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講演する小沢一郎氏
「地方創生」は宣伝文句 政治のあるべき姿―熱く語る/豊川で小沢一郎氏講演/ 新自由主義改めて批判
http://www.tonichi.net/news/index.php?id=43388
2015/03/08 東日新聞
かつての威光は薄れたなんて噂はなんのその、大物の存在感は健在だった―。「生活の党と山本太郎となかまたち」共同代表の小沢一郎衆院議員は7日、豊川市御津文化会館(ハートフルホール)で講演した。長年の政治活動で培った国家観を分かりやすい言葉で説き、政治のあるべき姿を熱く語った。
穂の国青年会議所が公開例会の講師に招いた。例会のタイトルは、小沢氏の著書「日本改造計画」に引っかけた「大人改造計画」。政界の表も裏も知り尽くした「剛腕」政治家の話を聞こうと、会場は満席になった。
「地方創生と地域教育」が講演のテーマ。小沢氏は、地域の特色を生かしながらの地方再生は、国の統治のあり方を変えないと不可能だと指摘。現在でも中央集権による一極支配が続いているとして、安倍政権が掲げる「地方創生」を「政治の宣伝文句に過ぎず、ますます大きな地域間格差を生み出すのではないかと心配している」と述べた。
「弱肉強食の世の中に政治はいらない」と、市場原理主義を基調とする新自由主義の考え方を改めて批判。「自由競争を尊びながら、多くの国民が安定した生活を営めるようにするのが政治の役割だ」と強調した。
政治家の公約の中で、教育政策の優先順位が高まらない理由を「票にならないからだ」と解説。教師の仕事を「聖職」と捉える小沢氏は「意欲と能力のある人に教師になってもらうため、身分と待遇をしっかりすべき」と訴え、小中学校などの教職員を特別職の国家公務員として処遇するアイデアを披露した。
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