http://www.asyura2.com/15/senkyo181/msg/578.html
Tweet |
http://31634308.at.webry.info/201503/article_14.html
2015/03/16 22:43
このブログでは、政治、社会、経済についてテーマを選んでいるが、自分が技術系のせいか、原発のテーマが多い。ドイツのメルケル首相も物理学者であり、原発の怖さ、愚かしさは、直感的・論理的にわかるのであろう。
原発の技術的な話を知らなくても、聡明で誠実な政治家なら、直観的に、安全ベースでも商業ベースでも成り立たないことがわかる。それをはっきり言っているのが、例えば生活の小沢氏であり、小泉氏であり、細川氏である。小泉氏はフィンランドの核廃棄物の最終保管所を見学して、直観的に日本では無理だと判断した。そこは硬い岩盤の地下数百メールの空間である。説明員が、壁にわずかに滴る水が今後数万年どうなるかを評価しなければならないと言うのを聞いた途端、地震、地下水の多い日本では無理だと判断した。バカで、無責任な政治家にはこの道理がわからないらしい。彼らが支配されているのは、業界利権だけである。
また1万年の保管費用、安全性を誰が担保するのか? それだけで、もう商用ベースの電源ではないことがわかる。一電力会社が、1万年先まで面倒見なければならない電気なんてあり得ない。100年先もどうなっているかわからない。結局、原子力事故の場合と同じように、国が税金を使って面倒をみなければならない。こんな無駄な費用を、総原価主義で電気量に転嫁されてはかなわない。もう世界銀行も、原発への投資は、その効果、安全性から投資の対象にはならないとしている。原子力規制委員会自体が、「原発は絶対に安全」とは言わないと言っている。ある確率で事故が起こることを示している。当然、自動車、工場、飛行機にも事故がある。しかし、それは一過性であり、原発のように、人も近づけず、何十年もそこに住めなくなることはない。
国と町で、福島に中間貯蔵場所を決めたが、地権者約2300名の内、ハンコを押したのはまだ1名ということである。それは、一度ハンコを押せば、未来永劫汚染された残土はどこにも運べ出せないことがわかっているからである。原発の湾内に汚染水が完全にコントロールされているという嘘を言った安倍首相を、誰が信じるかということである。
その原発の愚かしさを象徴的に表しているのが、以下の記事である。原発は安全という標語を作った本人が、原発PR看板の撤去に反対するという、何とも笑えない状況が現実である。
原発PR看板「保存を」 標語の考案者が撤去に反対
http://www.asahi.com/articles/ASH3H4RKKH3HUGTB006.html?iref=com_rnavi_srank
東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町が原発PRのために掲げた看板の撤去方針を示したことに対し、標語をつくった大沼勇治さん(39)=茨城県古河市=が16日午前、撤去反対を町や町議会に申し入れた。「負の遺産として保存し、人間の愚かさを後世に伝えるべきだ」と訴えている。
伊沢史朗町長は「議会と相談しながら対応を考えたい」と述べた。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK181掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。