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2015年03月18日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆安倍晋三政権の岸田文雄外相、菅義偉官房長官、自民党の高村正彦副総裁、鳩山邦夫元総務相、民主党の枝野幸男幹事長らのほか、米国務省、日本の全マスメディアがこぞって、「3月10日から12日にかけクリミア訪問を強行した」鳩山由紀夫元首相を「国賊だ」「バカだ」などと悪口三昧、コテンパンに叩きのめしていた。
米国オバマ大統領は、英国のキャメロン首相、フランスのオランド大統領(背後に、英国エリザベス女王、ロスチャイルド財閥の英国ロンドン分家イヴリン・ロスチャイルド夫妻、フランス・パリ家当主夫妻)が、2014年2月22日、ウクライナ政変を起こし、「第3次世界大戦勃発」の発火点にしようと策動し、これを米CIAのスノーデン元職員をかくまっていたプーチン大統領に見破られて、返り討ちにあい、大失敗したことが、世界中にバレてしまうのを恐れてきた。だから、鳩山由紀夫元首相が、クリミアを訪問することに、不快感を示したのである。
こうしたオバマ大統領の足下を見抜いているロシア政府首脳(おそらくはセルゲイ・ヴィクトロヴィチ・ラブロフ外相)が、「プーチン大統領の訪日について日本側の招待を受けている。だが、訪問の意向を伝えたものの日本側から具体的日時について返事がない」と剛直球を安倍晋三政権に投げてきた。テレビ朝日が3月17日報じた。
プーチン大統領は、安倍晋三首相が、米国オバマ大統領による対ロシア経済制裁に付き合わされていることに不快感を抱いて、これまで「日本訪問はしない」という姿勢を示していたのに、鳩山由紀夫元首相がクリミア訪問後3月13日、ロシアのナルイシキン下院議長とモスクワで会談し、「ロシアに対する制裁は不条理で、西側諸国のプロパガンダ(政治宣伝)はクリミアの実情を歪(わい)曲(きょく)化している」などと語った後、ここにきて突如、態度を変更させてきたのである。
◆安倍晋三首相は、「プーチン大統領とは、個人的信頼関係を築いてきた間柄であり、今年中には、訪日予定だ」と施政方針演説でも力説していた。だが、安倍晋三政権は2014年4月17日、4月下旬に予定していた岸田文雄外相のロシア訪問の延期を発表、同行予定だった経済ミッションの派遣も取り止めて以来、オバマ大統領からの圧力を受けて、岸田文雄外相の訪ロを中断している。ウクライナ危機を受けて対ロ圧力を強める米国や欧州連合(EU)との連携を重視すべきだと判断したからだ。
オバマ大統領の対ロシア経済制裁は依然として続いているので、鳩山由紀夫元首相の訪ロ、とくにクリミア訪問についても、オバマ大統領の顔色を窺って、中止するよう働きかけてきたという。要するに、オバマ大統領の許可がなければ、日本は、独自にロシア外交を行えないといういわば「対米従属外交」を強いられているのだ。
◆しかし、プーチン大統領は、安倍晋三首相とオバマ大統領との間に「楔」を打ってきた。しかも、安倍晋三首相が、本音では「日ロ平和友好条約締結」を成し遂げて、歴史教科書にその名を留めたいという強い意欲を抱き、なおかつ、北朝鮮に拉致されている日本人の奪還を果たしたいと考えていることをよく承知している。この北朝鮮に拉致されている日本人の奪還問題についても、オバマ大統領は、「日本の勝手な動き」を制限している。さりとて、オバマ大統領が、この問題の解決にひと肌脱いでくれるのかと言えば、差に非ずだ。
このため、ロシア政府首脳は「ウクライナ情勢をめぐる日本の対ロシア制裁については関係ない。訪日の実現は日本次第である。戦勝記念パレードに安倍晋三首相と金正恩第1書記が出席すれば、双方の会談が実現する可能性もある」と述べて、「5月9日の戦勝記念パレード」への出席を誘っている。
【参考引用】
●テレビ朝日は3月17日午前11時52分 〜53分、「ワイド!スクランブル ANN NEWS」で「日本の対ロシア制裁 大統領訪日の『障害でない』」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
プーチン大統領は、11日ぶりに公に姿を見せ健康不安説を16日に打ち消した。ロシア政府首脳は、プーチン大統領の訪日について日本側の招待を受けている。首脳は「訪問の意向を伝えたものの日本側から具体的日時について返事がない」としている。ウクライナ情勢を巡る日本の対ロシア制裁については関係ないと話しており訪日の実現は日本次第としている。また戦勝記念パレードに安倍総理と金第1書記が出席すれば「双方の会談が実現する可能性もある」と述べた。
●産経ニュースが3月14日、「鳩山元首相『ロシアへの制裁は不条理』『西側はクリミア情勢を歪曲化』」という見出しをつけて、以下のように配信した。
【モスクワ=黒川信雄】インタファクス通信によると、ウクライナ南部クリミア半島への訪問を終えた鳩山由紀夫元首相は13日、ロシアのナルイシキン下院議長とモスクワで会談し、「ロシアに対する制裁は不条理で、西側諸国のプロパガンダ(政治宣伝)はクリミアの実情を歪(わい)曲(きょく)化している」などと語った。報道によると、鳩山氏は会談で「日本が対露制裁を続けているのは西側諸国、特に米国への協力を示す意味合いがある」と指摘。政府の自粛要請にもかかわらずクリミアを訪問したことについては「制裁が科されているからといって、その地域への訪問が禁じられているわけではない」と主張した。また鳩山氏は同日行われた記者会見で「プーチン大統領の訪日の条件を整えるためにも、一刻も早く日露関係を正常化させるべきだ」などと語った。ロシアは昨年3月、ウクライナから一方的にクリミアを併合。鳩山氏は10日から12日にかけクリミアを訪問していた。
●産経ニュースが3月11日午前11時48分、「『鳩山氏はあまりに軽率』…クリミア訪問で菅官房長官が厳しく批判」という見出しをつけて、以下のように配信した。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は11日午前の記者会見で、鳩山由紀夫元首相が、ロシアが併合したウクライナ南部クリミアを訪問したことに対し「首相まで経験した政治家としてあまりにも軽率で極めて遺憾だ。厳しく批判したい」と強い不快感を示した。政府は鳩山氏に対し、クリミア訪問を取りやめるよう働きかけていた。菅氏は「ロシアによるクリミアの併合はウクライナの主権、領土の一体性の侵害であり、このような力による現状変更の試みは断じて認めることはできない」と述べ、日本政府の立場を改めて強調した。
●読売新聞YOMIURIONLINEは3月13日午後5時16分、「「鳩山氏の訪問とコメントに深く失望」米国務省」という見出しをつけて、以下のように配信した。
【ワシントン=白川義和】米国務省当局者は12日、鳩山由紀夫元首相がウクライナ南部クリミア半島を訪問し、ロシアによる編入を肯定するような発言をしたことについて、「日本政府と同様に、我々は鳩山氏の訪問とコメントに深く失望している」と述べた。同当局者は「クリミアはウクライナの領土であり、ロシアによる編入の試みは認めない」とする米国の立場を強調した。
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