに問題があることに気づいて欲しいと願っているです。(・・)
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ところで、mewは昨日、「安倍タカ派は、安保法制でアジア・太平洋の軍事活動強化を目指す」の中で、5月には法案の内容はほぼ決まってしまうという観測を書いたのだけど。
日刊ゲンダイ21日には、安倍内閣が早ければ5月12日にも政府提出法案の閣議決定を行なうのではないかという見解を載せていた。(~_~;)
小西氏のいう「憲法を何も分からない安倍首相を支える外務官僚を中心とした狂信的な官僚集団」が張り切って、法案の準備を進めているからだ。(>_<)
外務省や防衛省の親米タカ派官僚の中には、米国+αとの交流、交渉の中で、これまで長い間、日本が集団的自衛権の行使や海外派兵ができず、屈辱的な思いをして来た人が少なからずいるのだが。
安倍政権になって、今まで禁じられて来たことをOKにしていいと言われ、ここぞとばかりに喜び勇んで、できるだけアレもコレもと詰め込む形で、安保法制の準備を行なっているのである。(~_~;)
『自衛隊の活動範囲を拡大させるための安全保障法制は、20日の与党協議で自公両党が骨格について正式合意する。共同文書を取りまとめた自民党の高村副総裁は「現時点での共通認識」、公明党の北側副代表は「残された課題は実際の条文を見て議論」と、詳細はこれからみたいなことを言っていたが、そんなのウソっぱちだ。安倍官邸は、すでに「5月12日閣議決定」のスケジュールを描いている。
来週以降の日程はこうだ。26日に高村副総裁が訪米し、米政府関係者などに日本の安保法整備の状況を説明する。同じ日、日本国内では北海道など10の道県知事選が告示され、統一地方選が始まるため、安保法案はいったん、“冷凍保存”状態にされる。4月12日の知事選や道府県議選の投開票を終えた後、与党協議を再開。これまでの週1を週2回に増やし、法案化が本格化する。そしてGWの連休前に法案を固め、4月26日に安倍首相が訪米。GW明けに自公党首会談のセレモニーが行われた後、5月12日に閣議決定という段取りだ。
こんな猛スピードで法案化作業が進められるのは、米国に認めてもらいたい安倍首相の思惑だろうが、それに沿ってシナリオを書いている“黒幕”は安倍官邸の2人の官僚だ。兼原信克氏(外務省出身)、高見沢将林氏(防衛省出身)の両官房副長官補である。
「兼原氏、高見沢氏の両人は昨年の集団的自衛権の行使容認の閣議決定の時から、裏の与党協議に参加し、議論を導いてきた。特に兼原氏は以前から安倍首相の外交ブレーンのひとりです。対米追従の外務省は、湾岸戦争時など憲法9条の制約で日本が武力行使に参加できなかったこれまでの歴史を苦々しく思ってきた。武力行使の拡大は彼らの悲願なんです。そんな外務省の最前線に立っているのが、元国際法局長だった兼原さんです」(自民党関係者)
外務省の悲願のために自衛隊も日本国民も危険にさらされることになる。歴史の教科書には、きっちり2人の名前を明記しておいた方がいい。(日刊ゲンダイ15年3月20日)』
* * * * *
安倍首相&その仲間たちもそうだし。外務省や防衛省などの官僚たちもそうなのだが。
彼らは、自分たちの個人的な思いやある種のプライドに基づいて、日本の憲法を無視して、安保法制を大きく変えてしまおうとしているわけで。彼らは本当は、国民がこのような安保法制を望んでいないのを知りながら、国民の思いや考え方などには配慮せず、強引に法制化を実行に移そうとしているのだ。(-_-;)
ただ、今のように、野党が弱い状況にある上、メディアも自粛モード、国民も無関心では、たとえ国民の意思に反していても、安倍陣営の思うようにコトを運ばれてしまうわけで。
ここから、小西氏のように正面から戦ってくれる野党議員に、もっとたくさん出て欲しいと思うし。微々力ながらも、小西氏に負けないように、ネットの片隅で安倍首相のXXさや、安倍政権のアブナさをどんどん訴えて行きたいと改めて思ったmewなのだった。(@@)
THANKS
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