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民主の「格差」論争不発=安倍首相、春闘の成果誇示−参院予算委
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015031600753
2015年度予算案の参院審議の初日となった16日の予算委員会で、民主党はアベノミクスの下での賃金低下などに焦点を当て、政権に「格差」論争を挑んだ。しかし、安倍晋三首相は各種統計や進行中の春闘に触れ、賃金の「改善傾向」をアピール。下村博文文部科学相の政治資金問題も取り上げたが新事実は出ず、「政治とカネ」に関しても追及は不発気味だった。
「実質賃金だけでなく、(雇用者数の増減も反映した)総雇用者所得も前年比で下がっている」。民主党の小川敏夫元法相は、首相が頻繁に用いる「総雇用者所得」の数字をあえて用い、「アベノミクスの破綻」(小川氏)を認めるよう迫った。
これに対し首相は、「(昨年4月の)消費税増税の影響を除けば総雇用者所得はプラスが続いている。4月になればプラスになる可能性は十分ある」と反論。甘利明経済財政担当相も答弁に立ち、トヨタ自動車の労使がベースアップ月額4000円で合意したことに触れ、「史上最高のベアになる。どんどん良い傾向が出てくる」と首相を側面支援。首相もアベノミクスの成果を強調した。
民主党は衆院に引き続き、下村氏の政党支部に対し地方の支援団体から不透明な資金の流れが指摘されている問題で同氏をただした。しかし、同氏は「会(支援団体)から直接政治資金としていただいたことは全くない」と否定、論戦は水掛け論に終わった。
衆院段階で民主党は、自民党の同僚議員との不適切な交際が表面化した中川郁子農林水産政務官を予算委に繰り返し呼び、政権を揺さぶった。しかし、この日の不祥事追及は下村氏に限定。「中川氏の問題をこれ以上取り上げると、こちらの印象が悪くなる」(民主党幹部)との判断があったためだが、インパクト不足は否めなかった。
自民党の谷垣禎一幹事長は記者会見で、参院予算委での質疑に関し、「九十数兆円の予算が審議されている。もう少し中身について、特に野党の見解の開陳があってしかるべきではないか」と語り、野党側にさらなる政策論争を促した。
[時事通信 2015/3/16]
◇
参院予算委 民主、下村&籾井両氏に照準絞るも…
http://www.sankei.com/politics/news/150317/plt1503170003-n1.html
民主党は16日に本格審議がスタートした参院予算委員会でも、NHKの籾(もみ)井(い)勝人会長の資質や、任意団体をめぐる下村博文文部科学相の「政治とカネ」の問題に照準を絞って追及した。ただ、与野党攻防の主導権を握るまでに至らず、決め手不足に焦りもにじむ。
「『政府が右ということを左というわけにはいかない』との個人的見解を持っていることが不適格だ」
質問に立った民主党の小川敏夫参院議員は参院予算委で、籾井氏は政府との距離が近いと断じ、NHK会長としての資質に疑問を呈した。同時に、籾井氏が1月に私的なゴルフに出かけた際に使用したハイヤーの乗車代金がNHKに請求されていた問題も取り上げた。
籾井氏は答弁で、9日にNHK秘書室経由で代金を支払ったことを明らかにし、「セキュリティー上、NHKで日頃使っているハイヤー会社に頼んだ。NHKで使っている中の一部として私の(代金)分も入っていた」と釈明した。
小川氏は続いて下村氏の「政治とカネ」の問題に矛先を切り替えたが、下村氏は従来の主張を繰り返し、追い詰められなかった。下村氏の「政治とカネ」の問題は民主党にとって数少ない“標的”だけに、党中堅議員は「もう少し新たな追及材料がほしいところだが…」と焦りの色を隠さない。
「衆院での議論と本質的に違わない」。自民党の谷垣禎一幹事長は16日の記者会見で「失点稼ぎ」に躍起な参院民主党の姿勢をやんわりと批判した。その上で、「九十数兆円の予算が審議されている。野党からもう少し見解の開陳があってしかるべきだ」と注文をつける余裕もみせた。
[産経ニュース 2015/3/17]
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