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2015年03月12日 「ジャーナリスト同盟」通信
<NHKに右倣え>
例によって偶然のことなのだが、共同通信の70年問題についての解説記事のような文章が目に留まった。確かメルケル首相の歴史認識についての、しごく当たり前の発言を「中国は対日攻勢に利用する」と決め付けた。先に中国の外相会見の場で、NHK記者による「中国は歴史問題を武器にして日本の平和活動を貶めている」という質問に比例する。中国警戒論だ。そういえば、NHK質問者は長く台北で反共教育を受けてきた人物だと、いま思い出した。中立・公正な立場を放棄したNHK質問と共同通信記事である。
<国粋主義に迎合>
共同通信におかしな記者は少ないという認識を抱き続けてきた筆者であるが、どうも最近は違うらしい。極右からの分析を活字にしているようなのだ。
書き手はメルケル発言の、どこがおかしいというのであろうか。仮に日本のリーダーが、大平正芳や宮澤喜一でなくても、橋本竜太郎や小渕恵三でも、今のような歴史を正当化するようなことはしない。
村山談話・河野談話は、ごく普通の日本人の感覚である。特に中国や韓国におもねたものではない。だが、浮上したNHKや共同通信の記者はそう見ていない。
メルケル発言を、正当に評価できない極右記者である。読売レベルなのだ。国粋主義のシンゾウに迎合している。
共同の記事は全国の地方新聞に配信されている。その影響力は大きい。その共同が右翼記者によって占拠されているとすれば、これは大変なことである。
<憲法と歴史を学べ>
ジャーナリストは権力に屈してはならない。日本のジャーナリズムは、これが根本である。現在、これが崩壊してしまっている。新聞では日刊ゲンダイと、かろうじて東京新聞が善戦しているくらいだ。
上を向いて仕事をする、無能・無責任なヒラメ記者は読売や産経だけではない。昨今、ヒラメ裁判官もよく知られている。
中立・公正な記事の価値基準は日本国憲法である。この憲法に縛られている政府・政治家である。したがって、憲法違反ばかりのシンゾウ・自公内閣に鋭い批判を加える責任と義務が、新聞人に課せられている。
日本国憲法は、先の大戦の教訓から生み出されたもので、アジア諸国民への約束事である。シンゾウのいうように、25人のアメリカ人が作成したものではない。
吉田内閣が審議、圧倒的多数の賛成で成立したものだ。ほとんどの日本国民も賛成した、世界に冠たる平和憲法である。押し付け憲法論は極右の皮相的な想像・歪曲でしかない。前文からも、戦争の教訓を生かした立派なものである。この憲法を擁護する義務が、政府と議会・司法に課せられている。この禁を破ろうとしている国粋主義を批判する責任が、全てのジャーナリストにある。
シンゾウの国粋主義は、禁を破ってここから離脱しようとしている。歴史を歪曲しようというのだ。
隣国はそのことに対して、警戒し、警鐘を鳴らしている。これは当然過ぎる彼らの権利である。何も日本を叩いているのではない。これを利用して、何かをたくらんでいるわけではない。
<憲法が否定する国粋主義>
日本国憲法は、戦前の政治制度である祭政一致の国家・国粋主義を否定している。民主的な平和憲法である。
そうして日本は戦後、国際社会に復帰することが出来た。平和憲法が国際社会で認められたからでもある。
以上は、ごく常識的な日本国民の認識である。伝えれば、無知な人間でも納得するだろう。誰も戦争する日本改造に賛成しない。1%のみである。
<売国通信社NO>
松下政経塾では、9条について討論会をして、改憲派のみを採用している。神社崇拝を生徒に強要していると聞いた。
平和憲法に挑戦する極右の政治教育をしている。これは十分に警戒する必要があろう。日本国憲法はアジアの平和と安定の基礎である。同時に日中友好もまた、アジアの平和と安定の基礎でもある。
軍事力による平和は存在しない。アメリカがそれを証明している。これらをしっかりと教えた上で、現場に送り出す共同通信であってほしい。断じてナベツネ化して売国通信社になってはならない。
2015年3月12日記
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