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2015年3月10日
大地震・大津波・原発爆発事故から4年の歳月が流れた。
そして、1945年3月10日の東京大空襲から70年の歳月が流れた。
東京大空襲では戦闘員ではない罪なき一般市民が8−10万人も殺害された。
失われた家屋は26万戸。
罹災者は100万人に達した。
戦争犯罪者は安全な場所に身を隠し、罪のない市民だけが犠牲にされる。
これが戦争の基本構図である。
戦争に敵も味方もない。
あるのは滅びだけだ。
そして、4年前の3月11日。
あの大地震、大津波、原発事故が発生した。
いまから14年前の2001年3月8日には、営団地下鉄日比谷線が中目黒駅で脱線事故を起こし、5名の死者、63名の負傷者を出した。
そして、20年前の1995年3月20日、地下鉄サリン事件が発生し、13名の死者、6300名の負傷者を生み出した。
1年前の4月16日には、韓国の大型旅客船が転覆し、乗員、乗客295名、捜索員8名の死者、9名の行方不明者を出した。
103年前の4月15日、タイタニック号が沈没し、約1500名の犠牲者が発生した。
4年前の地震、津波、原発事故では、1万6000名近くの方が亡くなり、6000名以上が負傷した。行方不明者は2500名を超えている。
復興庁は全国に在住する避難者数を22万9000人と発表している。
3月、4月には、この種の惨事が多い。
70年前の東京大空襲の被害が拡大した大きな理由が暴風だった。
季節の変わり目のこの時期には、巨大な暴風低気圧が発達して日本列島を襲う。
本年も3月10日から3月11日にかけて暴風低気圧が発達しながら日本列島を通過するから、万全の備えが必要である。
「春の嵐」という言葉があるが、突風による負傷者数は東京都の場合、2月から4月にかけてが突出して多い。
日本全体が暴風に襲われる。
全国各地で被災から丸4年たったこの日に合わせて各種行事が実施されるが、十分な警戒が求められる。
時間が経過するとともに、人々の記憶は薄れる。
記憶が薄れることは、人々の心を癒す要因にもなるが、大切な教訓が失われるという負の側面も併せ持つ。
人間は自然の力には対抗し得ない。
自然による「破壊」を止めることはできない。
失われた御霊を悼み、安らかな眠りを祈ることしかできない。
しかし、起こり得る惨事、災害に対して、これを減殺すること、これに備えることは不可能でない。
起こってしまった惨事や災害をないものにはできないが、起こってしまったことを慎重に振り返り、惨事を繰り返さぬように対応策を講じることは可能である。
このことに、私たちは叡智を結集するべきである。
70年前の東京大空襲の直後、より悲惨な戦闘が繰り広げられたのが沖縄である。
1945年3月から6月にかけて繰り広げられた沖縄戦で、日本側死者は18万人を超えたと見られている。
そのなかの約半数が罪なき沖縄の民間人だった
さらに、日本軍による沖縄住民殺害の事例も報告されている。
4年前の大地震、大津波、原発事故。
そして、70年前の東京大空襲と沖縄戦。
過去の歴史を消すことはできないが、過去の歴史から学ぶことはできる。
過去の歴史を教訓に、絶対に変えてはならぬ戒めを守り抜くことはできる。
これが「歴史に学ぶこと」である。
いま、安倍政権は憲法解釈を勝手に変えて、米国が創作する戦争に日本が加担する道を拓こうとしている。
また、安全性が確保されないまま、原発を再稼働させようとしている。
これは「歴史に学ぶ」行為ではない。
「歴史を冒涜する」行為である。
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