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国連防災世界会議と日本の対応
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52687770.html
2015年03月16日 在野のアナリスト
東洋ゴムの免震装置のデータ改ざん、担当が1人で、管理職も1人という体制を「信じられない」という声もありますが、むしろ自然です。人件費削減が叫ばれた頃から、ダブルチェックはコストアップとの認識が広がったのですから。よって当初、どういう経緯で偽装したか、は不明でも、ダブルチェックがないのですから担当が替わらない限り、不正をつづけることが可能です。10年も担当していることから、担当者は出世コースには乗っていない、技術畑の人間と分かりますが、上司はもち回りで代わり、内容も知らない。しかも、不正が発覚した後も是正していないことからも、安全を軽視する企業風土がそこには厳然と存在していたことをうかがわせます。
バヌアツ共和国のサイクロン被害で、日本は6名の調査員を派遣しています。しかしこれは二次支援に必要なのであって、一次支援として水、食料、医療品などを送ることが大事です。こうした被災では何段階かに別けた支援が重要であって、じっくりと調査してからの支援とは別に、即応するべきなのです。どうも積極的平和主義の、その積極性は日本政府から感じられません。
国連創設式典のスピーチでも、安倍氏は積極的平和主義をもりこむ予定ですが、その言葉がもつ意味については、日本人ですら理解していません。だとすれば、実績を示していくしかなく、それこそこうした海外の被災地に対して、日本が素早く、確実な対応を示してこそ言葉が意味をもっていくのです。しかし安倍政権にそうした意図は垣間見られず、言葉だけが上滑りします。
しかも仙台で国連防災世界会議が開かれており、安倍氏は「国際社会に貢献したい」と述べたばかり。ただしその貢献策は人材育成や制度整備、インフラ支援など、どうも防災というより『天下り団体の創設と公共工事』の匂いがぷんぷんするものです。それらに40億$の予算をつけることからも、利権に群がる構図がここにみられ、積極的営利主義とでも云えるかのしれません。
この世界会議でも、コントロールしているはずの福島原発に関しては、安倍氏からはほとんど言及がなかった。むしろ原発立地地域でどう防災を組み立てていくか、は積極的に日本から発信して行くべき内容です。コントロールできていないから、日本からは何も発信できない。発信する項目がない、とするなら恥ずべきことです。4年経って、原発再稼動には前向きですが、そこには国際的に誇れる安全対策があってこそ、ではないということなのですから。
防災を尽くした、そう考えていても被害は出てしまいます。防災とは、被災後にどう対応するか? もまた議論されて然るべきであって、今回のバヌアツはその行動を示すべきときでもありました。安倍政権はそこでもまた、失敗しようとしています。外交では失敗つづきで、今もって安倍政権を積極的に応援してくれる、海外の国はありません。内向きで、中身のない人間ほど積極的、積極的と使いがちですが、問題が複雑化してきて対応が困難になると逃げてしまう安倍政権では、積極的閉鎖主義ということになってしいまっているのが、現状なのでしょうね。
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