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2015年03月11日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆安倍晋三首相が3月9日午後4時30分から2時間20分、来日していたドイツのアンゲラ・メルケル首相と日独首脳会談した際、混迷するウクライナ情勢への対応で連携することを確認、両国経済の関係強化を目指すことでも一致、メルケル首相は、ドイツによる戦後の周辺国との和解に言及した。会談後の記者会見でもメルケル首相は、歴史認識について「過去の総括は和解のための前提になっている」と語り、日中、日韓関係改善を希望した。
にもかかわらず、岸田文雄外相は3月10日午前、記者団に対して、「安倍内閣としては、歴史認識に関する歴代内閣の立場全体を引き継いでいくということを表明している」「日本とドイツでは、先の大戦中に何が起こったか、どういう状況下で戦後処理に取り組んだか、どの国が隣国なのかという経緯が異なり、単純に比較することは適当ではない」と語り、メルケル首相の希望を一蹴した。時事通信社が伝えている。
◆世界戦争研究家から見ると、古今東西、戦争はみな、「侵略戦争」である。それは「正」という文字が示している。「城郭を征服した者が正義だという意味でる。帝国主義・植民地主義時代以前からドイツは、宿敵であった大英帝国、フランス、オランダ、ソ連(ロシア)、さらに米国などと覇権を争ってきた。大日本帝国は、アジアを大英帝国、フランス、ソ連(ロシア)、米国など帝国主義・植民地主義国からの解放を目指した。もちろん、他国に攻め込む戦争は、いかなる理由があろうとも「侵略戦争」であるので、大日本帝国が、「聖戦」などと美名を掲げていても「侵略戦争」を敢行したことは紛れもない事実である。はっきり言えば、米国、英国、フランス、ロシア、中国などはみな、いまでもそれぞれ侵略戦争を継続している。中国は、大日本帝国を「侵略国家」と批判しながら、インドやブータン、チベット、新疆ウイグル地区を侵略してきており、紛れもなくレッキとした「侵略国家」である。日中平和友好条約は、わざわざ「覇権条項」を規定して、日中両国がアジア地域で「覇権を求めとはならない」と禁じているのに、これに違反して、近海からさらに太平洋に向けて、覇権拡大戦略を遂行している。
この意味で言えば、確かに岸田文雄外相が、「日本とドイツでは、先の大戦中に何が起こったか、どういう状況下で戦後処理に取り組んだか、どの国が隣国なのかという経緯が異なり、単純に比較することは適当ではない」と語り、メルケル首相の希望を一蹴したのは、正しい。
しかも、欧州諸国は戦後、クーデンホーフ・カレルギー博士(1894年11月16日〜1972年7月27日、父はオーストリア=ハンガリー帝国駐日特命全権大使のハインリヒ・クーデンホーフ=カレルギー伯爵、母は東京牛込出身の青山みつの二男、本名・青山栄次郎)が唱えた汎ヨーロッパ主義を、「EU」(欧州連合、加盟国28か国)として実現している。過去の恩讐を乗り越えてきた。
これに対して、アジアでは、「汎アジア主義」により、「AU」(アジア連合)を築ける段階にはない。それでも、「東アジア地域」では、ようやく「中国4分割、東北部(旧満州)にユダヤ国家=ネオ・マンチュリア建国」「北朝鮮の金正恩第1書記=元帥による朝鮮半島統一」「日本国を日本皇国に改め、国連憲章の敵国条項適用から外し、国連安保理常任理事国とする」などの動きが始まっている。「東アジア共同体」(緩やかな連邦制度)を構築しようとしている。
【参考引用】時事通信社jijicomが3月10日午前9時35分、「戦後処理、日独単純比較は不適当−岸田外相」という見出しをつけて、以下のように配信した。
岸田文雄外相は10日午前の記者会見で、日独首脳会談の際にメルケル首相がドイツによる戦後の周辺国との和解に言及したことに関連し、「安倍内閣としては、歴史認識に関する歴代内閣の立場全体を引き継いでいくということを表明している」と重ねて述べた。同時に、「日本とドイツでは、先の大戦中に何が起こったか、どういう状況下で戦後処理に取り組んだか、どの国が隣国なのかという経緯が異なり、単純に比較することは適当ではない」と語った。
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